音楽
天使たちの物語を描く音楽劇「黒と白」ゲネプロレポート!

黒天使と白天使たちが織りなす物語——シリーズ初観劇の筆者が音楽劇「黒と白 -purgatorium- amoroso」ゲネプロをレポート!

音楽劇「黒と白 -purgatorium- amoroso」(読み:くろとしろ ぷるがとりうむ あもろーそ)が7月4日(日)まで東京ドームシティ シアターGロッソにて上演中です。

本作は、審判を下すために人として転生しながら生き続ける黒天使たちと、それを見守り続ける白天使たちの物語。2020年に2月に上演された音楽劇「黒と白 -purgatorium-」、同年の11月に上演された音楽劇「黒と白 -purgatorium- ad libitum」に続く、シリーズ三作目の舞台です。

シリーズ三作目では、七つの大罪になぞらえた時代も場所も背景も異なる3つの人生の物語に、それぞれの劇中歌を添えて、オムニバス形式でお届けする音楽劇となっています。

本稿では、ゲネプロで上演された人間に恋をした天使の物語<Aルート>と人間に転生した天使たちの物語<Bルート>を、シリーズ初観劇の筆者がレポートとしてお届けします!

※ストーリーのネタバレが含まれていますのでご注意ください。

初観劇でも一気に引き込まれる「黒と白」の世界観

幕があがると、黒天使と白天使たちの紹介をかねたオープニングが始まります。黒と白のスーツにそれぞれ身を包んだ彼らから、すでにそこは天使たちの世界。

ちなみに、黒天使は不完全な世界(人)を壊して作り直すことを決める創造主に意を唱えたため、「黒」の烙印を押され、翼を奪われて不完全な世界(人)に堕とされてしまいました。

そして、その黒天使たちに「世界(人)を見捨て天に帰ろう」と白天使たちは誘いますが……黒天使たちは不完全な者だからこそ、世界(人)はこんなに美しいのだ、と首を降り続けます。

考えがまったく異なる黒天使と白天使たちの物語だからこそ、オープニングでの彼らの会話にも考えさせられるものがありました。

“なぜ人として転生し続けるのか”、“転生に意味はあるのか”など、初観劇の筆者でも「黒と白」の世界観が理解できたような気がします。(なので、初めて観劇する方もおすすめです!)

また、長く生きている“傲慢”ルシフェル(演:岩永徹也)は常に落ち着いていて天使たちの親または親友でもある存在だったり、“暴食”のベルゼブブ(演:石川竜太郎)は主婦に転生したときの節約術を語ったりと、それぞれの異名から個性が表れているところが個人的に惹かれる部分でした。

黒天使と白天使たちがわちゃわちゃとしているシーンは、観ているほうもクスリとしてしまうほど楽しいシーンです。

オープニングでは軽い説明のような内容が含まれているものの、初めて観劇する方は、少し予備知識を入れておいたほうが良いかもしれません。

「黒と白」公式Twitterでは、世界観と天使たちの関係性が画像付きで紹介されています。初観劇の筆者もこちらを確認してから観劇したので、より理解しやすかったのでおすすめです。

(C) KSPA 製作委員会
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