声優
『長瀞さん』OPテーマ「EASY LOVE」上坂すみれインタビュー

春アニメ『イジらないで、長瀞さん』OPテーマ・上坂すみれさん「EASY LOVE」発売記念インタビュー! 上坂さんが共作で作詞し、長瀞さんらしい要素とライブで盛り上がれるワードが盛りだくさん!

上坂すみれさんのNEWシングル「EASY LOVE」が4月21日リリース! 自身が長瀞さん早瀬役を演じるアニメ『イジらないで、長瀞さん』のOP曲で、共作で作詞も担当。かわいい乙女心を描いたアッパーチューンで、「イジ」が随所に入って一度聞いたら耳から離れないキャッチーさのある楽曲です!

カップリング曲「夢みるメイドガール」は自身で作詞したメイドロボットの恋心を歌った王道の萌えソング、「ヒミツのトモダチ♡」はダークさを漂わせつつ、コミカルさも兼ね備えたハードロックと、個性的な3曲を収録。

注目のOP曲のほか、上坂さんが長瀞さん役も演じる『イジらないで、長瀞さん』の見どころ、カップリング曲になどについて語っていただきました!

 

 

『イジらないで、長瀞さん』は長瀞さんの、センパイへのネジれた恋心がかわいい作品。

――『イジらないで、長瀞さん』の原作や演じてみた感じた印象や魅力をお聞かせ下さい。

上坂すみれさん(以下、上坂):後輩でSっ気があって、クラスの中心にいるキャラとはこれまであまり縁がなかったので新鮮でした。そしてお話が進むにつれ、良い子な部分も見えてきて、バランスがいいなと思いつつ、独特なフェチの世界だなと。

あとセンパイもMじゃないのにイジられている時の泣き顔がかわいくて、S心を駆り立てるんでしょうね。長瀞さんもイジめるではなく、愛情表現や人懐っこさゆえのイジりなんだなと。ハードなセリフも多いんですけど(笑)。

クラスで他の男子としゃべっている時はまったく興味を示さないので、センパイへのネジれた恋心を出せるように演じました。

――PVにもあった長瀞さんとセンパイが出会った時のシーンは衝撃的でした。

上坂:長瀞フレンズが帰った後、2人きりになったシーンですけど、「私、1年だけど2年?」と尋ねた時から見下している感じがして(笑)。でもセンパイへの興味が湧いていることがわかるし、無自覚な恋心もかわいいなと思いました。

――一方的にセンパイをイジっているのに、予想外の出来事に照れたり、恥ずかしがる長瀞さんもかわいいです。

上坂:あの緩急やギャップの描き方が絶妙で。攻める時はぐいぐい行くけど、防御力が低いところがいいなと。センパイも照れ屋さんなので、2人でビックリ照れするシーンが結構あって。2人共ウブなのがまたかわいいですね。

――演じる長瀞さんについての印象と共感できるところ、相違点をお聞かせください。

上坂:私とは違うところばかりで。長瀞さんは水泳部の助っ人をしたり、毎朝ランニングしたりスポーツ万能で、肌も健康的な色で。私は運動なんてストレッチをするくらいで、ランニングする人の気持ちもわからないし(笑)。

また、センパイに運動の手ほどきをする時も意外と丁寧で、優しいなと思ったり。私との共通点といえば、仲良しの人ほどイジりたくなる気持ちはわかります。共演者の人やスタッフさんなど気心が知れていないとイジるのは難しいし。

名刺交換の時点で「ふ~ん、キングレコードなんだ! 私、講談社だけど」ってイジられたら怖いですよね(笑)。センパイとの距離感は学生ならではで、青春だなと思うし、フレンズとの関係性も好きです。フレンズがセンパイにちょっかいを出そうとしたら怒るのもかわいいです。

――長瀞を演じる時に心がけていることは?

