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『刃牙(バキ)』名言・名台詞集まとめ

男が惚れる漢の生き様がここにあり!! 人生のバイブル『刃牙』本能を刺激する圧倒的名言まとめッッッ!!

男なら誰だって「強い漢」に憧れるもの。

強く、かっこいい漢の結晶のような作品が『刃牙』シリーズです。

末永く愛される格闘マンガの金字塔。お兄ちゃんの本棚や、街の床屋さんなどで誰もが一度は手にとって読んだことがあるのではないでしょうか。

91年に連載を開始し現在に至るまで、数々のシリーズが連載され幅広い世代から支持を集めています。ちなみに私は『範馬刃牙』世代です。

そんな『刃牙』シリーズににはかっこいい漢がたくさん登場します。魅力的なキャラクターが多く登場し、それぞれが1人の雄としての強さやかっこよさがあり思わず物語に引き込まれてしまいます。

今回は『刃牙』シリーズに登場する漢たちの名言をご紹介。彼らの金言で私達のテストステロン値を限界まであげましょう。強くなりたくば読めッッッ!

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目次

『刃牙』名言・名台詞まとめ一覧

範馬刃牙の名言

本シリーズの主人公である範馬刃牙。地上最強の生物である父・勇次郎とその相手である朱沢江珠との間に生まれ、数々の闘いを繰り広げてきた漢です。

魅力的なキャラクター達による死闘もありますが基本的には、父親殺しというオーソドックスな物語軸になっています。

最強の漢の息子はいたって平均的な男子。しかしそのDNAと強さへの憧れは誰にも負けない。決して体格に恵まれているわけではない漢が、努力と執念と血で強大な父へと立ち向かうッッッ

 

「男子はねーーーーーー 誰でも一生のうち一回は地上最強ってのを夢見る」

『刃牙シリーズ』でも高い人気を誇るエピソードが「最大トーナメント編」です。17歳にして刃牙は地下闘技場の不敗の王者としてあ臨しています。そこで最強の名を掛けた(莫大な価値のベルトもあり)最強のトーナメントが開かれることになり、刃牙ももちろん参戦します。

『グラップラー刃牙』での1番の山場と言っても過言ではないエピソードであり、刃牙の過去の回想を経て描かれています。今なお人気のキャラクター達も最大トーナメント出身者が多いです。

この名言は、最大トーナメント第1回戦「範馬刃牙vsアンドレアスリーガン」戦の後のセリフです。数多の闘いを経て、自分の宿命を顧みて父親を超える覚悟した刃牙が巨人リーガンをボッコボコにします。

それをクラスメイトである松本梢江に観戦させる。試合後に少し照れくさそうにしながら刃牙は梢江に語るのです。

誰もが最強を夢に見る、でもガキ大将に負けたり兄弟喧嘩で負けたり父親に殴られたりして、自分が弱いことを知りその夢を捨てていく。このトーナメントに集まった男たちはその夢を捨てきれなかった奴らなんだ、どうしても最強になりたい奴らなんだ……

と続きます。私は格闘ゲームが好きなのですがこの気持ちわかります。いつまで経っても何かで強くなりたいという気持ちはありますよね。そんな男たちが集う夢が詰まった驚天動地のトーナメントで数々の名試合が生まれました。

「親父がもし地上最弱の生物なら 俺は二番目に弱い生物でいい」

先程の名言とはうってかわって「最強」にこだわらない刃牙の名言です。
このセリフはシリーズ三作目『範馬刃牙』に登場するものですが、刃牙は約2年の間に数々の修羅場を経験しました。最大トーナメントを制したり、死刑囚と闘ったり、恐竜を食ってた漢と闘ったりいろんな強者を見て、学び、手合わせしそして勝利をしてきました。
刃牙は闘って勝って最強になることが目的ではなく、超えるべき存在である父がたまたま最強であるから強くならなければいけない、もしも自分の父親が地上最弱ならば自分は父親よりも少し強ければどうでもいいのだ。という境地に達しています。

