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音楽
『ヒプマイ』オフィシャルガイドブック収録楽曲レビュー

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- Official Guide Book』収録楽曲レビュー|『ヒプマイ』はどこまで進化すれば気が済むんだ!? 収録楽曲の何がすごいのか解説!!

TVアニメ「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima」の放送もスタートし、さらなる盛り上がりが期待される『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- (以下、ヒプマイ)』。

アニメをきっかけに『ヒプマイ』の世界に足を踏み入れた方も多いことかと思いますが、そんなあなたにおすすめしたいのが、2020年9月2日に発売された『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- Official Guide Book』です。

こちらは『ヒプマイ』に登場するキャラクターや世界観の紹介、これまで発表されているビジュアルなどがまとめられており、『ヒプマイ』入門編としても、従来のファン向けとしても十二分に楽しめる内容となっています。

そしてなにより、初回限定版に付属されている楽曲がとても素晴らしいのです……!

ということで、今回は『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- Official Guide Book』に収録されている「SUMMIT OF DIVISIONS」「Femme Fatale」の2曲を徹底レビュー!

これから『ヒプマイ』を楽しむみなさんにも、これまで楽しんできたみなさんにも、『ヒプマイ』がなぜすごいのかをご紹介しましょう。そしてビビッと来た方はぜひ『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- Official Guide Book』をチェックしてみてください!

 

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日本のヒップホップを支えてきたアニキたちがついに『ヒプマイ』に!

まずは最初の楽曲「SUMMIT OF DIVISIONS」から。YouTubeのトレーラー映像は310万再生(2020年10月22日現在)を超えるモンスターな楽曲です。

いかがでしょう? トレーラーは2分ちょっとになっていますが、実際の曲は7分超えの大ボリュームな楽曲となっています。

『ヒプマイ』に登場する各ディビジョンのメンバーが入れ代わり立ち代わり登場する、聴いたら思わず踊りだしてしまうようなパーティーチューンですよね。

僕はこの曲を聴いたときに衝撃を受けすぎて頭を抱えました……。めちゃめちゃかっこよすぎる……と。

では、具体的に何がすごいのか。挙げればきりがないので、いくつかポイントにわけてご紹介しましょう。歌詞カードがある方はお手元にご用意を!

①全員の個性と声優の進化が7分に凝縮

トレーラーを見るだけでもしっかりと感じることができますが、4年目に入った『ヒプマイ』だからこその進化がまずすごい点です。

「SUMMIT OF DIVISIONS」は各ディビジョンのメンバー3人ずつ、総勢18人がラップを披露する一粒で何度でも味わえる贅沢な楽曲です。歌う声優陣のラップスキルが上がっているのは、初期の楽曲を聴いている方なら一目瞭然でしょう。

そのスキルの向上にともない、楽曲全体のクオリティが上がるのはもちろんのこと、キャラクターの個性がより色濃く出ています。それぞれのリーダーだけでも凄まじい迫力です。

イケブクロ・ディビジョン「Buster Bros!!!」は相変わらずの兄弟愛で山田一郎が「繋いでいけんのか二郎に三郎」と兄弟を煽ったり、ヨコハマ・ディビジョン「MAD TRIGGER CREW」の碧棺左馬刻は「M.T.C以外はR.I.P 俺と仲間だけ それでいい」と激渋なことを言ってくれたり、シブヤ・ディビジョン「Fling Posse」は飴村乱数が「不可思議な行動 からの暗躍」とキャラクターの怪しさを垣間見せ、シンジュク・ディビジョン「麻天狼」は神宮寺寂雷が「結ぶ縁は言葉のビタミン剤」「万能ワクチン 過剰投与 診察終了」と言葉の癒やし手らしさを表現。

オオサカ・ディビジョン「どついたれ本舗」、ナゴヤ・ディビジョン「Bad Ass Temple」も負けてはいません。波羅夷空却が「もらうぜナゴヤの邪悪な僧」といつもの独特な超絶フロウ(歌い方)を見せたかと思えば、白膠木簓は「待て待てマナーやアカンでネタバレ」としっかりとツッコミ。

このリリック(歌詞)の面白さは後ほど紹介するスチャダラパー(本楽曲のプロデュースを担当)の為せる技ではありますが、それをしっかり表現できる声優陣の演技力&歌唱力も相当なものです。

ラップはどうしても歌うのが大変なので、「あ、慣れてない歌い方してるな」とリスナーに気づかれやすいジャンルだとは思うのですが、『ヒプマイ』のキャラクターを演じる声優陣はそれがない分、無駄な違和感がなく、キャラクターの個性やストーリーをすんなりと楽しめるのだなと思います。

その技がそれぞれのバース(パート)は少ない小節なれど、もう本当にここでは書ききれないほどの魅力で凝縮されているのです。

曲全体で見ると7分ですが、個々のバースは10〜20秒くらいが関の山。その限られた中に詰め込まれた“今の『ヒプマイ』”という空気感を楽しめるのが「SUMMIT OF DIVISIONS」の最大の魅力なのでしょう。

もちろん、それぞれのキャラクターのバースにいろんなネタが仕込まれていたりするので、歌詞とガイドブックのキャラクター紹介をにらめっこするのがおすすめです!

