声優
浪川大輔、櫻井孝宏ら出演『アクラナートの赤い糸』キャストインタビュー

浪川大輔さん、櫻井孝宏さんら出演のドラマCD『アクラナートの赤い糸 完食: 無色トウメイな未来へ』(12月25日発売)キャストインタビューが到着!

二宮愛氏が描く「アクラナートの赤い糸」の続編ドラマCD『アクラナートの赤い糸 完食:無色トウメイな未来へ』が2020年12月25日に発売決定! ジャケットイラストは引き続き、結賀さとる氏による描き下ろし!

そこで、ドラマCDにご出演の浪川大輔さん(珠緒役)、櫻井孝宏さん(大河役)、津田健次郎さん(森羅役)、佐藤拓也さん(アカヤマ役)、花江夏樹さん(ツムギ役)、山口勝平さん(國村さん役)、金元寿子さん(五十鈴役)にインタビューを行いました!

キャストインタビュー




 

——収録を終えられての感想をお願い致します。

珠緒役・浪川大輔さん(以降、浪川):代わる代わるではありましたが、他のキャストさんと一緒に掛け合いが出来て楽しかったです。ただ、珠緒は喋るのが苦手だったり、起伏が激しい性格ではないこともあり、周りに助けられて会話しているなと、しみじみ感じながら収録しました。
気持ちを内に込めている分、非常にニュアンスが難しいキャラクターではあるんですけど、その絶妙なもどかしさや言葉にしきれない不器用さが伝わったら嬉しいです。

大河役・櫻井孝宏さん(以降、櫻井): 遂にラストを迎えました。少数人数での収録ではありましたが、余すところなく作品世界を堪能することができました。

森羅役・津田健次郎さん(以降、津田): 最終巻ということで、シリーズ完結となりました。間が空きながらもシリーズ通して長く演じさせていただきまして、最後の巻まで出られてよかったなと思います。

アカヤマ役・佐藤拓也さん(以降、佐藤): 回を重ねるごとにアカヤマのセリフ(叫び声)の小さい「ッッッ」の数が増えていって、周りのキャラクターがすごく繊細な人たちなので、唯一その空気をかき乱したり、ぶっ壊したりできるキャラなのかなという責任を今回は今まで以上に感じました。魅力的に表現できたらいいなと思いながら演じさせていただきました。

ツムギ役・花江夏樹さん(以降、花江): ついに最終巻ということで、長きにわたってみんなで作り上げてきたものが終わりを迎える嬉しさと、寂しさみたいなものがあります。
最終巻で明かされる事実も多くあるので、今まで予想しながら聞いていた皆さんにとっては「こうだったのか」と答えあわせになる最後にふさわしいお話になっているんじゃないかなと思います。

國村さん役・山口勝平さん(以降、山口): 國村さんは最後の最後まで掴み所がないキャラクターでしたが、物語の中では意外にも(笑)しっかりとしたポジションとお役目があったんだなぁと感じました。

五十鈴役・金元寿子さん(以降、金元): 全巻通して、今回が今までで一番しゃべっているんじゃないかなと思います。実態のない、謎の多いキャラクターなんですけど、今回のCDでは自分のことや経緯を五十鈴自身が話していたのが印象的でした。

——最終巻をむかえて、改めて演じられたキャラクターについての印象を教えて下さい。

浪川: 珠緒は物語の中で常に業を背負っているというか、やらなければならないことがあり、それを仕方なくやっているのか、責任感を持ってやっているのか……曖昧にしている部分もあったんですけど、最終巻で珠緒が気持ちを吐露して、今まで謎だった部分も明かされていくので、おとなしい性格ながらも、珠緒はスッキリと前を向けたんじゃないかなと思っています。

櫻井: 前回も同じことを言いましたが、本当に優しいヤツだと思います。男っぽい思いやりに溢れたキャラクターでした。

津田: 基本的にまったくブレがなく、淡々と粛々と物事を語るキャラクターで、最後まで変わらず、森羅は森羅でした。良かったです。

佐藤: アカヤマは物語の中で唯一普通の人で、これだけめちゃくちゃな人たちの中にいると、ただただ声の大きいタフな奴に見られがちなのですが、その分すごく人間くさくて。
理不尽なことに対して悪態をついたり、ツムギとくだらない会話をしていたり、そういうしあわせというか、生きている実感みたいなものを素直に感じられる人なんじゃないかなと思います。

花江: アカヤマ先輩と一緒にふざけていたり、ノリが軽いシーンが多いんですけど、今回は意外な一面というか、以前から若干匂わせてはいたんですけど、またちょっと違ったツムギくんが見れたので、演じていて楽しかったです。

山口: 最終巻で國村さんの正体というか、今までずっと謎のままにしていた部分が明かされて、今までの印象から最後にかけての印象は、少しだけ変わっているかもしれません。ただ、不思議な世界観なので、自分の中でいろんなイメージをしながら、最後まですごく楽しみながら演じられたかなと思います。

金元: 今回初めておなかすいていないんですよね(笑)。シリーズ通して、「おなかすいた」というセリフが印象的なキャラクターで、飢えや苦しみが、ずっとつきまとっていたイメージなんですけど、今回は珠緒としっかり意思疎通をして、心から救いがあったというか、マイナスじゃなくてプラスの要素を含んだキャラクターになったなと思いました。