刃牙という漢の生き様を表現した名ゼリフです。優しく謙虚でありながら、強さや父親を超えることへの執念で自分を磨き上げてきた最強の漢の言葉です。

『範馬刃牙』のラストでは、親子喧嘩編が繰り広げられ今までにない壮絶な闘いや語られることのなかった範馬の血の話、そして刃牙シリーズらしい結末が描かれています。

範馬勇次郎の名言

刃牙の父親であり、地上最強の生物といわれ、大国アメリカと独自の友好条約を結び彼の動向を探るための衛星まで備えられている漢。傭兵時代にも鬼神のごとき活躍をし神と崇められたこともあるとか。彼の伝説はとどまるところを知りません。アスファルトを素手でぶち抜いたり、防弾ガラスを前進する力のみで突破してしまったり息子の体をヌンチャクのように振り回し、その速度の速さからドレスを着ているみたいとか言われたり。

最高にかっこよく、面白い漢です。雷は尖ったものや金属製のものに落ちる傾向があります。それを利用した避雷針という設備などもありますが、勇次郎は地上を歩いているだけで避雷針の役割を果たしたりもします。雷様も「この漢尖りすぎだろ」などという始末。
おまけに雷が落ちたときには当然のごとく、ビリビリに乗じて全身の骨が見えますが頭蓋骨の目の部分が悪魔のようにつりあがっていたりもします。

そんな凄まじい漢の名言です。

 

「強くなりたくば、喰らえ!!!」

勇次郎といえばこのセリフです。刃牙とその恋人である松本梢江がイチャイチャしているときに突如現れて言うセリフです。

刃牙はこの出来事以前にある漢にボロ負けしてしまいます。勇次郎はその原因を知っていた。

それは「喰らったことがないから」でした。

ここで言う喰らうとは女性と関係を持つということです。特定の女性を喰らうことにより、男性的なパワー、メスを守るという本能その他様々なものが活性化し強くなるということでしょうか。

この言葉は勇次郎が息子に対し教育を施す名ゼリフなのです。女にうつつを抜かしていては……などと説教をしてくる人たちもいるだろうけれども雄としての強さを求める漢には必要不可欠の存在であり、欲望のままに喰らい尽くせ! とアドバイス。

彼女の梢江さんに対しては、「漢のために好きなだけ喰らわせてやれ。しかし喰らい尽くせねえと漢に思わせるような、深く強い女でいろ!飽き果てるまで喰らわせつつも、足りぬメスであれ!」と熱弁します。漢の強さ、女の強さがあってこその「強さ」であるという勇次郎らしい持論。

ありがたき言葉ですが、家デートで1番盛り上がっているときに来るなんて、親父ィ……

梢江はこの後も刃牙の大事なパートナーとして登場してくれます。梢江、深いッッッ。

勇次郎はその他にも食や、食べることに関する自分なりの哲学を持っておりその真摯さや大物なところも魅力です。未だにパックの漬物やもずく酢なんかを食べるときは、勇次郎の栄養も防腐剤などの毒をも食らって血肉に変える度量をもつことが食だ。というセリフを思い出します。

「俺を取り上げろ!!!」

このセリフなんと、範馬勇次郎が生後0秒で助産師に言ったセリフです。

は?

