秋アニメ『呪術廻戦』で五条悟を演じる声優・中村悠一さんがこれまで演じたキャラクターは？　主人公や好青年からハードボイルドなど、『呪術廻戦』では最強の呪術師を演じる！

『マクロスF』早乙女アルト

早乙女アルトは、『マクロス』シリーズの25周年記念作品として制作された『マクロスF』の主人公です。

美星学園高校パイロット養成コースに通う高校生で、端正な顔立ちと長い髪から女性に間違えられるほどの顔つき。歌舞伎の名門・早乙女の家系に生まれ、天賦の才能をもち将来的には女形として期待されていました。ですが、少年の頃から抱いていた空への憧れと父親との確執からバルキリーパイロットを目指すことを決意しました。

マクロス・フロンティアの中での暮らしに悶々とした想いを抱いていたが、バジュラの攻撃により、最新のVF-25に乗り込むことになりました。

早乙女は、斜に構えて反抗的な態度が目立ちますが、本当は義理堅く正義感が強い性格の持ち主です。作中では、ランカとシェリルからの好意に気づかない鈍感な一面もあります。強い正義感と恋愛に鈍感というキャラクター性を演じられるのも中村さんが持つ演技の引き出しの一つではないでしょうか。

『おそ松さん』松野カラ松

赤塚不二夫先生生誕80周年を記念した作品『おそ松さん』。2015年にTVアニメ第1期が放送されると、多くのアニメファンから注目を浴び、2020年10月よりTVアニメ第3期が好評放送中の人気シリーズです。

中村さんが演じるのは、本作に登場する松野家六つ子の次男「松野カラ松」。カラ松は、人の話を聞かず、度々カッコつける“イタい”ナルシストが魅力的な人物で、個性豊かな六つ子が揃う中、一際目立つ存在ではなしでしょうか。

革ジャンにグラサンといったファッションセンスを持ち、作中ではオチ担当になることが多いカラ松。兄弟に酷い扱いをされ散々な目にあっても、カラ松から仕返しをすることはない兄弟想いな優しい一面も持ち合わせています。そんなハードボイルドな優しさをしっかり演じられるのは、中村さんだからこそかもしれません。

『ハイキュー!!』黒尾鉄朗

古舘春一先生による高校バレーボールをテーマとした漫画作品『ハイキュー!!』。2012年に「週刊少年ジャンプ」にて連載がスタートし、今年2020年に完結。全45巻を誇る人気漫画で、2014年よりTVアニメが放送し、2020年10月より『ハイキュー!! TO THE TOP』（第4期第2クール）が放送中です。

物語の主人公・日向翔陽が所属する烏野高校のライバル校「音駒高校」にて、主将を務める黒尾鉄朗を中村さんが演じられています。黒尾は、チームメイトからの信頼も厚く、同チームの後輩だけでなく敵チームの後輩にもアドバイスする面倒見がよく世話好きな一面をもちます。

作中では、烏野高校との伝統的な一戦「ゴミ捨て場の決戦」を望んでいます。その理由は、監督が高齢のため現場にいつまでいられるかわからないためという熱い気持ちによるもの。また、怪しげな笑みを浮かべており「食えないやつ」と表現されるほどの中身が見えないキャラクターです。思考が読めない謎の雰囲気を出しつつ、熱き思いや優しさを出せるのは中村さんだからこそでしょう。