menu
音楽

結成30周年目前 『月とライカと吸血姫』主題歌を彩るALI PROJECT・宝野アリカさんにインタビュー 未来に向けての希望を描いた「緋ノ月」について「イリナとレフのおかげで、ステキな曲ができました」

ノスフェラトゥをテーマに曲を書いてみたかった

──カップリング「ノスフェラトゥ」についても教えてください。

宝野:「ノスフェラトゥ」についても片倉さんからコメントを預かっています(笑)。「当初はイリナのバラードをと思いましたが、やはりそこは吸血鬼ですので、神秘的で、少しエスニックな愛の歌にしました」。ほ~……。

──(笑)。オリエンタルな雰囲気もありますよね。

宝野:エスニックで綺麗な曲ですよね。もともとは私が「ノスフェラトゥ」というタイトルで吸血鬼のことを書きたい、って片倉さんに伝えていたんです。ヴァンパイアではなく、“ノスフェラトゥ”をテーマに書きたいなって以前から思っていたんですよ。もう10年以上前からですね。もともと吸血鬼モノが好きなので。

──そう考えると、本作との出会いは運命的とも言えますね。

宝野:そうなんです。運命的だなって。

──吸血鬼モノがお好きとのことですが、例えばどのような作品がお好きなんですか?

宝野:基本は『ポーの一族』(萩尾望都)です。

   

──ロマンティックで上品な作品ですよね。私も大好きです。

宝野:ね! ステキよね! あの絵でいつかアニメ化して欲しいです。当時の作品は良いものがたくさんありますね。

少し話が変わりますが、当時の殺人鬼モノのマンガで記憶に残っているシーンがあったんです。子供の時に読んで。ただ、どの作品かが思い出せなくて。それを友だちに言ったら、『聖(セイント)ロザリンド』(わたなべまさこ)だよって言われて。すぐにkindleで買って読みました。

天使のような少女・ロザリンドが無邪気に人を殺していくお話なんです。知り合いの首元にバターを塗って、かじらせて殺してしまうというシーンがトラウマになっていて(苦笑)。ずっと覚えていたんですよね。

──それは強烈ですね……。

宝野:そうでしょ?(笑) 強烈な場面だったのでずっとトラウマでした。こういった作品もアニメ化すればいいのにと思いました。絵が綺麗で情緒的だなって。

──そうした作品を思い出していたタイミングでもあったんですね。そういう意味では、本当に「ノスフェラトゥ」はピッタリのタイミングだったんですね。

宝野:「ノスフェラトゥ」だと少し儚いイメージがあるというか。少し悲しい感じがあるじゃない? 血も、どちらかというと薄い血を吸っていそうな(笑)。あまりギラギラしていない吸血鬼の歌を書きたいなって。ギラギラとした吸血鬼の歌も書きたいですけどね。可愛い歌は作ったことはあるんですけどね。

──今回は可愛いというよりも、深い愛の歌ですよね。

宝野:片倉さんが「このお話はイリナとレフの恋物語だ」と主張していましたので(笑)。ふたりが巡り会えたことの歌に。

──アリプロ流の愛の歌と言いますか。

宝野:ああ。そうね、そうです。

──歌詞に出てくる<エフェメラル>は “儚い”“短命”という意味。アリプロの楽曲の歌詞に登場するのはおそらく初めてだと思うのですが……。

宝野:実はこの言葉も昔から使ってみたかったんです。多分、これまで使っていなかったと思います。ノスフェラトゥ、エフェメラル、エターナル……と言葉が変化していきます。イリナとレフのおかげで、ステキな曲ができました。

そういうのが嬉しいんですよね。タイアップだと新しいものが書けるじゃない? 物語の中に入って作るから違う視点で書くことができる。でも一番すごいのは片倉さん。次から次へと曲を書けるわけですから。「もう言葉がいらなくても良くない?」というくらい、作り込まれている曲が続々と届きます。一曲の中の構成も多いので詞をつけるのが大変です(笑)。

30周年目前──アリプロが目指す次の境地

──今は既に次の制作に取り掛かられているのでしょうか?