と思った方もいると思われますが、雷に打たれても平然としている漢です。我々の常識とはまずスケールが違います。

ある女性から勇次郎が生まれる際、勇次郎はベテラン助産師の脳内に直接語りかけたのです。丁寧に何の事故もないように俺を取り上げろ。と。

生まれた時点でこの横暴な態度とスケール感を持っていた漢こそが勇次郎なのです。しかも犬歯もすでに生えていたので、乳をあげるのにも一苦労でした。

「力みなくして開放のカタルシスはありえねェ…」 

これは戦うものとしての勇次郎のかっこよさを表した名言です。

郭海皇と地下闘技場でファイトする範馬勇次郎。郭海皇は中国拳法の神的存在で作品内でも屈指の人気キャラです。146歳のシワシワのおじいちゃんなのですが、武と理を極めた偉大な格闘家なのです。

郭海皇が闘うのは勇次郎との試合で最初で最後なんですが、ベストバウト投票などで必ず上位に入るほどの名試合とされています。

郭海皇もかつては勇次郎や圧倒的パワーをもつビスケット・オリバと肩を並べるほどの筋肉家でありました。しかし武を学ぶうちに「脱力」こそが技の本質であることを理解していきます。その彼が生み出した究極の技術が「消力(シャオリー)」です。

飯を食うお椀が重く感じるまで、筋肉や力を削ぎ落としたことで得られるさらなる技と言われていて、すべての攻撃を受け流し、その脱力を攻撃へと転嫁させることによって圧倒的な力まで生み出せるという代物。初めて読んだときは衝撃が走りましたし、学校で真似しました。

そんな武の極みを目撃し肌で実感した勇次郎。それでもなお言った言葉がこのセリフです。
力を込めて全力でぶっ叩く。それで相手を倒してこその強さ。技や武なんてもんは弱者が使うものだ、と言い放った勇次郎らしいセリフです。しかも勇次郎は中国拳法4000年の究極の技術を見ただけで再現できるほどの才能を持っています。

しかし、強く生まれてきてしまった自分は力で勝負をしないと不平等であるというこだわりと矜持を持っていることがわかります。

「百聞は一見にしかず 百見は一触にしかず」

空想上の100kg級のカマキリと戦う刃牙を一笑する勇次郎。彼にしてみれば闘いとは、死と隣り合わせの中で己の肉体を震わせるからこそ意味があるのです。

死ぬことのない空想上で闘いで成長するなどありえない。素手で世界最大のアフリカ象を倒してしまえる、実績のある勇次郎だからこその台詞となっています。文字通り、拳を交えるからこそ男は成長できるのです。

「何を前にし――何を食べているのか意識しろ それが命 喰う者に課せられた責任――義務と知れ」

勇次郎を地上最強の生物とせしめている台詞のひとつでしょう。食に対してだけではありません。強者との闘いも、彼にとっては他者の命を喰らい、己の血肉として力に変えるという意味があるのです。

命の重みと真摯に向き合っているからこそ、勇次郎は誰よりも強くあることができる。彼の食に対する哲学は、多くの人の心に響くものとなっているはずです。

朱沢江珠の名言

「勇次郎!あたしが相手だッッッ」

刃牙の母親であり、勇次郎の妻・朱沢江珠(あけざわえみ)の名言。

『グラップラー刃牙』に登場するキャラクターです。第1シリーズにして、ここまでぶっ飛んだ家族を描いた漫画は少ないのでは無いでしょうか。勇次郎も朱沢江珠もかなり異常な人物で、よく刃牙がすくすく育ちましたよね。

2人の出会いは、朱沢江珠の結婚式でした。式に新婦として参加する江珠と、「殴り合い」という余興を披露する勇次郎。

会場で江珠に惚れた勇次郎はその場でキス。その晩には江珠の旦那を殺害し、略奪。なんと江珠、喜ぶッッッ。

勇次郎は朱沢江珠という女性の中に得体のしれない「強さ」を感じ自分のものにします。江珠も勇次郎の濃厚な強さにクラっと来てしまうわけですね。

そんな勇次郎を振り向かせるという不純な動機で授かったのが刃牙です。

生まれながらに、地上最強の生物である父親を対戦相手となり1番に脅かす存在として楽しませるという残酷な宿命を持ったのが刃牙だったわけですね。

愛情なんかろくにもらわずに強くなるための教育を施される刃牙。彼を支えたのは、母に認められたいという思いだけでした。

そして修業を終えた13歳の時、決闘が始まります。地上最強の生物に叶うわけがありません。ですが容赦なくボコボコにする勇次郎。刃牙が殺される寸前に、今まで持ち得なかった「息子への愛情が芽生えます」そして自分が相手をしてやる! とブチギレて勇次郎の前に立ちはだかります。

