声優
俳優 高本学&声優 山下七海「クローバーに愛をこめて」対談!

俳優 高本学さん&声優 山下七海さん対談!朗読劇「クローバーに愛をこめて」を観劇する前にそれぞれのファンに読んでほしい話

クールに見えて天然&しっかり者に見えて楽天家

――ここからは少し話題を変えてお二人についてお話を色々とお聞きしたいと思います。恐らくお二人のファンの方もどんな役者と一緒にお芝居をするんだろう?って気になっていると思いますので。

高本: 僕のことをお話すればいいですか?

――はい。

高本: 確実に僕は天然ですね(真顔)。

――!?

高本: いつもホワホワしてます。当たり障りのない天然な人って思っていただけばそれで間違いないです。

山下さんのファンの方にもホワホワしてるなこの人って思っていただければ。

(少し間をおいて)自分の説明は難しいですね(笑)。

※山下さんは笑いを堪えている

――ホワホワですか(笑)。僕、高本さんとは今日、はじめてお会いしたんですけどクールな方なのかな?って思ってました。

山下: 私も最初クールな方なのかって思ってたんですよ(笑)。

高本: 身長が180センチあって少し威圧感ありそうなんですけど、一切クールではないです。いじってもらって皆さんに支えられるので(笑)。

山下: (笑いながら)素敵な方だなって思います。

高本: ホントですか(笑)。

山下: 私、初対面でお会いした時って「こんな方だろうなぁ」って察知する方なんですけど、本当に高本さんは分からなくて。クールなのかな?いやこれは違う...?みたいな。

高本: 気軽にいじってください(笑)。

――(笑)。高本さんファンの方にとってはおなじみであり、写真でしか高本さんを知らない山下さんのファンにとってはちょっとビックリする人となりが明らかになりました。山下さんはいかがですか?

山下: 私ですか?普段からあれもしなきゃ!これもしなきゃ!って動いてるタイプじゃなくて、「なんとかなるだろう」って思いながら生きてます。なので...あんまりちゃんとした人って思わずに見ていただければなと思います。

高本: あはは(笑)。でも、僕がはじめて山下さんとお会いした時はとてもしっかりされている方って印象がありました。すごく芯が強くて、まっすぐな人なのかなって。

山下: 最初はみんなそう言ってくださるんですけど...一緒にお仕事する時間が増えてくるとバレていくというか。私もファンの方から「天然だよね」ってずっと言われてますし。

高本: そうなんですね。

――山下さんは以前、所属していたユニットのファイナルライブツアー中に、曲中で「寝る」演出を入れた強者でもあります。

高本: え!?疲れてたんですか(笑)?

山下: うふふ(笑)。

二人の子ども時代

――では、作品に紐づけて、もう少しお二人についてお聞きしていきたいと思います。お二人は、どんな子どもでしたか?

高本: 小学生の時はすごく活発だったんですよ。でも、中学生になって落ち着いたというか一人で過ごすことが増えましたね。みんなが体育館でスポーツやってる時は、教室で漫画読んだりとか(笑)。

僕、見た目はサッカーしてそうって言われるんですけど。

――してそうです。

高本: 全然できない...。

山下: (笑)。

高本: 沢山の友達がいるタイプじゃなくて、仲のいい数人とずっと一緒にいました。後は...あっ、バンドでギター弾いてましたね。

――カッコいいですね。ギターをはじめたキッカケは?

高本: 父がギターを持っていたんです。学校の同じクラスの子がドラムをやっていて、「ギターできる?」って聞かれたんですよ。それで家にギターがあるから「できる」と思っちゃって...。

山下: (目を大きく見開く)。

高本: 家にギターがあると弾けるって勘違いしてて(笑)。それで思わず「できるよ!」って言っちゃったんです。それで一緒にやろう!ってなって。後から気付いたんですよ。これは練習しないとヤバいって。

友だちから「この日一緒にやろう!」って言われた期限までに猛練習しましたね。なんとか間に合って弾けるようになりました。

――間に合ったのは凄いですね。

高本: そうですね(笑)。そこからバンド活動がはじまりました。

――高本さんの子ども時代はギター少年。山下さんはいかがですか?

山下: 私はお兄ちゃんが2人で妹が私という環境で育ったので、お兄ちゃんについていく子どもでした。

女の子と遊ぶってよりはお兄ちゃんの友だちに混ざって遊ぶことが多かったですね。当時は、気も強い方だったと思います。後、食べ物をお兄ちゃんに取られまくってた記憶がありますね(笑)。

中学生になってからは吹奏楽部に入って、女の子ばっかりの中で部活をしてました。フルートでパートリーダーを担当したり。男勝りな子ども時代から文化系女子に転身って感じでした(笑)。

様々な人生のエピソードが詰まった物語

――今回の「クローバーに愛をこめて」は幼馴染のお話になります。お二人の幼馴染との思い出についてもお聞きしたいです。

高本: 女の子の幼馴染がいました。子ども時代って女の子の方が強いですよね?ずっといじられました。いや、圧倒されていた思い出と言った方がいいのかな。

山下: 圧倒(笑)。

高本: 小学生に上がるタイミングでもう会わなくなっちゃいましたけど。

――高本さんは大阪府出身ですが、そのあたりも関係していたり?