宝野:アルバムの準備をしています。いつも夏に出しているのだけど、今回は「夏はやめとこうか」って話をしているうちに、今回のお話をいただいて。アルバムは12月リリースです。来年は30周年なんですよね。

──そうですよね!

宝野:だから来年で良いじゃんと思うんですが、「今年で良いんだ」って片倉さんが(笑)。だから今年、30周年のアルバムを出します。じゃあ来年は何をするんだろうなって(笑)。

本当はライブハウスツアーをしたいんですけど、ご時世柄難しいのかなと思っています。アリプロのライブに来てくれるお客様はおとなしいので、キャパを半分にして通常のライブは継続していますけど……行ったことのない場所を回ってツアーをしようと言っていたタイミングでこういった状況になってしまって。

 

 

──ライブハウスでのツアー、見てみたいです。

宝野:美味しいものを食べたり、行きたい場所を回ったりしたいですね。広島、鳥取……いろいろと調べている矢先でした。しかも「車で回る」って言っているんですよ(笑)。

──ロックバンドのように、車で全国のライブハウスを。

宝野:そうそう。「バンドのようにやろう」って。昔は車でまわっていたんですけどね。

──そういうことをやりたいって思ったのは、何かきっかけがあったんですか?

宝野:片倉さんが言い出したんですよね。音楽を作る上で、『幻想庭園』(1988年発表/1stアルバム)を作っていた頃の気持ちに戻りたいって。真面目ですよね。それで「原点に戻ろう。ロックは車で回るんだ」って。でも当の片倉さんは「僕だけは新幹線で行くから」って(笑)。

──(笑)。アリカさん自身も「原点に戻りたい」とは思いますか?

宝野:私自身はそこまで思わないかな。あの頃のようにいろいろな小説を読んだり、映画を観たりしたいなとは思いますけれど、あまり目が良くないのでそこまで本を読めないんですよ(苦笑)。

──でもアリプロは常に新しい挑戦をしながら、進化されているイメージがあります。

宝野:影山(ヒロノブ)さん、JAM Projectさんなんて、もっとすごいと思います。数年前、LAZYのライブに行ったんですよ。本当に楽しかったです。パワーを感じました。人から元気をもらうってあまり多くはないんですけれど、影山さんは特別だな。LAZYはずっとテレビで見ていましたからね。

──30周年に向けて、アリカさんとして新しく挑戦したいことはありますか。

宝野:今までたくさん曲を作っているので、そこからピックアップしたコンサートをやりたいなと思っています。今年の初めにも一回目をやりましたが、続けて。大事にしなきゃなって思うんですよ。全然歌っていない曲とかあるわけじゃない? もったいないなって。

──曲数だけでもすごい数になっていますよね。

宝野:どれだけあるかって忘れちゃっているもの(笑)。実は今回の<ノスフェラトゥ><エフェラルトゥ>という言葉も「歌詞に使ったことあったかな」とアリプロ好きの友だちに聞いたんですよ。「なかったと思います!」って(笑)。ときどきそういうこともあるので、忘れてしまった曲を掘り起こしてコンサートしたいなとは思っています。もしできたら、ぜひいらしてくださいね。

[取材・文/逆井マリ]

CD情報

ALI PROJECT アニメ『月とライカと吸血姫』OP「緋ノ月」

発売日:2021年10月20日(水)
価格・仕様:
・初回限定盤(CD+Blu-ray Disc) 2,420円(税込)
・通常盤(CDのみ) 1,320円(税込)

   

ALI PROJECT待望のニューシングル! ランティスでは4年ぶりとなるシングルはTVアニメ『月とライカと吸血姫』のOP主題歌! <宇宙><吸血鬼>という神秘的なワードが、まさにALI PROJECTにピッタリな世界観……! 壮大なメロディの中に、可憐で乙女チックな要素が満載です。ゴージャスかつ繊細なALI PROJECTの世界を凝縮したシングルをご堪能ください。初回限定盤には表題曲「緋ノ月」のMusic Videoを収録したBlu-ray Discを同梱。