これだけで一体どんな漫画なんだ!? と読みたくなってしまいますよね。今までさんざんな親だったくせに今更……なんて今思うとおかしい気もしますが熱いシーンです。この話の結末はぜひ原作をお読みください。

 

烈海王の名言

中国拳法、最高の称号である「海王」をもつ漢・烈海王。『グラップラー刃牙』の最大トーナメントに登場した拳法家です。

作者にも読者にも、劇中のキャラクターにも愛されている人気キャラクターです。彼の武人としての闘い、生き様もそうですが、漢らしい人柄もその人気の要因です。作中では残念な結果になってしまった彼ですが、なんと現在「異世界転生」して活躍の場を変更。つくづくみんなに愛された漢が烈海王という人物です。

「わたしは一向にかまわんッッ」

そんな烈海王の代名詞とも言える名言の1つがこのセリフ。シリーズにおいても何度か発せられる言葉で、初出は『バキ』での死刑囚ドイルとのやり取りです。

喧嘩をふっかけてくるドイルに対してすべて「わたしは一向にかまわんッッ」と回答。何があっても冷静に、中国拳法という名の下に然るべき闘いをする覚悟が垣間見えますね。この後にもどんな無茶振りが来ても「かまわんッッッ」と言ってくれる烈さんや、逆にお前が「かまわんッッ」でもこっちはかまうのよ……という場面もアリ。

素直で誠実でステキな人です。

 

「キサマ等の居る場所は既に--我々が2000年前に通過した場所だッッッ」

こちらは、武人としての矜持がみえる名言です。

最大トーナメントで激突した武人・烈海王と空手の天才・愚地克己。空手を最新鋭の格闘術として完成させてしまったと自信満々に語る克己を、烈海王は一発で闘技場の砂に沈めます。

日本で最強の空手家だとされる克己、そして彼が編み出した技は中国拳法の長い歴史の中で通過したものに過ぎない。当時初めて読んだ私はそう言って去る烈海王の姿に子供ながら感動を覚えました。

「ウワアアアオオオオ」

これは個人的に大好きな名言、というか烈海王の漢としての一面です。言ってしまえばただの叫び声なんですが、あの冷静沈着な武人・烈海王がどうしてそんな声を上げるのか。しかも「ウワアアアオオオオ」と叫びながら繰り出しているのは技でもなんでも無い「グルグルパンチ」なんですよ。(両手をグルグルと回してめちゃくちゃに殴ること)

これは『範馬刃牙』シリーズで描かれた「ピクル編」での一幕です。ある日アメリカの発掘チームが、岩塩層の中に非常に綺麗に保存された人類らしき大柄な漢とティラノサウルスを発見します。これは恐竜が地球の覇権を握っていた時代に、たった1人で生き抜いてきた漢が発見されたということです(?) その漢の名はピクルです。

恐竜と闘って生き残っている漢がいる、この衝撃的なニュースは全世界の強者達を奮い立たせました。その中で1番に闘いたいと名乗りを上げたのが烈海王です。向かってくる獲物しか食べないピクルに困る徳川に対して「私を餌にしては如何かッッッ」と自ら立候補。中国4000年VS恐竜に勝った漢という前代未聞のマッチが開かれます。

そこで烈海王は善戦しますが、ピクルの圧倒的なフィジカルの前に成すすべがなくなってしまう。このままでは中国拳法が完全に敗北したことを認めてしまうことになる。それは烈海王のプライドが許さん! 

