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【ネタバレあり】『ブルーピリオド』3話まで見てココが気になる!3つのポイントをご紹介!

奥深い美術の世界が面白い秋アニメ『ブルーピリオド』──3話まで見てココが気になる!今後注目したい3つのポイントをご紹介!【ネタバレあり】

講談社「月刊アフタヌーン」で連載中の山口つばさ先生による漫画『ブルーピリオド』がTVアニメ『ブルーピリオド』となって2021年10月1日(金)より毎週金曜25時25分から、MBS/TBS系全国28局ネット”スーパーアニメイズム”枠ほかにて放送されています。

見れば見るほど奥深い美術の世界に触れられる本作は、他にも見どころたっぷり!主人公・矢口八虎(CV.峯田大夢)が絵に真摯に向き合い努力する姿や美大を目指す個性豊かなキャラクター達が織りなすアート系スポ根物語は、”美術”や”芸術”のイメージをガラッと変えてしまうかも。

本記事では、そんな『ブルーピリオド』の4話以降の見どころ3つをご紹介していきます!”芸術の秋”にぴったりの『ブルーピリオド』。まだご覧になっていない方は、秋の夜長にぜひ美術の世界へ足を踏み入れてみてはいかがですか?

 
※本記事にはネタバレと個人的見解が含まれます。ご了承くださいませ。

 

あらすじ

成績優秀で友達とも楽しく過ごす世渡り上手の高校2年生・矢口八虎は側から見ればいわゆる”リア充”。しかし、いつもどこか虚しさを感じる日々を送っていました。そんなある日、八虎は美術室で出会った1枚の絵に魅了されます。

 

 
「絵は、文学じゃない言語」。美術の授業の課題「好きな風景」で描いた絵で初めて自分の正直な気持ちを表現する事ができたことをきっかけに、八虎は絵を描く面白さに目覚め、美術部に入部することに。

のめり込むようにスケッチブックに向かう八虎は、ついに進路の第一志望を日本唯一の国立美大「東京藝術大学」と決め、実質倍率200倍の国内最難関突破を目指します。

 

3つの見どころ

1.天才・高橋世田介と矢虎の関係

矢虎が美術予備校で出会った高橋世田介(CV.山下大輝)は、初めて描く石膏像デッサンで他の予備校生たちとは別格の出来を見せた天才。多くの予備校生が無意識のうちに世田介と自分を切り離して比べることをしませんでしたが、八虎は悔しいと感じ、世田介を強く意識します。

 

 
世田介の志望校が自分と同じ東京藝術大学の油画専攻と知り、天才と見分けがつかなくなるほど努力しようと心に決めます。口数少なくコミュニケーションが不得手な世田介は、矢虎とはまるで正反対。そんな2人が今後どんな関係になり、物語が展開されていくのかが気になります!

 

2.個性豊かな予備校生たち

世田介以外の予備校生も個性豊かなキャラクターばかり。矢虎と同じ美術部員で仲も良い鮎川龍二(CV.花守ゆみり)は、男性であるものの心は女性。

中性的な見た目で普段から女装をしています。その容姿やキャラクターから男女ともに好かれている鮎川ですが、3話では意中の男性に自分が男であると話したことで失恋するシーンが描かれます。

相手の反応に傷つき、自分の好きが受け入れられないことに苦しむ鮎川はそれまでの彼の姿とは正反対の印象を受けます。人知れず抱えた苦しみが消える日が来るのか、注目したいポイントです。

 

 
世田介と高校の同級生である橋田悠(CV.河西健吾)は人当たりが良く、人の絵を見るのが趣味という美術の知識も豊富な関西弁の青年。「絵は食べられない食べ物」と、美術館に行ったことのなかった八虎に美術館や人の絵に対する考え方を教えてくれます。

大人びた印象とトレードマークとも言える三つ編みが独特の雰囲気を醸し出しており、どこか謎めいたものさえ感じさせ、その素性が気になるキャラクターです。

 

 
さらに、両親が東京藝術大学卒という美術一家に生まれた桑名マキ(CV.宮本侑芽)など、強い個性の持ち主ばかり。まだまだ素顔が明かされていないキャラクターも多く、彼らの個性や描く作品がストーリーや八虎にどんな影響を与えるのか、注目です!