個人的ここ好きポイント

簡単にまとめてはみましたが、どうしてもここは言いたい! というポイントがあったので、ご紹介させてください……!

まずは山田一郎の「打ち分けるコトバの振り子打法」というリリック。振り子打法と言えば、日本だけでなく世界で活躍した元野球選手のイチローさんですよね。そうなんです。山田一郎も“いちろう”なのです! ここは流石のスチャダラパー! イチローさんのように器用に安打を製造する山田一郎にピッタリのリリックです。

そこから二郎のトレードマークであるベースボールキャップにつながるリリックも最高ですよね。

また、神宮寺寂雷「色相世界 with Rapper's Delight」というリリックも個人的には大好きです。理由は、「SUMMIT OF DIVISIONS」の曲の雰囲気がヒップホップ最初期の名曲The Sugarhill Gangの「Rapper’s Delight」に似ているから。

スチャダラパーならこういうネタを仕込んでいそう! 気になった方はぜひ検索!

②スチャダラアニキ&ぎぎぎのでにろうさんがすごい

ポイント①でかなりお話してしまいましたが、スチャダラパーがプロデュースしているだけあって、やはりリリック、トラックともにトータルで曲がいいんです。

スチャダラパーを知らない方に向けて簡単にご紹介。スチャダラパーは、1990年代から活動をはじめたヒップホップユニットです。日本のヒップホップ最初期の重要なユニットでもあり、ヒップホップを日本のメジャーシーンに知らしめた偉大な人たちでもあります(スチャダラパーがいなかったら、もしかすると我々は『ヒプマイ』に出会っていなかったかも……?)。

フジテレビ系列で放送されていた『ポンキッキーズ』で見た! という方もいらっしゃるかもしれません。「おはようさん! みなさん準備はいいですか?」というあれです。元曲はスチャダラパーの「GET UP AND DANCE」。

そんなヒップホップレジェンドが日本のラップの最前線の『ヒプマイ』に楽曲提供というのは夢がありますよね。SNSなどでヒップホップファンたちがざわついたのは、そんな理由があったからなのです。

というところで、スチャダラパープロデュースの「SUMMIT OF DIVISIONS」。作詞作曲ともにスチャダラパー(作詞・作曲の部分に書いてあるのはメンバーの名前)と、ぎぎぎのでにろうさん。

ぎぎぎのでにろうさんは個人でも活動しており、スチャダラパーと曲と一緒に作った経験が何度もある信頼と実績のアーティストです。そして自身のTwitterによると『涼宮ハルヒの憂鬱』の「ライブアライブ」で音楽活動をしたいと思ったとか……!

 
つまり、ヒップホップレジェンドがヒップホップの流儀を、ぎぎぎのでにろうさんがオタクの流儀を持ち寄って作られた楽曲が「SUMMIT OF DIVISIONS」なのだろうなと思います。そりゃあ、僕らに響かないわけがないですよね。

曲の構成も素晴らしく、シンプルなビート、飾りすぎないシンセ、ハンズクラップを組み合わせたものながら、なんだか体が動いてしまう心地よいBPMがパーティー感を演出しています。

よく耳をすまして聴いてみるとわかるのですが、ビート、シンセ、ハンズクラップなどはどれも同じ部分が繰り返し流れています。しかし、それぞれを足したり引いたりして様々な音色を作り上げているのです(ビートだけ、ビートとシンセだけ、フック(サビ)では全部、など)。

このシンプルさは先程ご紹介した「Rapper’s Delight」のように、初期のヒップホップに通じるものがあり、ラッパーの歌(今回は声優陣のラップ)を引き立たせる役割も果たしています。

シンプルで無駄がなく、王道なかっこよさがある。言うなれば、王道のヒップホップと最新ヒップホップの邂逅(出会い)といった感じでしょうか。

やはり百戦錬磨のスチャダラアニキ(親愛を込めてこう呼ばせていただきます!)とぎぎぎのでにろうさんはすごい!

個人的ここ好きポイント

曲全体を通して個人的に好きなのは、スチャダラパーとぎぎぎのでにろうさんのお茶目さが曲の端々に込められている点です。

山田一郎の「振り子打法」をはじめとしたネタや、飴村乱数のバースで有栖川帝統が「乱数〜!」と叫ぶおなじみのシーンが入っていたりするところがなんとも微笑ましい。

特に碧棺左馬刻の「M.T.C以外はR.I.P 俺と仲間だけ それでいい」という部分は、スチャダラパーとぎぎぎのでにろうさんは普段言わないだろうリリックです。みなさんが「『ヒプマイ』なら使えるじゃん!」と楽しそうに書いている様が目に浮かぶようです。

ちなみに「R.I.P」とは「rest in peace」の略で、直訳すると「安らかに眠れ」のような意味合いで、故人に対するお悔やみなどで使用されます。しかし、ヒップホップでは相手を挑発する目的で使用されることがほとんど。碧棺左馬刻が使うとらしさが出るリリックですね。

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