『ひぐらしのなく頃に』シリーズのこれまでのエピソードを総おさらい！旧シリーズから新シリーズまではこんなことが起こっていた……！

祟殺し編

　
両親が仕事で数日家を開けることから、自炊に挑戦しようとする圭一。しかし、不慣れさからあやうく家を火事にしかけてしまい、様子を見にきていた北条沙都子と古手梨花に助けられます。見かねた沙都子が作ってくれた食事を口にしながら、圭一は沙都子が思っていた以上にしっかり者であると認識を改め、悟史という兄の存在も知ることになります。

沙都子のことを気にかけるようになった圭一は、ある日部活メンバーが助っ人として参加している草野球チーム・雛見沢ファイターズの試合に参加します。圭一はそこでチームの監督を努める、入江診療所の所長でもある入江京介と出会い、かつては悟史もチームに所属していたことを知ります。

悟史がなぜ沙都子をおいて行方をくらませたのか気になった圭一は、レナと魅音に真相を問いただそうとしますが、悟史の話がでた途端にレナの様子が急変。悟史の失踪には、オヤシロ様が関わっていると強く主張し始め、魅音はレナを一度家に帰らせます。圭一は魅音から、悟史や沙都子たち北条家はダム建設の賛成派であり、ダム反対を主張する村の主流派と対立していたという、過去のいざこざがあったことを知らされます。

そんなある日、突然沙都子が学校を休みがちに。圭一たちが心配する中、沙都子を訪ねて学校にやってきたのは大石でした。不審がる圭一は大石に脅しをかけられますが、通りがかった入江が大石を制したことで難を逃れます。圭一は入江から、沙都子の両親が事故死したあと、叔父夫妻から虐待を受けており、その叔母が殺害され、祟りを恐れた叔父も村を離れることになったという、沙都子の過去を知らされることになります。

さらに圭一は、その沙都子の叔父である北条鉄平が、雛見沢に帰ってきたという噂を耳にします。沙都子の様子を見に行った圭一の目に飛び込んできたのは、一人では持ち帰れないほどの大量の買い物を命じられ、身体に真新しい複数のアザをつけた沙都子の姿でした。圭一は、すぐに沙都子が叔父から再び虐待を受けていると気付きます。

なんとか沙都子を救い出したいと考える圭一でしたが、沙都子は叔父からの虐待に耐えきれば、悟史が戻ってきてくれると思いこんでおり、虐待の事実を頑なに認めようしません。またかつて沙都子が、不仲だった義理の父を陥れるために虚偽の通報をしていたことから、児童相談所の保護は期待できないという絶望的な状況に陥っていました。

そんな中、沙都子が珍しく登校してきます。いつもと変わらぬ沙都子の様子に、一時は胸を撫で下ろしていた部活メンバーでしたが、圭一が頭を撫でようとした瞬間、沙都子は圭一を強く突き飛ばします。なだめようとする圭一に、沙都子は激しい怯えを見せ、昼飯をすべて嘔吐してしまいます。あまりの痛ましさに、圭一たちはただただ見ていることしかできませんでした。

このまま大人たちに任せていては、沙都子を救えないと考えた圭一は、オヤシロ様の祟りに見かけて鉄平を殺すことを決意。沙都子のことを魅音に頼む際、悟史も失踪の直前に圭一とまったく同じことを魅音に頼んでいた事実を知り、沙都子の叔母をオヤシロ様の祟りに見せかけて殺害したのは悟史だと確信します。

綿流しの当日、圭一は警察署の職員を装って鉄平を呼び出すと、悟史のバットを使って鉄平を撲殺。鉄平が逃げ回ったことで、予め掘っていた死体を埋める穴の位置が分からなくなったため、やむを得ず近くの地面に穴を掘り、鉄平の死体を隠蔽します。しかし、帰り道に運悪く鷹野に遭遇してしまいます。鷹野は圭一の不審な様子に気づいている様子でしたが、圭一も鷹野の車に富竹の自転車が乗っている不可解さに気づき、今日はお互いに出会わなかったという口裏合わせを交わすことに。圭一は鷹野を殺しておくべきだったと後悔し、オヤシロ様の祟りによって鷹野が殺されるよう願うのでした。

翌日、圭一は鉄平の殺害と同時刻に行われていた綿流しのお祭りに、自身が部活メンバーと一緒に参加していたという話を聞かされることになります。さらに沙都子は、殺したはずの鉄平が昨日も家に帰ってきていたと証言しており、自身の頭がおかしくなってしまったのではないかと疑念を持ち始めます。

仮病でレナの誘いを断って診療所に行った圭一は、入江にすべてを打ち明けます。入江は圭一の話に真剣に耳を傾け、沙都子を救ってくれたことへの感謝も告げるのですが、内心では圭一が錯乱しており、精神的に正常な状態ではないと判断していました。

看護師との会話を盗み聞きした圭一は、入江も信用できない人物と判断して診療所を脱走。自分が殺したことを確認するため、鉄平の死体を掘り返そうと試みますが、すでに圭一は警察に目をつけられており、大石たちの監視の元で死体を掘り起こすことになってしまいます。ところが、圭一が掘り起こした穴には何も存在せず、鉄平の遺体が発見されることはありませんでした。

鉄平がまだ生きていると判断した圭一は、もう一度鉄平を殺すため沙都子の家へと乗り込みます。風呂場で衰弱した沙都子を救出した圭一は、狂乱状態となって家中を破壊して周りますが、鉄平の姿は見つかりません。

圭一は、沙都子を連れて家を抜け出しますが、すぐに入江が自殺したこと、さらに大石が行方不明になっている噂を耳にします。すでに鷹野も遺体となって発見されており、自身が死を望んだ人々が次々に死んでいく事実に圭一は恐怖します。そんな圭一の姿を見て、錯乱状態にあると考えた沙都子は、圭一と別れて一人で家へと戻っていきます。

一人になった圭一は、カラスに啄まれ、見るも無残な姿にされた梨花の遺体を古手神社の境内で発見。激しいショックを受けつつ、梨花の遺体を守るため必死に斧でカラスを追い払おうとするのですが、タイミング悪く沙都子が戻ってきてしまいます。血まみれの斧をもつ圭一を梨花殺しの犯人と誤解した沙都子は、圭一を拒絶し逃げ出します。

なんとか沙都子の誤解を解こうとする圭一でしたが、強いショックを受けた沙都子にはどんな言葉も届きません。沙都子は、圭一が何者かに乗っ取られてしまったと考え、無抵抗の圭一を橋の上から突き落とします。落下する圭一が目にしたのは、すべてを投げ出して助けようとした沙都子から呪詛の言葉を投げかけられ続ける、絶望的な光景でした。

その後、猛毒の火山性ガスが雛見沢を襲い、住民のほとんどが死亡したというニュースが報道されます。ただ雛見沢で発見された唯一の生存者である、前原圭一を除いて。

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