収録内容

【CD】
01.緋ノ月
02.ノスフェラトゥ
03.緋ノ月(off vocal)
04.ノスフェラトゥ(off vocal)

【Blu-ray】
◆緋ノ月~Music Clip~

アニメイト特典

【ご注文時にメール通知】ALI PROJECT TVアニメ『月とライカと吸血姫』OP主題歌「緋ノ月」発売記念トーク&サイン会シリアルコード

詳細はこちらからご確認ください。

TVアニメ『月とライカと吸血姫』作品情報

2021年10月3日(日)~テレビ東京・BS日テレほかにて放送中

月とライカと吸血姫
 

 

あらすじ

人類史上初の宇宙飛行士は、吸血鬼の少女だった―― 世界大戦 の終結後、世界を二分する超大国、東のツィルニトラ共和国連邦、西のアーナック連合王国は、その領土的野心を宇宙 へと向けた。 両国は熾烈な開発競争を繰り広げ、そして今―― 東歴1960年。 共和国連邦最高指導者ゲルギエフは、成功すれば人類初の快挙となる有人宇宙飛行計画『ミェチタ(夢)計画』を発令する。 そんな折、宇宙飛行士候補生の補欠、レフ・レプスは、ある極秘任務を命じられる。 『ノスフェラトゥ計画』――有人飛行に先立つ実験として吸血鬼を飛ばす計画――その実験体、イリナ・ルミネスク を24時間監視し、訓練で鍛えろというのだ。 レフとイリナ、人間と吸血鬼、監視役と実験体――種族の壁や国家のエゴに翻弄されながらも、宇宙への純粋な想いを共有し、2人は共に宇宙を目指すこととなる。

スタッフ

原作:牧野圭祐(小学館「ガガガ文庫」刊)
キャラクター原案:かれい
監督:横山彰利
シリーズ構成:牧野圭祐
キャラクターデザイン:加藤裕美
助監督:川口太詩
美術監督:金子雄司
美術デザイン:平澤晃弘
プロップデザイン:岩畑剛一 鈴木典孝 ARVO-DESIGN
色彩設計:松山愛子
撮影監督:今泉秀樹
編集:廣瀬清志
音響監督:濱野高年
音楽:光田康典
オープニング主題歌:「緋ノ月」ALI PROJECT
エンディング主題歌:「ありふれたいつか」Chima
アニメーション制作:アルボアニメーション

キャスト

イリナ・ルミネスク:林原めぐみ
レフ・レプス:内山昂輝
アーニャ・シモニャン:木野日菜
ミハイル・ヤシン:日野聡
ローザ・プレヴィツカヤ:小松未可子
スラヴァ・コローヴィン:土師孝也
ヴィクトール中将:てらそままさき
ナタリア:井上喜久子
フョードル・ゲルギエフ:緒方賢一
リュドミラ・ハルロヴァ:M・A・O
ナレーション:東地宏樹

公式サイト
公式ツイッター

おすすめタグ
あわせて読みたい

ALI PROJECTの関連画像集

関連商品

アニメイト通販

アニメイトオンラインショップ|声優
アニメイトオンラインショップ|歌い手
アニメイトオンラインショップ|2.5次元
アニメイトオンラインショップ|掘り出し物
アニメイトオンラインショップ|キャラクターケーキ/スイーツ
アニメイトオンラインショップ|フィギュア
アニメイトオンラインショップ|キャラクターお酒

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2022年冬アニメ一覧 1月放送開始
2022年春アニメ一覧 4月放送開始
2022年夏アニメ一覧 7月放送開始
2021年秋アニメ一覧 10月放送開始
2022冬アニメぼしゅう
2022冬アニメも声優で観る!
2022冬アニメ最速放送日
アニメ化決定一覧
声優さんお誕生日記念みんなの考える代表作を紹介!
平成アニメランキング