ということで、海王の名を捨て1人の雄としてピクルに立ち向かうのです。だから技も構えも関係なし。涙混じりのグルグルパンチ。雄としての悪あがき「ウワアアアオオオオ」
なんですね。烈海王アンタ漢だよッッッ。

花山薫の名言

中学生にして花山組の組長となった日本一の喧嘩師・花山薫。自分の腕一本で組長にまでのし上がったバリバリの強者として生まれた漢です。『グラップラー刃牙』で初登場し、最大トーナメント等で名試合を繰り広げました。

ファイトスタイルはゴリゴリのステゴロ。迫力の渋い漢の力比べをみせてくれるキャラクター。また相手がどんな闘い方をしてきても自らの軸を変えず、力のみで闘う姿から人気のキャラクターでもあります。

 

「こちとら喧嘩師 いつだってたぎってる 好きなときに来な」

これは『グラップラー刃牙』で描かれた最大トーナメントに参加した際の花山薫の名言です。第一回戦の相手は日本拳法家・稲城文乃信。屈指の武人である人物ですが圧倒的な暴力で一発KOする花山。

その目の前に稲城の師匠が立ちはだかります。武とは暴力に立ち向かうためにあるもの。それが暴力にあっけなく負けるのは見ていられないという武人として思いから花山薫との立ち会いを求めます。

その返答がこのセリフです。

「やってるこたァたかが喧嘩だ 意義もクソもねェもんだ」

「やりてェ奴アやりてェ時にやったらいい 受けるほうはいつだって受けたらいい」

「喧嘩ってのはそんなもんだぜ」

「こちとら喧嘩師いつだってたぎってる 好きなときに来な」

「寝込みでも…女喰らってる時でも…」

漢ッッッッッッッッッッッ

圧倒的漢ッッッッッッッッッッッ

この覚悟の前に日本拳法は白旗を揚げます。

「まだやるかい?」

この名台詞は『バキ』の死刑囚編から。花山薫は死刑囚随一の腕っぷしをもつスペックと闘いました。この組み合わせにする板垣恵介先生がニクイ。

圧倒的な腕力を持ちながら、極悪非道で卑怯な手も辞さないスペックと正々堂々と真正面から拳をぶつけるタイプの花山薫という対極の2人の闘いに熱くなったファンも多いのではないでしょうか。

スペックは武器も躊躇なく使用しますが、ほんとうの彼の技は「無呼吸連打」というものでした。人間は闘うときも呼吸をしており息が乱れてしまうと全力で打撃することができなくなったりします。しかしスペックは5分ものあいだ呼吸すること無く無限に殴打することができるというトンデモ人間です。

自由の女神像をぶっ壊したりもしてました。様々な手を使い相手を追い詰め、最後には無呼吸連打で叩きのめすスペック。

花山薫はそんなスペックの攻撃をすべて受け止め、一発全力の打撃を打ち込む。これにはスペックも驚きを隠せない。そして一言「まだやるかい?」

タフネスと攻撃力をこれでもかと見せつける花山薫に痺れましたね。この後もスペックは抵抗を続け弾丸まで使いますが、最後は圧倒的な花山薫のパワーによって成敗します。

愚地独歩の名言

日本空手界の重鎮にして、最高峰の格闘家。一生現役、神心会会長・愚地独歩。
虎殺しの異名を持つ歴戦の猛者です。世界最大級の空手団体の長らしく、戦闘だけではない型などの演舞も超一流。試合前のパフォーマンスなどで会場を盛り上げることもあります。

また人間を壊すためだけの空手も当然のごとく熟知しており、熟練の技、パワー、経験を活かして地下闘技場で熱い戦いをみせます。また「構え」を使った闘い方で攻守ともに高水準で穴のない完璧な格闘家です。

人間性も、一見真面目でカタブツそうですが、意外とユーモアが好きだったりおちゃめな部分もありギャップがまた良いですね。

サーカスから養子に迎え入れた息子・愚地克己との関係もなんだかんだ良い親子ですし、奥さんとも仲がいい。私生活も穴のない漢です。

 

