音楽
声優・斉藤壮馬2ndEP「my beautiful valentine」レビュー

祝! 声優・アーティスト・斉藤壮馬さん2ndEP「my beautiful valentine(マイビューティフルバレンタイン)」発売! ダークな歌詞の魅力と綺麗な旋律の聴きどころレビュー

2022年2月9日(水)に発売されたアーティスト・斉藤壮馬さんの2ndEP「my beautiful valentine」。前作の2ndフルアルバム「in bloom」と同様、斉藤さん自身で全曲作詞・作曲を担当しているEPです。本作のテーマはダークな世界観を表現した6曲が収録されています。

斉藤さんは歌が上手でアイドルコンテンツに多数出演しているイメージを持っている方も多いと思います。『アイドリッシュセブン』の九条天役、『あんさんぶるスターズ!』の2wink・葵ゆうた役、葵ひなた役、『TSUKIPRO』シリーズの奥井翼役など。かっこいいアイドルから可愛いアイドルまで、さらに高低音どちらも綺麗な歌声が特徴です。

そんなアイドルコンテンツのキラキラとしたホワイトなイメージも魅力的ですが、今回お伝えしたいのは真逆な楽曲も多いアーティスト・斉藤壮馬さんについてです! アーティスト活動では斉藤さんが好きな幅広い種類の音楽(新旧・洋邦のメジャー・インディーのロックミュージック)と文学的な歌詞が合わさった他コンテンツとは全然違う一面が感じられるのが魅力の1つです。

個人的におすすめしたいのは斉藤さんの綺麗な歌声と闇深い歌詞の相性がとても良いということです。今回の2ndEPのテーマがダークな世界観に焦点が当てられているので、そこに注目しながら曲の聞きどころをレビューしたいと思います。

本記事ではEPに収録されている6曲を細かく見ていきます。すでにファンの方はお手持ちのCDやスマートフォンなどから曲を聴きつつ、斉藤さんの創造した楽曲の世界へ行きましょう! まだアーティスト活動は知らないけれど、斉藤さんの出演しているアニメコンテンツが好きという方には1度聴いてみてほしい別世界をぜひご堪能ください!

目次

ちょっと知っておきたい、編曲のsakuさんについて

楽曲に触れる前に歌の鍵を握る編曲を行っているsakuさんを少しご紹介します。

sakuさんは 斉藤さんのライブ、「1st Live quantum stranger(s)」、「Live Tour 2021“We are in bloom!」で演奏してくれていたバンドメンバーです。ライブだけでなく斉藤さんとsakuさんのタッグで声優の江口拓也さんの2ndミニアルバム「EGURand」に楽曲提供もしています。

さらにSakuさんは アイドリッシュセブンRe:valeの「星屑マジック」の作詞作曲編曲、MEZZOの「Forever Note」の作詞しているなど物語の鍵となる楽曲も作っている方です。

そんな斉藤さんのアーティスト活動を支えてくれているsakuさん。自身のTwitterで斉藤さんの楽曲について解説を行ってくれています。こちらも合わせてご覧いただければ曲の理解度が上がること間違いなしです!

sakuさん公式HPはこちら
sakuさん公式Twitter(@Sinxix)はこちら

2ndEP「my beautiful valentine」楽曲紹介

01.ジャジーで明るい地獄、奇妙な明暗を味わう「ラプソディ・インフェルノ」

タイトルは直訳で「狂詩曲・地獄」という意味です。冒頭の荒れた酒場感がある音に注目していただきつつ、トランペットとサックスの音を楽しんでくださいね。狂詩曲ということで珍しいカズーというアフリカの楽器の音も隠れています。

そしてサビの「クラップ・ユア・ハンズ!」で楽しさを感じ、思わずリズムに乗ってしまいます。これはライブに行って皆んなで手を叩きたくなってしまう! 斉藤さんもsakuさんもライブを念頭に作ってくれているのが嬉しいポイントです。

ここで注目して欲しいのは、曲調が独特なリズムで楽しげなのに歌詞が怖いということです。「コラプス(崩壊)、大罪、悪魔、サクリファイス(生贄)、墓場、百鬼夜行」と詩に散りばめられたこの言葉たち。まさしく地獄、インフェルノを感じさせます。

アニメ作品などでもありますが、明るさの中に怖さがあるとより怖さが引き立ち、不気味に感じます。そんな明暗の対照的な感じを使って地獄の狂詩曲を作るとは怪談好きの斉藤さんらしさではないでしょうか。

02. 歌詞に注目! 斉藤さんの言葉選びのセンスが光る「ないしょばなし」

この楽曲を最初に聞いた時、「正常の意味を辞書で引いたら きれいな怪物が嗤っていた」という歌詞がすごく好きになりました。「結晶世界」などでも感じたことのある、文字の組み合わせから感じられる独自な表現が斉藤さんの楽曲の素敵なところです。
 
ちなみに本当に「正常」の意味をgoo辞書で引いたら“正しいとされる状態にあること”だそうです。「正しい」と言い整えられていることはありますが、「正常」と人に言う時は良いイメージで使わないなと私が感じていたことでして…人を嘲笑う時や「異常」の反対で使われると常々感じていました。なにげない違和感を詩にできる斉藤さんの語彙力を改めて素敵だなと思います。

さらに韻を使った言葉遊びの歌詞にも注目していただきたいです。1番の「机上のクーロン(空論)」と2番の「気丈のクローン」と似た言葉を楽曲に入れ込む面白さ。そして2つの言葉の聴き心地がいいのでさらりと入ってしまう感じもお楽しみください。

03. 爽やかな曲調に反したダークな歌詞の「(Liminal Space)Daydream」

冒頭から軽快で爽やかな曲調が特徴の曲です。1度さらりと聞くと歌の開けた音から希望を感じますが、よく聴くと実はダークファンタジー感がしっかりある曲だなと気がつき驚きました。

日常の情景である「団地の屋上、廊下」を思い浮かべつつ、サビの「飛べる気がしたの」という歌詞に注目です。この違和感はまさか死ぬの?と思ってしまいます。

そして最後の遊び心も逃さずに聴いていただきたいところです。「バグってるんだって」の歌詞の後、曲終わりにノイズが入って旋律が崩れていきます。まるで冒頭の歌詞にあるようにギュルっとした不協和な音が鳴る変化が楽しめます。

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