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『デパプリ』ライブ リレーインタビュー・茅野愛衣【連載第4回】

「デリシャスパーティ♡プリキュア LIVE 2022 Cheers!Delicious LIVE Party♡」に向けて、キュアフィナーレ/菓彩あまね役・茅野愛衣さんにインタビュー「“楽しい”を共有して、“いただきます”から“ごちそうさま”までをしたい」【連載第4回】

 

ライブでは「泣いてしまいそう」

──「デリシャスパーティ♡プリキュア LIVE 2022 Cheers!Delicious LIVE Party♡」のお話をいただいたときはどのようなご印象がありましたか?

茅野:最初は驚きました! 「ライブがある予定です」とはうかがっていて。それで、昨年度の『トロピカル〜ジュ!プリキュア』のイベントを配信で見ていました。

私はライブ自体がすごく久しぶりなんです。コロナ禍になってからは延期、延期で、未だに開催できていないライブもあって。だから有観客ライブは……多分、3年振りになるのかな?

子どもたちを目の前にしてライブをするということもなかなかないことなので、すっごく楽しみなんです。

みんなからの純粋なパワーを受け取れる、ものすごく貴重な場だなと思っています。しかもすごく素敵な曲がいっぱいで。

スタッフ陣:例年女性ダンサーさんが出演する予定です。それぞれのキャラクターソングに合わせたダンスをしてくれています。

茅野:えーっ! そうなんですね! バックダンサーさんがいらっしゃるライブって私人生で初めてなんです! どうしよう! 話をしながらドキドキしてきた!(笑) 

今話しながら思い出したんですけど、別作品で「大洗あんこう祭」にお邪魔したときに『スター☆トゥインクルプリキュア』のプリキュアショーを少しだけ見たんです。プリキュアショーのあとに登壇して。それこそ、ゆかちも一緒だったんですけど。

まさか数年後、自分がプリキュアシリーズのライブイベントに出演者側として立たせていただくことになるとは……。

まだ詳しい内容は(現段階だと)私は分からないのですが、当日は絶対に泣いてしまいそうです。

──それは他のキャストの方たちもおっしゃっていました。茅野さんが泣いてしまいそう、と思われる理由はどんなところにあるのでしょう?

茅野:もしかしたら理由はないのかもしれません。子どもたちの純粋なパワーや愛を目の当たりにすると……なんか泣いちゃうんです。

この間、リーサが『デリシャスパーティ♡プリキュア ドリームステージ♪』の様子を動画で見せてくれたんですよ。私が行くことができなかったので、「こんな感じだったよ」と見せてくれて。

エンディングダンスの時の子どもたちの様子がすっごく可愛くて。みんな完全にダンスを覚えているんですよね。動画を見ながら「私、こんなふうに踊れるかな?」って(笑)。リーサから話を聞いていたら、年齢的なものもあるのか、うるうるしてしまいました。

 
現場に行った友人からもキュアフィナーレのパネルで撮った写真が送られてきて。それだけで幸せな気持ちになってしまいました。「良かったねえ、ツー」と涙が(笑)。

だからわけも分からず、壇上で泣いているかもしれません(笑)。でもプリキュアのみんなもいますし、アーティストの方もご一緒できるということで、心強さしかないです!

 

キャラクターソングの楽しさと難しさ

──『ボーカルアルバム ~Welcome to Delicious Party~』に収録されている菓彩あまねのキャラクターソング「My true self」、キュアプレシャス(CV:菱川花菜)・キュアスパイシー(CV:清水理沙)・キュアヤムヤム(CV:井口裕香)・キュアフィナーレ(CV:茅野愛衣)による「キズナ♡スペシャリティ」、どちらもすごく素敵な曲ですよね。

茅野:あまねちゃんの「My true self」、キュアフィナーレとして参加する「キズナ♡スペシャリティ」と、それぞれのキャラクターで歌えることが嬉しかったです。

──「My true self」を聴かれた時はどのような印象がありましたか?

茅野:あまねちゃんにピッタリな曲だなと思いました! キュアフィナーレとしてこれからみんなと一緒に頑張る!という決意を固めてからの歌だったので良かったです。あまねちゃんの場合、時期によって心境が全然違うので。ブレることなく歌えるような歌詞だなと思いました。

毎回思うんですけど、キャラクターソングって難しくて。音楽的なことを考えながらも、キャラクターの感情を表現しないといけないという。

──ああ、確かにそうですよね。キャラクターとして歌わなければいけないという難しさがあると思います。逆に井口さんはキャラクターソングが大好きとおっしゃっていました。

茅野:そうなんですね! 私も楽しさはあるんです。自分じゃなくてキャラクターで歌うので。ただ、セリフとはやっぱり違うじゃないですか。

キャラクターらしくそこに在りたいと思っても……例えば、キュアフィナーレは私の中では低めのトーンで喋っているんです。

でも歌の場合は音楽的なこともあって、トーンを上げなければいけない時もあって。「これはフィナーレでは出したことのない音だな」という場合は、どうしようかなと。

キャラクターが無理やり歌わされている感が出ないようにしたいんですよね。自分の中でブレてしまうと「もうちょっとああ出来たんじゃないか」と心残りになってしまうので、そこを自分の中で整理するのが難しい、という感じです。

だからそのキャラクターがどういう場所にいて、どういう気持ちで歌っているのか、ということも意識するようにしています。

──今回の2曲のレコーディングの場合はどうでしたか?