上坂:普段演じるキャラのトーンと違うところがあって。長瀞さんはテンションが高いセリフが多いんですけど、高い声でやってしまうとキンキンしちゃうし、ビジュアル的にもハスキーにしゃべるんじゃないかなと。

今どきっぽいローなしゃべり方だけど、感情は豊かにと思って演じています。あとは絵がくねくね動いたり、べしべし叩く時は声に動きが付けられるようにと。共演するキャストの皆さんは仲良しの方が多かったので、アフレコもスムーズで楽しかったです。このご時世でなければ、収録後に毎回打ち上げがしたかったくらい(笑)。

――PV公開後、上坂さんがこういう声を使ったり、こんな演技をされるのかと驚きのコメントが多かったようで。

上坂:私が演じるキャラはロシア人やヤツメウナギに変身するような人外のボスみたいなものが多かったので(笑)。

まず声色が珍しいのかなと思いつつ、なるべく等身大の女の子にしたかったので、あまりアクセントを付け過ぎないようにして。普段のアニメやゲームのキャラ作りとは意識しているところが違うのかもしれません。

 

アバンにも注目!みんなが楽しめる長瀞さんワールド!

――PV等で映像をご覧になった感想はいかがでしょうか。

上坂:アフレコの時からところどころカラーの絵があって、コンテの絵もきれいで。光の効果もキラキラしていて素敵だなと。PVでも長瀞さんが片目を開くシーンでもマンガのイキイキした感じが再現されていて、なんておもしろそうなアニメのPVなんだろうと。あと海外の方からのコメントが多かったことも驚きました。

――絵のタッチのポップさが海外の方にもウケるのかもしれませんね。

上坂:そうですね。センパイもヒツジみたいでかわいいし、長瀞さんも誰もが連想するアニメの萌えキャラとは違う造形なのも新鮮で。

――アニメの見どころや注目ポイントのご紹介をお願いします。

上坂:原作から選りすぐりのエピソードばかりで、スピード感も良いし、長瀞フレンズの子たちもキャラが立っているし、登場する人物も数が多くないので、どこから見ても気軽に楽しんでいただけると思います。

また長瀞さんがふと見せるデレや恥ずかしがるところも散りばめられているので、キュンキュンしていただけるのでは。

あと毎回アバンがあるんですけど、一番しょうもなくて(笑)。センパイに馬乗りになって、「行け行け! センパイ」と言っているところをクラスメイトに見られたり、本編と関係がない、今日のしょうもなくて可愛い2人が描かれているので、ほのぼのとして好きです。

そういうものは普通、Cパートに入ることが多いけど、それが冒頭にくるのもおもしろいなと。そしてセンパイが長瀞さんにイジられる姿を見て、女子にイジられるという体験も楽しんで欲しいです(笑)。

――ちなみにヨッシー役の鈴木愛奈さんとのラジオ番組『イジらじ!』も配信中ですね。

上坂:この番組でご一緒して初めてあいにゃのフリートークを聞いたんです。アフレコ現場でも小動物のようにかわいくたたずんでいたので、「きっとかわいらしいアニラジになるんだろうな」と思っていたら、まったく違って。

「生足すこすこ」とか、予想外の発言の連続で、自分のヘンタイ性を毎回大発表してくれる、ポジティブMみたいな属性なのがわかって、よりあいにゃが好きになりました(笑)。

『イジらじ!』を聞いた後に『長瀞さん』を見ると、清らかにさえ感じられると思います(笑)。

 

OP曲「EASY LOVE」は長瀞らしさやライブで盛り上がるフレーズを詰め込み、言葉遊びもおもしろい曲。

――OP曲「EASY LOVE」は森月キャスさんとの共作の形で作詞されていますが、どんなイメージやテーマで制作されたのでしょうか?