——印象に残ったシーンやセリフ、演じられて楽しかったシーン等台がございましたら教えてください。

浪川: 今までもそうだったんですけど、五十鈴の存在が大きくて。今までふわふわとしていた五十鈴の存在が立体的に見えてくるのが印象的でした。
あとは、本編は本編で、何処を切り取っても面白いんですけど……特典CDのアカヤマさんが嫌いでした(笑)。嫌いというか、素敵だなって。すみません、言葉間違えました(笑)。

櫻井: 五十鈴との掛け合いが楽しかったですね。金元さんの端正な表現が素晴らしかったです。

津田: 國村さんと対峙して…という展開が意外でした。また箇所箇所に童謡や神話がふわっと挟まれていたのも神秘的で印象深かったです。

佐藤: アカヤマ班にいる時は、珠緒とアカヤマの声のボリュームがあまりに違いすぎるので…エンジニアさんごめんなさいって思いながら収録していました(苦笑)。
一番関わっているのはツムギなんですけど、珠緒がアカヤマに関わってくれる特典CDが楽しくて、一番出雲第三陸軍アカヤマ班っぽくていいなと思いました。ぜひ楽しんで聞いていただきたいですね。

花江: 基本、アカヤマと会話しているところは全部楽しくて、良い関係だなって思いました。
どんなに大変な場面でも、ツムギくんとアカヤマは変わらず、最後まで楽しそうにしていたのが、すごくよかったなと思います。一変してダークな一面というか、森羅と対峙している時はかなり冷酷なところも見えるので、そのギャップに衝撃を受けました。

山口: ネタバレになってしまうので具体的にはお話出来ませんが、最後の珠緒や五十鈴とのやりとりは、國村さんなりの切ない部分とか、でもやっぱり秘密にしちゃうミステリアスな部分とか、そういうニュアンスが出たら嬉しいなと思いながら演じました。
國村さんは喋り方も少し不思議で、独特なので、そのうねうねとしたニュアンスがうまく噛み合って、最終シーンが良い感じにできたんじゃないかなと思っています。

金元: 真剣にお話が進んでいく中で挟まれるギャグっぽいシーンがお気に入りです。大河と似ていると言われる、わーっと叫ぶシーンや、受け答えが辛辣になっているシーンが好きです。今までとは違う五十鈴が表現できたんじゃないかなと思います。

——最後にドラマCDの発売を楽しみにしているファンの皆様へメッセージをお願いします。

浪川: 最終巻ということで、この作品のちょっと変わったキャラクター達がどういう風に最後、ひとつの方向に向かって行くのかを楽しみに聞いて欲しいなと思います。
僕自身、こういうキャラクターを演じることが減ってきたので、なつかしくもあり、独特な世界観で新鮮な気持ちもありつつ、一生懸命演じさせていただきました。どうぞよろしくお願い致します。

櫻井: いよいよ完結です。じっくりと味わって物語の余韻に浸っていただけたらと思います。ありがとうございました。

津田: 今回で最終巻ということで、前の巻を復習していただいてから今回のCDを聞いていただけたらなと思います。応援していただきまして本当にありがとうございます。ぜひ、楽しんでいただけたら幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。

佐藤: アカヤマというキャラクターのように人の話を聞かずにガツガツいく役は、非常に演じていて楽しく、有意義な時間だったなと思います。
このシリーズはコンスタントに収録があって、自分の中に、常にアカヤマがいるような形で、うまくバトンをつないでいけたのは、応援してくださるみなさんのおかげだと思っております。
ぜひ最初の方の話をなつかしく感じていただき、シリーズを通して聞いて楽しんでいただけたらなと思っております。よろしくお願いいたします。

花江: 今まで応援していただきましてありがとうございました。最終巻もとっても素晴らしい仕上がりになっているかと思います。ぜひ、みんなの活躍を見届けていただければ、演じた甲斐があったかなと思いので、よろしくお願いいたします。

山口: 愛ちゃん先生の不思議な世界観の一つに参加できて楽しかったです。早くも先生の次の作品にも期待してしまうのですが、まずはこちらのCDを最初から最後まで楽しんでいただけたらと思います。

金元: 最終巻まで応援してくださって本当にありがとうございます。とても神秘的なお話の中で繰り広げられていく戦いや、気持ちのすれ違いや、自分への救い。
心の底の気持ちに触れている描写が多くて、聞いてくださっている方が共感できるところがあったらいいなと思いながら演じました。ぜひ、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

 

商品概要

 
ドラマCD「アクラナートの赤い糸 完食:無色トウメイな未来へ」
発売日:2020年12月25日(金)
販売価格:5,500円(税込)
<キャスト>
珠緒(CV.浪川大輔)
大河(CV.櫻井孝宏)
森羅(CV.津田健次郎)
アカヤマ(CV.佐藤拓也)
ツムギ(CV.花江夏樹)
國村さん(CV.山口勝平)
五十鈴(CV.金元寿子)

原作・脚本:二宮愛
イラスト・キャラクターデザイン:結賀さとる

<アニメイト特典>
◆ミニドラマCD「ぼくのかんがえたさいきょうのむらおこし そのひゃくはち」
【出演】珠緒(CV.浪川大輔)、大河(CV.櫻井孝宏)、國村さん(CV.山口勝平)、五十鈴(CV.金元寿子)

※特典は無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。

 
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『アクラナートの赤い糸』公式サイト

 
(C)ペン音堂

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