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LiSAシングル「炎」&アルバム「LEO-NiNE」ロングインタビュー後編

LiSA『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』主題歌シングル「炎」&5thアルバム『LEO-NiNE』リリース記念ロングインタビュー後編|10月になった今だからこそ皆さんに届けられるアルバムに

「unlasting」は解決できない気持ちがそのまま入った曲

――9曲目と10曲目は『ソードアート・オンライン』《アリシゼーション》編の楽曲が続きます。「unlasting」は「War of Underworld」のED曲であり、せつないバラードナンバーです。

LiSA:『ソードアート・オンライン』の《アリシゼーション》編の3期って、なかなか進まないんですよね。キリトはダメだし、ずっと暗いし、浮遊しているような。キリトがしゃべれないからこそ解決できないままの気持ちがあるし、解決できない気持ちが楽曲の中にあってもいいんじゃないかと思って、この曲を作りました。

――歌い方からも想いの苦しさや、やりきれなさを感じて。

LiSA:派手なEDではないですね。でも物語も派手じゃないから、もやもやした気持ちのまま、次回を迎えるのにはちょうどいいかなと(笑)。

「unlasting」についてはこちらのインタビューもごチェック!
 

「ADAMAS」は『ソードアート・オンライン』の楽曲の歌い手として引っ張っていく気持ちで

――10曲目の「ADAMAS」は《アリシゼーション》編のOP曲で、ストリングスのイントロも攻撃的で、パワフルでアッパーな楽曲ですね。

LiSA:ここまで『ソードアート・オンライン』の楽曲に携わらせていただく回数が多くて。初めて歌わせていただいたのは《アインクラッド》編のOP曲「crossing field」で、まだソロデビュー1年くらいの時で。10年くらいの付き合いで、歌い始めた頃は新人だったけど、10年経ったら家族くらいの立ち位置になっていて(笑)。受け入れてもらえている印象があったので、今度は自分が引っ張っていく楽曲、特に《アリシゼーション》編1期のOPということもあり、「ここから始まる物語に、みんなを連れていかなくちゃ」という気持ちで作りました。

「ADAMAS」についてはこちらのインタビューもごチェック!
 

1分半の問題作「1センチ」。LiSAさんの悩みやわがままをすっきりと!?

――11曲目の「1センチ」ですが、いただいた曲が1分30秒で、制作途中のものでしょうか?

LiSA:違うんですよ! パンクって1分半くらいの短い曲ばかりじゃないですか?(笑)

――でもパンクの短い曲は超高速演奏や歌い方ですよね。この曲は1分半で収まりもよく、あまりにもきれいに終わるので、何かのタイアップ曲のTVサイズかと思いました(笑)。

LiSA:悩みとかわがままを長くだらだらと言う必要はないなと思って。これ以上言うこともないくらい完結しているし、歌うこともないかなと。4コマまんがだと思ってもらえれば。

――歌詞はやたらと韻を踏んでいて耳心地がいいけど、正直意味がわからなくて。一緒に作曲されている堀江さんは何かおっしゃっていませんでしたか?

LiSA:晶太君はオケも作ってくれましたが、「こういうパンクな曲で、こういう温度感の曲を作りたいよね」と話して。私も晶太君も説明しがちなんですよね。「愛してる」と1秒に1回言わないと愛していることが伝わっていないと思うタイプなので、晶太君の曲は上下左右びっしり音が詰まっているんです。

それくらい説明しないと全部伝わっているか不安で。私も『ガルデモ』(Girls Dead Monster)の最後のライブの時、長時間MCをしたんです。アンコール後に出てきて、どれだけ自分がこの作品が大事か、皆さんに感謝しているのかを長時間ずっと。振り返ればありがた迷惑な話で(笑)。なので短時間で言いたいことを言って、すっきりする楽曲を作ろうと、いい意味で本気で手を抜いて。これ以上、説明することは何もありません(笑)。
 

「ハウル」はシングルのカップリングでもアルバムにつながる大切な曲

――12曲目の「ハウル」は「unlasting」のカップリング曲で、TBS『SUPER SOCCER』の2019年12月~2020年1月のEDテーマですね。番組のEDで試合のゴールや印象的なシーン、選手の顔などが浮かんでくるバックに流れるとハマるんですよね。

LiSA:ありがとうございます。サッカーとか野球とかボクシングとかいろいろなスポーツに手を出してますけど(笑)。この曲はカップリング曲だったので、アルバムには入れるつもりはなかったんですけど、このアルバムのタイトルを決めた時にこの曲が浮かんできて。最後に届くところは「ハウル(吠える)」だなと。


 

「BEAUTIFUL WORLD」は「愛し、愛される覚悟」と「この世界で共生する決意」とみんなへの感謝を

――アルバムのラストを飾る「BEAUTIFUL WORLD」もシンセやアコギのオケなどさわやかさがあるAメロからBメロで盛り上がってくる、ED感がある楽曲です。

LiSA:「play the world! feat.PABLO」にもつながるんですけど、「愛し抜くと決めた」、「愛される覚悟を決めた」、「この世界と共に生きていくことを決めた」という決意と、みんなへの感謝の気持ちを込めた曲です。

あと作られたバンドではなく、「せーの!」でみんなが前を向いて、人の想いが入っているバンドの音がします。だからサウンドが温かいので、1人で歌っている感覚がまったくなくて、みんなと進んでいく気持ちで。作曲してくださった小南(泰葉)さんも「背中を押せる楽曲になったら」とコメントをしてくれていますが、みんなの優しさや温かさ、愛情を感じる楽曲になっています。

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