上坂:まず1コーラスの歌詞付きのデモをいただいて、そこから私が原作を読んで感じた長瀞さんっぽい要素や、ライブで盛り上がれるようなワードを散りばめてみました。

私が作詞すると難しい漢字を使いがちなんですけど、今回はポップなアニメのOP曲なので、頑張って封印して、耳で聞いて心地よく、わかりやすい言葉にしたいなと常用漢字だけ使っています。

――タイトルの「EASY LOVE」はサビで連続して出てきて「イジら」に聞こえて、キャッチーで耳から離れないパワーワードですね。

上坂:デモの段階でキャス先生が書いてくださった歌詞に入っていて。「イジらないで」から「EASY LOVE」が生まれる発想がすごいし、言葉遊びもおもしろいなと思いました。しかもこの「EASY LOVE」をはじめ繰り返しのワードが多いし、メロディも口ずさみやすいので、一度聞いたら頭の中を占拠してしまうかもしれません。

――歌詞は「君にとって特別になりたい」や「君の心をつかいみたいから」など長瀞さんのセンパイへのかわいい恋心を描いていて。

上坂:かわいくて、かつ激しい曲調なので、そこに気持ちよくのった歌詞になったかなと思います。

――でも「爆発的LOVE総力戦」など上坂さんらしい独特な表現もありますね。

上坂:このDメロの譜割が独特で、一番考えて書いた部分で。私的にはうまく言葉がハマったなと思ったし、ここだけメロディが違うので、照明がガラっと変わるフィーバータイム的な演出になっているんじゃないかなと。

――お気に入りのフレーズを挙げるとすれば?

上坂:全体的に押せ押せなんですけど、2Bだけおしとやかな感じで。「白いノート開いたら」から始まる部分だけ内省的な歌詞で、長瀞さんのかわいさを出せたらと思って書きました。

――歌い方もいろいろな表情が見えるので忙しそうです。

上坂:レコーディングもすごく頑張りました。曲全体が物語っぽい展開にもなっていますが、ディレクションも「?のところは強調して」など感情の乗せ方がわかりやすくて。本線だけではなく、ガヤみたいなところもありました。

サビの「EASY LOVE」の後の「Night Date」などは6パターン録りました。まだライブでは歌っていませんが、もしうまく歌えたらほめてほしいくらいの壮大な曲になりました。

――サビは畳み込むような感じかつ、長めなので、心臓破りの曲ですね。

上坂:音も分厚くて、楽器もゴージャスですし、ハモも上下2種類あるし、効果音もいろいろなところで鳴っていたり、にぎやかなので、何回聞いても発見があると思うし、ぼんやり聞いても元気が出ると思います。エネルギーを充電したい時にぜひ聞いてください。

――MVのコンセプトや内容のご紹介をお願いします。

上坂:3人の私が登場する映像で、1人は長瀞さんの制服に少し似ている衣装で、なぜか体育館でバスケをするシーンがあって、すごく苦戦しました。でも映像ではうまくやれている感じになっています(笑)。

2人目のヒッピー風の衣装でヒッチハイクするシーンは監督のこだわりで、なぜ「EASY LOVE」からこのシーンが浮かんだのか不思議なんですけど、カッコいい外車に乗せてもらったのに、足を投げ出す大胆さもあって。

3人目はメイドさんで、私好みの衣装を用意していただきました。お屋敷みたいなセットで、食べ物やロウソクも本物を使って、素敵なシーンが撮れました。

当日は信じられないくらいの美しい晴天だったので、外でのシーンは楽しくて。風が気持ちよかったし、川沿いや学校のあった山もきれいで。撮影は秋頃で、1日がかりにはなりましたが、のんびりできたし、私も終始、元気に撮影できました。

――ちなみにアニメのED曲「カラフル・キャンバス」も長瀞さん、ガモちゃん(CV:小松未可子さん)、ヨッシー(CV:鈴木愛奈さん)、桜(CV:井澤詩織さん)の4人で歌われていますよね。

上坂:アフレコ前にレコーディングした曲で、長瀞さんの曲なので「アグレッシブな曲かな?」と思ったら、かわいくて、大団円もあるほのぼのとした曲で意外でした。

穏やかな放課後のイメージで、本編がハードな回ではこの曲を聞いて、浄化して終わるという役割の歌かなと。もう1曲の「暴走アグレッション」は『イジらじ!』のテーマ曲で、スピーディで、長瀞さんと長瀞フレンズらしい、激しめな曲になっています。

同じキャラが歌いながらも対照的な曲なので聞き比べてほしいし、アニメやラジオと一緒に楽しんでください。

 

(C)ナナシ・講談社/「イジらないで、長瀞さん」製作委員会
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