「オレの空手は、ピストルの10倍スリリングだぞ」

これは愚地独歩が神心会の若い衆に言って聞かせた名ゼリフです。チャカやポントウと戦わねえとスリルがねえ! と豪語する若者に独歩は冗談っぽく言います。

超実践型の空手こそが愚地独歩の真骨頂。いついかなる場所で、誰にどのように襲われても迅速に相手を壊すことができる達人の領域に達している愚地独歩だからこそ言える名ゼリフです。

「完成したんだよ、愚地流が」

空手というものを限界まで突き詰めている姿が垣間見えるのがこのセリフ。達人となった愚地独歩はその飽くなき探究心から常に自身の空手について考え追求しています。最大トーナメントで勇次郎推薦枠である天内悠との試合前に、愚地克己に語ったセリフです。

その完成した「愚地流」とは正拳突きの拳の握り方でした。その名も"菩薩拳"

握りすぎず、開きすぎず。まるで赤子の拳の形のような、菩薩像の握り方のような形。限界まで脱力した形で放つ拳はスピード・パワーどれも今までとは比べ物にならない正拳突きになったのです。

しかもそれを独歩がお昼寝中に偶然見つけます。昼寝中に襲ってきた蚊を拳で落としたときの無意識の握りこそが菩薩拳のルーツでした。人生をすべて空手に捧げた漢らしい、日常に根ざした完成の瞬間でした。

 

愚地克己の名言

武神・愚地独歩の息子にして、神心会の最終兵器と言われる漢が愚地克己です。

5歳にして父親が営むサーカス団のメインキャストとして活躍。その身体能力の異常者は誰が見ても明らかでした。その公演中の不運な事故で父親を失いますが、芸人としてのプライドまで持ち合わせている克己少年。

たまたまそのサーカスに客としてきていた愚地独歩が養子として迎え入れ闘いの才能を開花させました。シリーズでは最大トーナメント編で登場し、素直で自信に溢れた青年という印象です。

しかし数多の地下闘技ファイトを観戦、自分も闘っていくうちに神心会の坊っちゃんから、神心会のリーサルウエポンとしてしっかり成長。烈海王との空手とプライドをかけた熱い戦いを繰り広げます。

その闘いの前に出た名言が

「おまえら 任せときな」

という言葉でした。自分自身に与えられているプレッシャーや責任をはっきりと自覚し、中国武術と真っ向から闘う覚悟が見えた克己の成長の瞬間に熱くなります。

「俺だけが掴んだ 俺だけのマッハ」

こちらは『範馬刃牙』での愚地克己の名言です。最大トーナメントから時を経て着々と神心会の大黒柱へと成長していく克己。彼も満を持して塩漬けの戦士ピクルとの闘いに挑みます。

この俺だけのマッハとは、愚地克己の技である「マッハ突き」ですね。最大トーナメントでみせた技です。体の関節を最大限まで使って繰り出す突きは、加速を重ね音を置き去りにするという技でした。しかし中国拳法で既に実現されていた技でもありました。

そこで天才愚地克巳は自分だけの技術を身につけるためにさらなる鍛錬に望みます。そして中国拳法の神である郭海皇にも教えを請うのです。中国4000年と日本の若き天才が完成させたのが「音速拳」、当てない打撃でした。それこそが愚地克巳が掴んだ彼だけの最新鋭の最終兵器でした。

そんな武器を引っさげてピクルへと挑む克巳。あの坊っちゃんだった克己を知っているからこそ誇らしく、感動しました。ピクルvs愚地克巳は個人的なベストバウトです。

ジャック・ハンマーの名言

最大トーナメントに現れた、カナダ国籍の謎の男。体格こそ違うものの刃牙と同じ傷だらけの体と、圧倒的な強さ。そしてステロイド剤などの異常摂取をし寿命を削ってまで地上最強を欲しています。

