舞台「文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳」植田圭輔さん・田淵累生さん 対談インタビュー|二人は相棒のようで相棒じゃない!? 思った以上に子供っぽい十五歳の彼ら
映像技術と芝居が融合した完成度に期待大!
――そして、今回の重要人物でもある蘭堂役に細貝圭さんが参加されています。
植田:細貝さんはキャリアも長いし、実は個人的にも付き合いが長いんです。10代のときはご飯に連れていってくれてたお兄ちゃん的な存在でいろいろとお世話になりました。森 鴎外役の根本さんも同じで、2007年の僕のデビュー舞台から共演させてもらっているんです。
田淵:そうなんですか!?
植田:そうそう。なので、もう14、5年のお付き合いになるのかな。役者を続けていて、こういった大きなステージで会えるのは本当にすごいことですしありがたいことだな、と。その分、“これまでちゃんと役者としてやってきたよ”というところもお兄様方に見せつけたい思いもあります。だから、僕は頑張んなきゃいけないんです(笑)。
田淵:僕は映像が入ってどう完成するのか、すごく気になっています。『DEAD APPLE』のときも場当たりで正面から舞台を見させていただいて「うわ!こうなるんだ!」とびっくりして。ワイヤーを使ったアクションが本当にすごかった……。
植田:ずっと言っていたもんね。
田淵:はい。今回、蘭堂の異能力のシーンが、プロジェクションマッピングの映像とお芝居が融合してすごいものになるんだと思うと楽しみです。
――中原中也と太宰 治の少年時代を描くストーリーになぞらえて、“自分はここが子供っぽい”と思うところを教えてください。
植田:負けず嫌いなところですね。本当にずっと負けず嫌いですし、あと心から好きと思える人としかいたくないんです。ここは、めちゃくちゃ子供っぽいと思います(笑)。
田淵:僕は……ちょっとふわふわしてしまうところがあります(笑)。
植田:あっ、自覚はあったんだ(笑)。
一同:(笑)。
植田:実は僕、ずっとそうだと思っていました(笑)。
(照れたように笑う田淵さん)
――最後になりますが、楽しみにしている方へメッセージをお願いします。
植田:この作品に触れていただければ『文豪ストレイドッグス』の振れ幅がより深くなり、すでに内容を知っている方が観てもいろいろと思い起こさせるシーンがあるので、もっとこの先が広がっていきそうな感じがします。誰にもある青春の物語だからこそ、単純に楽しんでもらえると思うので、あまり難しいことを感じずに観ていただければ嬉しいです。
田淵:中原中也と太宰 治が出会い、いろいろな人と関わりながら成長していってどうなるのかが見どころです。小説で描かれていた出来事がこんな風になるんだ、と驚かされる部分もたくさんあります。2時間あっという間に終わる作品になっているので、ぜひ楽しみにしていてください。
舞台『文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳』
原作:TV アニメ「文豪ストレイドッグス」
脚本・演出:中屋敷法仁
協力:朝霧カフカ・春河35
出演:植田圭輔、田淵累生、加藤ひろたか、夢月せら、根本正勝、伊崎龍次郎、細貝 圭 ほか
10月5日(火)~12日(火) よみうり大手町ホール
10月16日(土)~17日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホール
10月21日(木)~24日(日) シアター1010 大ホール
(C) 舞台「文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳」製作委員会