圭一の不死身っぷりや、鉄平の改心はキャスト陣の中でも話題に!?『ひぐらしのなく頃に業』AnimeJapanスペシャルステージレポート【アニメジャパン 2021】

2020年10月に放送が始まって以降、SNSを中心に大きな反響を生み、『ひぐらし』ブームを再び巻き起こしたTVアニメ『ひぐらしのなく頃に業』。番組は最終回を迎えたものの、すでに続編である『ひぐらしのなく頃に卒』の製作が決定したことも発表されています。

2021年3月27～30日（29,30日はビジネスエリア）にかけて、オンラインで開催された「AnimeJapan 2021」。その初日となる27日のステージにて、TVアニメ『ひぐらしのなく頃に業』のステージが開催されました。

今回のステージに登壇したのは、保志総一朗さん（前原圭一役）、中原麻衣さん（竜宮レナ役）、ゆきのさつきさん（園崎魅音・園崎詩音役）、かないみかさん（北条沙都子役）の4名のキャスト陣。本稿ではイベントの模様をレポートとしてお届けします。

『業』の物語をキャスト陣が振り返る

先日最終回を迎えた『業』のラストは、キャスト陣にとっても意外なものだったようで、放送が始まった10月からの期間があっという間だと振り返ります。

もともとは『業』も、2020年夏に放送がスタートする予定だったのが、放送延期によって秋にずれこんだという経緯がありましたが、続編となる『卒』では、現実の「ひぐらし」が鳴き始める時期である７月に放送が始められることへの喜びの声も上がっていました。

その後のステージでは、まず『業』で描かれた「鬼騙し」「綿騙し」「祟騙し」「猫騙し」「郷壊し」の5つのエピソードを振り返るトークが行われます。

当初はリメイクと思われつつ、途中で完全な新作エピソードであることがサプライズ的に判明したのが、『業』最初のエピソードとなる「鬼騙し編」。久しぶりのアニメでの『ひぐらし』の収録ということで、最初にオファーを受けた時の保志さんは、再び同じキャスト陣で収録できる喜びを感じつつも、せっかくハッピーエンドを迎えたにも関わらず、またあの惨劇を繰り返さないといけないのかという複雑な感情があったことを明かします。

一方の中原さんは、「鬼騙し」での圭一がレナを信じて扉を開けてくれたにも関わらず、あの惨劇が起きてしまったことに申し訳なさを感じている様子。ラストのレナと圭一の殺し合いのシーンでは、重症を負いながらも反撃して生き残る、タフな圭一の耐久力の高さも話題に上がっていました。

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一方、「綿騙し」では魅音のかわいらしさ、「祟騙し」では衝撃の大石の発症シーンが、それぞれ印象に残った点に上げられることに。とく「祟騙し」のラストシーンは、まだキャスト陣にとっても何が起きたのか分かっていない部分が多いようで、『卒』でそれが明かされるのかも気になるところ。

ラストの鉄平との殺し合いでも生き残る圭一のタフさについてはここでも話題となり、『業』での圭一は死ねない不死身の身体になっているのではという説も生まれていたほどでした。

『業』からの本格的なオリジナル展開が描かれた「猫騙し」では、梨花が頼りとする存在が次々と発症してしまう展開が印象的なシーンをして上げられます。中でも「祭囃し編」で大活躍する赤坂の発症は、視聴者にも大きな衝撃を与えましたが、赤坂はキャスト陣の間でも人気が高いキャラクターだったようで、その衝撃の大きさが改めて語られることに。あまりに謎が多く、受け止めきれない展開でもあるだけに、梨花の夢オチであって欲しいという意見も出ていました。

最後のエピソードとなった「郷壊し」では、高校生になってスタイル抜群になった沙都子の話題や、「郷壊し」というタイトルを「沙都子ワシ」として解釈する、『ひぐらし』ファンの間で広がっていた考察にキャスト陣も感心していたそう。梨花と沙都子のすれ違いが描かれるシーンは、かないさん自身も演じるのが辛かったという心境も明かされます。

また、SNSで大きな話題を呼んだ北条鉄平の改心についても度々触れられ、キャスト間では「鉄平ちゃん」という愛称も使われるなど、ファンだけではなくキャスト陣からも愛されるキャラクターとなっている様子が垣間見えました。