音楽
LiSA『SAOアリシゼーション WoU』ED「unlasting」インタビュー

LiSA『ソード・アート・オンライン アリシゼーション WoU』EDテーマ「unlasting」インタビュー|LiSAが語る「みんなの歌」の意味とは?

人気アニメ『ソード・アート・オンライン』(SAO)の《アリシゼーション》編「War of Underworld」が現在放送中ですが、LiSAさんの歌うED曲「unlasting」も話題になっています。

バラードナンバーで歌詞の文字数は少なめですが、悲しみあふれる歌声と放たれる雰囲気は視聴後に胸に突き刺さる曲です。

10月21日より先行配信されていますが、12月11日にシングルがリリースされます! LiSAさんがこの曲と作品に込めた想い、そして来年3月から始まるアコースティックツアーについて語っていただきました。

『SAO』のキリトのように大切な人を失った後の感情をED曲「unlasting」で歌いたかった

――現在、第3期2部にあたる『ソード・アート・オンライン アリシゼーション・《インベーディング》編』が放送中ですが、ご覧になった感想は?

LiSAさん(以下、LiSA):『アリシゼーション』シリーズ最初の《ビギニング》編のOPで「ADAMAS」を歌わせてもらって。そこからお話がどんどん暗くなっていくなと思っていましたが、それでも希望を信じて歌っていたのが「ADAMAS」で。

前回の『アリスシゼーション・《ユナイティング》編』の2期が終わって、今回の「War of Underworld」はユージオがいなくなったところからのEDということで、すごく難しいなと思いました。

私が歌った「No More Time Machine」や「シルシ」をはじめ、それまでのED曲はみんな、希望を持って歌っていたけど、今回私が担当するクールのお話を読んだら全然話が進まないなと(笑)。

「展開しないな、この話。どうしよう?」と思ったけど、すごく重要な場面や説明がいっぱいあって、すごく大事に作らなきゃいけないなと思いました。

そしてアニメのプロデューサーさんからは「とにかく暗いです。だから希望を感じない曲にしてください」と言われて。私の楽曲にもあまりないタイプだったので難しいリクエストだったけど、「暗い曲を作らなきゃ」という使命感はありました(笑)。

 

――ユージオを失って、キリト自身も腕も心も失ってとシリーズ最初のお話とは思えない始まり方でした。

LiSA:誰もが「ここでユージオが死ぬのか!?」と驚いたと思うんです。

その衝撃的な出来事、大切な人がいなくなったところから始まって、でも仲間が助けに来たり、いろいろなことが起こるんですけど、闇だから歌える、失くした後だからこそ感じる、大切さや悲しみを「unlasting」で歌いたいなと思いました。

「unlasting」は草野華余子さんと作品を考察し、導き出した答え

――今回のED曲「unlasting」はご自身の作詞と曲、どちらが先だったんですか?

LiSA:曲が先です。作曲は「ADAMAS」も作ってくださった(草野)華余子さんですが、2人で「今度の『ソード・アート・オンライン』すごく暗いよね」とファンみたいな話から始まって、そこから「どんな曲がいいのか」、「誰目線の話がいいのか」、「誰がどう思っているのか」と私たちなりの考査をしつつ、EDにどんな映像が入るのも想像して。

OP曲がアスナ役の戸松遥さんだからEDはアリスかキリト君かなとか。その延長線で「私達が考えるEDとこんな感じじゃない?」と華余子さんのおうちで一緒に制作していったから、ファンが作ったような感覚で完成したのが「unlasting」です(笑)。

――どちらが先というより同時進行みたいな。

LiSA:物語に寄り添って作ろうという気持ちから私も華余子さんも『SAO』に深く、ずっと関わらせていただいているので、「バラードでも前回の「シルシ」とは違うよね」と話して、私達なりの答えを作った気がします。

タイトルに込めた「悲しみが永続しませんように」の想い

――どうしてこの曲名になったのでしょうか?

LiSA:曲名は歌詞を作って、歌い終わった後に付けました。「悲しみが永続しませんように」とか「失くした人への想いがずっと続かなければいいな」と。

みんなが一歩ずつ、前へ進めるといいなという気持ちを、「前へ進めますように」だと希望がありすぎるなと思って。「lasting」には「持続する」という意味がありますが、そこに「un」を付けることで結果的に「続かない」と言いたくて。

そして「前に進めたよ」のひと言で終わらせず、終わったのか終わってないのか、続くのか続かないのかという心の迷いがタイトルから感じられればいいなと思って、このタイトルにしました。

――歌詞の文字数自体は少なめですが、大切な人を失った悲しみや動揺など様々な感情が入り混じっていて。

LiSA:私はわかりやすく背景を固めて、みんなが共通でイメージできるものを置いて、それに例えて歌詞を書いていくことが多いんですけど、今回は文字数が少なくて、バラードだから、リズムがどうこうよりも歌が直接的に届くなと思った時、共通の背景よりもみんなが持っている背景の中で同じ気持ちになれる、感情を大事に書きたいなと思いました。

(C)2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project
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