何を隠そう彼は刃牙と腹違いの兄弟なのです。勇次郎が傭兵時代に作った子供であることが『グラップラー刃牙』で明かされています。

刃牙は地上最強へのステップアップとしてこのトーナメントへ出場しましたが、それは兄であるジャックも同じだったのです。そして2人はトーナメント決勝で激突するのでした。

「長生きしようなどと最初っから考えちゃいないッッッ 最強の肉体と死を引き替えにする覚悟は既にできてるッッッ」

ジャックは元から恵まれた体格でした。しかし彼の目標である地上最強を目指すには程遠いもの。技も体も力もすべてが足りない。そこで彼は度が過ぎるほどのオーバーワークをしてしまいます。

並大抵の努力では追いつけない相手を目標にオーバーワークをしすぎた彼の体は逆に筋肉がしぼみ痩せ細り、半年のうちに死んでしまうレベルまで達していました。

しかし強さを求めてしまう「範馬の血」が流れているのです。彼のトレーニングは自分の体が壊れるまで終わりません。その執念と狂気に惹かれたある博士はジャックを強くするためにステロイド剤の投与を行い、何が何でも強さを手に入れようとします。

その博士にこれ以上のドーピングは命に関わると止められた際の名言です。自分が最強になるにはこれしかない。ジャックの、強さと今への執着心が見える名シーンでもあります。

「俺は今ステロイドを超えた!!!」

博士に与えられたステロイド剤により、常に限界を超え続けてきたジャック。刃牙との戦いの最中、ついに肉体の崩壊(マックシング)が始まってしまいます。

夥しい量の吐瀉物を撒き散らし、筋のように縮んでしまった身体。強さのみを追い求めた男の哀れな末路かと思いきや、それは辛苦を重ねたことで薬物を克服した証、無駄なく引き絞られた究極の身体だったのです。

異母兄弟である刃牙との決戦でたどり着いたジャックの強さの極地。危うくも美しい肉と肉のぶつかり合いは必見です。

「エライぞ その体格でよく上がってきた」

範馬刃牙とジャック・ハンマー。地上最強の兄弟で争うトーナメント決勝でのセリフです。

これは刃牙を煽るセリフでもなんでも無く、ジャックの本心からのセリフでしょう。自分よりも弱く生まれた弟に対して純粋にリスペクトをしています。この兄弟、言葉は少ないんですけどいい関係ですよね。

しかもジャックは強くなるにはどれだけの努力や犠牲が必要なのか誰よりも知っているはずです。自身とは異なる方法で強さを追い求めた刃牙を認めた上で、自分自身の強さを信じて疑わないジャックのメンタリティがよくわかります。

ジャックには刃牙ほど技術の才能が無い。それは生まれてからも、実際に弟の試合を見てもわかったはずです。それ故にこの兄は負けるわけにはいかないのです。2人の熱い試合はぜひ原作でお楽しみください。

渋川剛気の名言

達人と呼ばれるキャラクターが多く登場する本作ですが、その中でも圧倒的な強さと人気を誇るのが渋川剛気です。

実践型柔術である渋川流柔術の開祖。小柄ながら合気道の技を使い相手を翻弄、何度も地面に叩きつけ脳震盪を起こすというのが渋川剛気の代名詞となっています。作中でも何度も相手を叩きのめして対戦相手の視界がゆがむシーンが見れます。

渋川剛気はかなりの人格者であり、謙虚で優しいおじいさんという印象。しかし一度試合が始まれば、戦闘狂のような一面も持ち合わせています。達人、小柄、合気道、闘いを好む、おじいちゃん属性もりもりの人気キャラです。

 

「ドロドロかな? 鎬ちゃん?」

このセリフはかなり有名で、自身の技によって脳を揺さぶり相手を弄ぶかのような表情で「ドロドロかな?」と問いかけます。最大トーナメントで鎬昂昇とあたった際のセリフです。

