堀田竜成さん、石渡真修さん、吉田知央さん、植田慎一郎さん、沢城千春さんが「これまでとはまた違ったSOARAが見られる」と語った別れも見どころ!! 劇場版SOARA2『I will. -君が未来を歩くとき-』キャストインタビュー
別れや恋愛、前作とはまた違ったSOARAが感じられる見どころも満載!!
――みなさんが考える今回の映画の見どころやおすすめポイントを教えてください。
沢城:バンドの物語なのでライブシーンはもちろんのこと、前作は青春に向かっていく明るい作品で。例えるなら、太陽のような明るさだったんですけど、今作は太陽の部分もありつつも、月のようなクールな部分もたくさんあります。
そういうクールな部分を今回は注目して見ていただけると、また違ったSOARAを見ていただけるんじゃないかなと。自分的には、キャラクターそれぞれのクールな部分を見ていただきたいと思います。
植田:そうですね。前作は出会いの物語でしたが、今作ではそれまでの5人で過ごした学生生活から“別れ”を描いた、大切な別れの物語です。
今作だけ観ると別れが強く描かれているように感じて、寂しい印象を与えるかもしれませんが、それだけ強く寂しい・悲しいと思えるのは、それまでの間がよほど充実していたんだなと。
前作から今作のことがあってのことなので、見どころとして挙げるならその“寂しさ・悲しさ”だと思います。
あと、先輩だけ、後輩だけに分かれているシーンが、卒業する側・見送る側として描かれているのも見どころです。
石渡:見どころはたくさんあって、少し映像を観ただけでも「いいな、あの頃は」と感慨深い思いになったので、観た人によっては最初から泣けるくらいエモーショナルな作品ですね。
堀田:ぜひ、1作目を観てから2作目を観てほしい。
石渡:1作目より絶対、空の表情が「そんな顔するんだ!?」というくらい豊かになっていると思います。守も「そんな悩みが?」とか、宗司については……ちょっとわからないです。
吉田:わかって!
一同:(笑)。
吉田:宗司については表現できているかわかりませんが、空といる時、モリ(守人の愛称)といる時、メンバーによって違った表情が見られると思います。
堀田:僕が思う見どころは、これまで描かれなかった恋愛要素なんかもあるので、初めて観た人でも「あるある!」と共感できるところです。モテる人がいて、あまりモテない人がいて。
石渡:友達で終わっちゃうみたいな(笑)。
堀田:そうそう。ありがちな学生ながらの恋愛事情も描かれているので、よりリアリティもあるし、後輩ズの先輩がいなくなる寂しさだったり、それを慰めてくれる人がいたりという、後輩としての気持ちも詰まった映画で。
皆さんも大好きな先輩がいたりしたと思うんですけど、そういう細かいところも描かれているのが見どころでもあり、そういう自分の「あるある」を重ね合わせて観てほしいです。
共演者だからこそ知る互いの撮影エピソードを披露♪
――ちなみに、共演したからこそ見てほしい相手の注目ポイントや、「実はこのシーンでは、こんなことをしていた」といったエピソード・裏話などがあれば教えてください。
沢城:裏話は、できない話ばっかりだね。
一同:(笑)。
――本来なら1人について全員から伺いたいところですが、時間の都合的に廉役の植田さんには望役の沢城さんについて、というように廉→望→宗司→守人→空→廉の順でお願いします。
植田:先輩ズが撮影している時など控室に千春さんと2人でいることが多いんですけど、千春さんは望を演じる上で事前の“千本ノック”をめちゃくちゃしています。
望がワチャワチャするシーンなどを1人で何度も何度も練習していて。
吉田:確かに。
植田:テストでも毎回(演技プランが)違うんですよ!
「よーい、スタート」で何パターンも演技をするので、本編でどの望が使われているんだろうという楽しみもあって。俺はいつも特等席で、そのいろいろな望の姿を見ています。
沢城:そうだね。テストでやってみて、もっとイケるかなと思ったら少し修正して本番に臨んだりね(笑)。そういうお芝居のやり方をさせていただきました。
そして、吉田知央くんの注目ポイント……役者としては、どこでも2秒くらいで眠れるところですかね(笑)。
石渡:注目シーンですね。
一同:(笑)。
沢城:本当に、(他キャストを見渡して)ロケバスの中ですぐに寝られるよね。
石渡:どこでも寝られるんですよ。
沢城:そういうのは尊敬するところです!
吉田:尊敬って(苦笑)。
沢城:(笑)。宗司としては、やはり告白されて真摯に向き合って……というシーンが、今までのSOARAにはなかったシーンで。
これまでずっとSOARAに関わってきた身としては、すごく新鮮なシーンだったので、そこはぜひ、皆さんが宗司の相手役になった気持ちで観ていただけるとワクワクドキドキするんじゃないかと思います。
吉田:真修くんは、朝のロケバスでうるさいです(笑)。楽しい話をするのは好きなんですけど、朝が早いので寝たかったのに、隣の席になった時、真修くんが持ち歩いているけん銃の形をしたマッサージ機の話とかでずっと眠れませんでした。
石渡:マッサージガンね。もうちょっと何かないの?
植田:真修は、誰よりもセリフ覚えてくるの早かったよね。
石渡:そういうの! 慎ちゃんわかってる。
吉田:もちろん(僕も気付いてましたよ)。
一同:(笑)。
吉田:セリフを入れてくるの早かったですよね(笑)。あと、ケンカするシーンがあるんですけど、宗とモリの2人だと5人でいる時とはまた違った信頼関係があるので、その時に宗司にだけ見せるモリの表情を、真修くんが繊細に表現しているなと、後輩ながらに感じました。
真修くんのおかげで(引っ張ってくれて)お芝居をさせてもらえたという気持ちもあるので、そういうモリの表情にも注目です。
石渡:空について、僕もそのケンカのシーンになるんですけど、僕たちだけ夜残って撮影したんです。竜成の集中力というか、対面していると不意にお芝居のスイッチが入るような瞬間があって、このケンカのシーンではすごく感じるものがあったので、そこを注目してほしいです。
竜成と2人で稽古場に残って話し合ったり練習したんですけど、一緒に稽古したり相談した以上のものが出ているので、チェックしてください。
堀田:そうですね。映画の中で空と廉の絡みはそれほど多くないんですけど、慎ちゃんは撮影の裏ですごくサポートしてくれるんです。
僕の撮影シーンが多いので、慎ちゃんがわざわざコンビニでエナジードリンクを買って「飲んでいいよ」と差し入れてくれたり、(僕だけじゃなく)みんなの分も買ってきてくれたり、気遣いがすごいんですよ。
お芝居についてのアドバイスも、1作目ではお互いの関係性もできていないような状態で、僕が何ができて何ができないかもザックリしていたのでグサグサと刺さるような感じだったのが、2作目では僕自身何ができるかわかっているのを踏まえた上で「ここ大変だよね」とか、僕に寄り添って的確なアドバイスをくれたり、本当に支えになりました。
朝も「おはよう、眠いよね」と声を掛けてくれたり、ちょっとした言葉にも救われていました。
植田:よし、好感度上がった!(笑)
一同:(笑)。
堀田:本当に、裏でSOARAを支えてくれているのは慎ちゃんだなと思いますね。どうしたらみんながカッコよく、より良く見えるのかとか、一番考えてくれているので、いろいろな面で助けられています。