高本: あ〜。少しあるかもしれません。男も女も「なんでやねん!」の文化なので。大阪はあたりが強い人が多かったなぁ(笑)。17歳の時に親の転勤で東京に来たんですけど、平和な街だ...って思ったくらいだったので。

山下: 幼馴染いるんですけど...。私の出身が徳島で、ご近所付き合いが活発なんですよね。お母さんに「七海、ちょっとこのおかず届けて?」みたいなことはよくありました。

幼馴染とは阿波踊りも一緒に行ったり。でも、中学生くらいから全然、一緒に遊んだりはしなくなりましたね(笑)。

――中学になって環境が変わると幼馴染とは疎遠になりがちってことですね。では、もう少し踏み込んで。もしよろしければ、お二人の初恋について聞かせてください。

高本: 小学校の時、バレンタインデーにチョコをもらったんですよ。で、そのチョコをくれた女の子のことを好きになりました。

――自分のことを(多分)好きな子が気になっちゃうのはありますよね。

高本: そうですね(笑)。でも、告白したりとかは全然なくって。片思いのまま終わりました。

山下: 私は幼稚園の時に、親友の女の子と同じ男の子を好きになったんです。それで2人同時に告白したら、私が振られちゃって(笑)。幼いながらに乙女心を傷つけられた思い出があります(笑)。

――なるほど(笑)。貴重なお話をありがとうございます。それでは最後に公演を楽しみに待たれている方へメッセージをお願いします。

高本: 様々な人生のエピソードが詰まった素晴らしい脚本の朗読劇です。お越しいただいて絶対損はないと思いますので、楽しみに会場へ足を運んでいただけると嬉しいです。

山下: 日記形式で綴られた台本が本当に印象的です。自分自身の人生に向き合ってみたり、自分の好きなものをもう一回見つめ直してみたりするキッカケになればいいなって思います。

高本さんは演劇の中心ですし、私も声優以外の方と朗読劇を演じるのが初めて。とても新鮮な朗読劇になると思います。高本さんが普段やっていることが芝居ににじみ出てくると思いますので、そこを沢山勉強したいです。お互いの刺激を受け合いながら、素敵な朗読劇を作ります。

いつも応援してくださってる皆さんにも新しい私たちのお芝居が見せられると思いますので、楽しみにしていて欲しいです。

――ありがとうございました!

取材・文・撮影/川野優希

イベント概要

〇イベント概要
朗読劇「クローバーに愛をこめて」
出演者:高本学、山下七海
作・演出:大浜 直樹
プロデュース:たちばな やすひと

〇あらすじ
幼馴染の二人が出会ってから、結婚、添い遂げるまで、交互に読まれる日記の形で描くラブストーリー朗読劇。料理が好きな男の子・英雄(5)のお隣に、ピアノが好きな愛美(5)が引っ越してくる。二人は、一緒に幼稚園に通い始め、自然と仲良くなる。小学校、中学校、高校と一緒に通う二人。ひたすら夢に向かっていく英雄と、なかなか夢が決まらない愛美だが自然と心を寄せ合う。その後、二人は結婚し、子供も生まれるが、そんな二人の人生に、また大きな試練がのしかかり……。

○出演者
・高本学
舞台「刀剣乱舞」の数珠丸恒次 役として話題を集め、今年末には「『ヘタリア』~The world is wonderful~」にプロイセン役として出演も決定。今もっとも勢いのある若手俳優の一人。

・山下七海
「アイドルマスターシンデレラガールズ」の大槻唯役で注目を集め、鬼滅の刃の寺内きよ役でますます人気上昇中の若手声優。

【日程】
2021年11月6日(土)、7日(日)

▼11月6日(土)
[一部]開場14:00/開演14:30
[二部]開場17:30/開演18:00

▼11月7日(日)
[一部]開場11:00/開演11:30
[二部]開場14:30/開演15:00
[三部]開場17:30/開演18:00

【場所】
浜離宮朝日ホール・小ホール
https://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/access/
〒104-8011 東京都中央区築地5丁目3−2 朝日新聞東京本社 新館2階

【価格】
4,500円(税込)

【チケットスケジュール】
▼一般販売(先着):10/23(土)12:00~
https://eplus.jp/clover2021/

企画・協力:Nemeton
主催:ソニー・ミュージックエンタテインメント
お問い合わせ:03-3515-5683(平日11時~17時)

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