音楽
『学芸大青春』が“リベンジ”1stライブを開催|詳細レポート

『学芸大青春』が“リベンジ”1stライブ『WHO WE ARE ! Return!!』を開催!とにかく“エメェライブ”だったので全世界の人に見て欲しい

2020年11月28日。“2次元と3次元を行き来する、前代未聞のボーイズグループ”『学芸大青春』が“リベンジ”1stライブ『WHO WE ARE ! Return!!』を開催した。

たった今、活動開始後、初となる有観客ライブは、様々なトラブルに見舞われながらも大成功に終わった。

うん。とにかくいいライブだった。練習量に裏打ちされた質の高いパフォーマンスあり、笑いあり、そして涙あり。

初めて正式に人前に出る彼らは、これまでに見たことがないほど感情を表に出していた。

余程、緊張しているのだろう。よっぼどこの日が来たことが嬉しかったのだろう。

言葉で表現できないほど色々な想いが詰まった『WHO WE ARE ! Return!!』を振り返っていきたい。


青春ってなんだ?

記念すべきライブ当日。僕ははじめて『学芸大青春』のメンバーと会った(モニター越し)日のことを思い出していた。

初めての取材は『漂流兄弟』について。初回から本人たちによるオーディオコメンタリーを活字でやるという企画に参加してもらったのだった。

今、考えるとはじめて会った時から、彼ら5人から何かを感じていたのかもしれない。

ぼくはもうすぐ37歳になる。いわゆるアラフォーだ。学校や20代前半のキラキラとした時代はとっくに過ぎ去り、大人として日々の仕事に向き合う日々が当たり前の日常になっている。

そんな僕に『学芸大青春』の5人はとにかく眩しく見えた。

とにかく仲がいいメンバーたち。取材中にもとにかく喋りまくって、楽しい時間だけが過ぎていく。

以前、取材が終わった後に宣伝担当の方とこんな話をしたことがあった。

「本当にメンバー同士仲良いですよね」

「そうですよね。たまに羨ましいなぁって思うんですよ。本当に今、青春してるんだなって感じてしまって」

そうだ。僕は彼らに「青春」を見ていたのだ。

毎日を仲間たちと一緒に一生懸命に生きる。これが僕が思う「青春」だ。

であれば、こうも考えられる。僕たちは彼らと一緒にかけがえのない「青春」を過ごしているのではないか、と。

ライブ前日。『学芸大青春』の公式Twitterにはこんな言葉が踊っていた。

次なる青春へのカウントダウン。

『学芸大青春』、スタッフ、ファン。それぞれが新しい“青春”へと向かう記念日が今日なのだ。

スニーカーが1曲目だって!?

彼らの記念すべきファーストライブ『WHO WE ARE ! Return!!』の一曲目は...名曲『スニーカー』。

「しばらくお待ち下さい」からいきなり切り替わるものだから、自宅からの参加となった僕も驚いた。

続いては、『WHO WE ARE !』。メンバーそれぞれの自己紹介曲だ。「これが『学芸大青春』だ!」と言わんばかりのパフォーマンス。一言でいうと、配信されている楽曲よりもライブの方がクオリティが高いのだ。

3曲目は『Race !』。エッジの利いたアレンジに響く「タダメシ食べたい」のフレーズが印象的である。

内田さんがここでいきなりのアドリブをブチかます。

「蓮くん!!!」と叫ぶと仲川さんが「今日は参加しようかな?」と返す(CD版ではタダメシをかけた『Race !』には参加していないにも関わらず...だ)。

普段はマイペースに一歩引いたところからメンバーを優しい眼差しで見つめている印象のある仲川さんも今日ばかりは行くぞ、と。“5人”が参加した『Race !』。勝者は一体誰だったのか?

MCを終えて南さんが大好きな曲『ノンフィクション』へ。『学芸大青春バクステアプリ』で物語を追っていると歌詞の深みが伝わってきて2倍、いや3倍心に来る楽曲となっている。

『youthful days』ではとにかくメンバーのアドリブやフェイクが印象的だ。1stライブでここまでアレンジして歌えるのは、圧倒的な練習量と楽曲理解度。何よりもメンバー同士での意見交換があったに違いない。


楽曲後半では2次元(バーチャルライブ)ならではの衣装早着替えならぬステージでの衣装チェンジも発動。シックな出で立ちに変身したところで会場は換気タイムへ。

星野さんいわく「早着替えは(学芸大青春の)テクくて18番(オハコ)」とのこと。

キレッキレのライブパフォーマンスから『じゅね生』で魅せているような賑やかさへ。

この振り幅の広さが『学芸大青春』の魅力なのだ。

個性あふれるパフォーマンス

換気が終わってスタートしたのは『君の全部』。南さんのラップに仲川のコーラスがバチッとハマったメロから星野さんの独壇場であるサビへ。令和のクリスタルボイス(今名付けた)はへッドホン越しでも破壊力抜群である。

落ちサビでは、相沢さんが星野さんへバトンをつなぐ。ここまでライブを見ていても、相沢さんが一番CDとライブで違った印象を受ける。

情熱的で彼自身の言葉で直接語りかけてくるようなボーカル。独特の中音が心をグッと掴んで離さない。感情が乗った歌声はいつもの低くてセクシーな声とは違う魅力がある。

続いては『星になれ』。僕が注目していたのは2番のAメロだ。内田さんはどんな形で入ってくるのか。結果は...とにかくフリーダム。ただ、星野さんを元気づけるためのフレーズが今日はまた違った印象にも聞こえる。

2020年。とにかく辛いことが多い時代だった。今だって全く油断できない状況だし、暗いニュースが多すぎる。

ただ、内田さんは「そんな時代だからこそ、前を向こう。元気を出していこう!」

そんなファンを多くの人々を元気つけているような歌声を披露したように思った。

続く『Don’t leave me alone』でも、繊細な心を筋肉で覆った内田さんのボーカルが光る。僕がはじめて『学芸大青春』の楽曲を聴いた時にすごく歌が上手いメンバーがいるなぁと思ったのだが、それが内田さんだった。

力強さと繊細さを併せ持った歌声。練習量に裏打ちされた表現力。自分のためではなく、ファンのために歌う。そんな気持ちが詰まっているからこそ、彼の歌声は心にグッと響くのだろう。

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