空手と独自の技である「紐切り」(鋭い抜き手で相手の神経を切断する技)を組み合わせて闘う鎬を達人技で圧倒。格の違いを見せつけた闘いでした。

「とっくの昔に義眼じゃよ チュピッ」

こちらも渋川剛気vs鎬の闘いから。鎬が秘策として隠していたのは相手の目に打撃を打つことによって、眼球を後ろにずらし脳を直接破壊するというものでした。

大ダメージを受けたと思われた渋川でしたが彼には通じず。若い時分にストリートファイトに明け暮れていた渋川は既に片目は義眼だったのです。

達人のお茶目な側面が見えたかっこいい決め台詞です。

 

ビスケット・オリバの名言

Mr.アンチェイン(繋ぎ止められない漢)と呼ばれる最強の囚人ビスケット・オリバ。彼の見た目やパワー、アメリカで最も過酷な刑務所の中で何不自由ない生活を送るというトンデモ設定、『バキ』に登場した大人気キャラとなっています。

彼のとてつもないパワーは国家機関でもつなぎとめることができず、獄中を豪華絢爛な自宅として使っています。また範馬勇次郎の数少ない友人でもあります。スケール感が似ている両者、一度だけ彼と勇次郎が手合わせしたことがありましたが、いつかガチのちから比べも見てみたいものです。

そして彼の魅力は愛情深い一面があること。刃牙が「なぜそんなに強くなれるのか」と尋ねたところ「愛だ」と言い切ったり、彼にピッタリのボリューム満点の女性・マリア(あまりにも巨体)を抱くために筋肉をこしらえたと豪語するなど非常に愛に溢れた器の大きな一面があります。

そんなビスケット・オリバを象徴するセリフがこちら。

「私以上の自由は許さない」

死刑囚編で初登場ながら自らのキャラを印象づけたセリフ。アンチェインな死刑囚は自分ひとりで十分! オリバは他の死刑囚を圧倒してその力を見せつけました。

郭海皇の名言

「100年たったらまたやろうや」

渋川剛気とならぶ大人気達人おじいちゃん郭海皇。146歳という人間離れした高齢者。中国武術での最高の称号・海王。そのすべての頂点に位置する海皇こそが彼なのです。

作中では『バキ』で初登場し、登場一発目から範馬勇次郎との試合をすることに。車椅子で現れたしわくちゃの老人が、刃牙の歴史の中でも屈指のベストバウトを繰り広げるとは誰も予想できなかったのではないでしょうか。

烈海王や愚地克己に知恵を与えるという指導者としての一面や、対範馬勇次郎での衝撃的な結末を演出したりさすが年の功といったキャラクターです。

そのベストバウトを締めくくったセリフがこのセリフです。
勝負を終えた勇次郎と会話し最後に別れを告げる郭海皇。勇次郎もライバルと甲子園で闘った後のような爽やかさが見えます。刃牙シリーズの醍醐味のようなファイトなのでぜひ原作で楽しんでください。

すべての雄よ、強くあれッッッ

不思議な魅力がある『刃牙』シリーズ。

今冷静に振り返ってまとめると、ギャグ漫画かと思うような場面ばかりですが実際読み返してみると目頭が熱くなるセリフや闘いの数々に圧倒されます。

読んだ後、背筋が伸びるような自分に胸を張って生きれるような気がしますよね。ヤンキー漫画とはまた違った読後感が襲ってきます。

今回紹介したキャラクターや名ゼリフも素晴らしいものばかりですが、『刃牙』シリーズのおもしろいところは読者のバックボーンによって受け取るものが変わることです。

個性的なキャラクターが数多く存在するので、自分を投影できる器もまたたくさんです。自分の境遇や生き方に似たキャラクターを見つけたり、憧れとなる漢を手本にしたり楽しみ方は無限大。

あなたも自分だけの「漢」とともに人生を強く生きてみては如何かッッッ!

 

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