 

3.八虎の努力の行き着く先

本作の最終目標である「八虎の東京藝術大学現役合格」はやはり一番気になるポイント!ほんの半年前まで美術や絵と無縁の生活を送っていた八虎は、世田介の天才的な石膏像デッサンや橋田の自分らしさ溢れる作品などを目の当たりにし、自分がいかに描けていないかを突きつけられ続けます。

 

 
それでも悩み考えながらひたむきに努力を重ねる八虎。果たしてその努力が実り、東京藝術大学現役合格を果たせるのか、見逃せません!

 

 
[文・わたなべみきこ]

 

1990年生まれ、福岡県出身。小学生の頃『シャーマンキング』でオタクになり、以降『鋼の錬金術師』『今日からマ王!』『おおきく振りかぶって』などの作品と共に青春時代を過ごす。結婚・出産を機にライターとなり、現在はアプリゲーム『アイドリッシュセブン』を中心に様々な作品を楽しみつつ、面白い記事とは……?を考える日々。BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENの熱烈なファン。

この記事をかいた人

わたなべみきこ
出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。

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TVアニメ『ブルーピリオド』作品情報

 

放送情報

・MBS/TBS系全国28局ネット“スーパーアニメイズム”枠
10月1日より毎週金曜25時25分~

・BS朝日
10月3日より毎週日曜23時00分~

・AT-X
10月7日より毎週木曜日21時00分~
毎週(月)9:00 ※リピート放送
毎週(水)15:00 ※リピート放送

 

配信情報

Netflixにて9月25日~毎週土曜日 テレビ放送より国内先行配信

 

イントロダクション

成績優秀で世渡り上手な高校2年生・矢口八虎は、悪友たちと遊びながら、毎日を過ごしていた。誰もが思う“リア充”……そんな八虎は、いつも、どこかで虚しかった。

ある日、美術室で出会った1枚の絵に、八虎は心を奪われる。「絵は、文字じゃない言語だから」絵を通じてはじめて正直な気持ちを表現できた八虎は、美術のおもしろさに目覚め、衝動のままにスケッチブックへ向かっていく。

そして八虎は、ついに進路を固める。「第一志望 東京藝術大学」実質倍率200倍、入学試験まで、あと650日──!

国内最難関の美大を目指して青春を燃やす、アート系スポ根物語、開幕!

 

 

スタッフ

原作:山口つばさ『ブルーピリオド』(講談社「アフタヌーン」連載)
総監督:舛成孝二
監督:浅野勝也
シリーズ構成・脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:下谷智之
美術監督:仲村謙・金子雄司
美術設定:緒川マミオ・中島美佳
撮影監督:服部安
色彩設計:歌川律子
3DCG監督:大見有正
編集:関一彦
特殊効果:福田直征
音楽:井上一平
音響効果:小山健二
音楽プロデューサー:酒井康平
音楽制作:DMM music
音響監督:菊田浩巳
制作:Seven Arcs
主題歌:
オープニングテーマ「EVERBLUE」Omoinotake
エンディングテーマ「Replica」mol-74

 

キャスト

矢口八虎:峯田大夢
鮎川龍二:花守ゆみり
高橋世田介:山下大輝
橋田悠:河西健吾
桑名マキ:宮本侑芽
森まる:青耶木まゆ
佐伯昌子:平野文
純田:福西勝也
恋ケ窪:神尾晋一郎
歌島:橘龍丸
海野:平塚未玖
白井:長谷川育美
城田:根本優奈
山本:古賀葵
大葉真由:和優希
岡田さえ:陶山恵実里
石井啄郎:村田太志
桜庭華子:大西沙織

 
公式サイト
公式ツイッター

原作情報

『ブルーピリオド』著:山口つばさ
第1~11巻好評発売中! 定価:726円(税込)

 

(C)山口つばさ・講談社/ブルーピリオド製作委員会
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