茅野:相談に乗ってもらいながらという感じでした。よりあまねらしく、キュアフィナーレらしくと、こちらから提案させていただくこともあって。同じ日に2曲録ったんです。気持ちの切り替えは少しむずかしいところがあったのですが、ディレクションをいただきながら、無事に録ることができました。

──確かにあまねとキュアフィナーレとでまた気持ちが違いますものね。

茅野:そうなんです。それと、収録したのが3月くらいだったんですよね。その時期はまだジェントルーのほうが歴が長かったのでそこも難しかった感じです。

でもそれは言い訳にしたくなくて、あまねちゃんのまっすぐな心が伝えたいなと。だから「しっかり前を向いて歌おう」と思っていました。

ただ、あまり重々しくは歌いたくないなと思っていて。「My true self」は<真っ直ぐに わたしの正義で これからも進もう>という決意の言葉からはじまっているんですけど、そこからは雲がパッと開いて、綺麗な空が見えるような気持ちで歌いたいなと思っていました。

特に<鮮やかな心で 見渡せばクリアな世界>というところは軽やかなイメージで歌っていましたね。まるで雨上がりのような。

 

──「My true self」はあまねの凛とした姿が表れた、かっこいい曲だなと思いました。でも<幸せのデザートを ほおばった時みたいな 輝き出す次のエナジー 守っていくんだ>という歌詞は、かわいさとかっこよさが混じっていて。

茅野:いつもクールなあまねちゃんから<幸せのデザートを ほおばった時みたいな>というかわいい言葉が出てくると、その顔を思い浮かべて「かわいい」って思いますよね(笑)。でもやっぱり全体を通してかっこいいですよね。<強く、昨日より強く、自分の鼓動を鳴らして進んでいける>という歌詞も、カッコいいなぁって。

──気高さがあるというか。

茅野:ちゃんとあまねの口調になっているけども、柔らかさもあってすごく好きですね。<ピンと姿勢正したのは>という言葉も、生徒会長らしさがあるなと(笑)。あまねのことを本当によく考えて作ってくれた曲なんだなと思いました。

──さきほど時期的に気持ちの持っていきかたが難しかった、といったお話がありましたが、ライブの時期はあまねとも、キュアフィナーレともお付き合いが長くなってきたタイミングなので、歌いやすいかもしれないですね。

茅野:そうですね。特に「キズナ♡スペシャリティ」は、みんなとの絆もより深まったタイミングに歌うことができるので、なんだか嬉しいです。

「キズナ♡スペシャリティ」は曲も素敵なんですけど、歌詞がすっごく良くて! 歌詞を追いながら聴いた時に「大事なことがこの曲にいっぱい詰まっているな」って思いました。大好きな曲なので、みんなで歌えると思うと今から楽しみです!

 

ライブ限定グッズで気になるのはペンライト

──ボーカルアルバムの中で気になる曲やお好きな曲はありますか?

茅野:「らしいな」って思う曲がたくさんあって! 特にここねの「あなたとTea party」が好きです。クセになる曲だなぁって。

でもどの曲もキャラクターにピッタリだなと思いました! ゆいちゃんの「スマイルメニュー◎」はすごく元気がもらえる曲だし、らんちゃんの「デリシャスサ~チ!」は思わず元気になってしまう可愛い曲だし……全曲気に入っています(笑)。生で聴けるのかなぁと思うと、それも楽しみです。

そういえば、ばななはキャラクターを譜面台に置いて歌ったと聞いて(笑)

──ネームプレート(パス)につけてるキャラクターグッズと安見(香)プロデューサーからもらったお手紙も置いていたとおっしゃっていました。

茅野:お手紙!? お手紙を置くってなかなか珍しいですね!(笑) パスにたくさんキャラクターグッズがついているのを見て「昔、時代的に流行ったなあ!」と思いました。懐かしいなって。

──ローズマリー役の前野智昭さんも同じことをおっしゃっていたそうです(笑)。「デコケータイみたいだね」と。私も「懐かしいなあ」と思いました。

茅野:あはははは。ばななはあの頃のことを知らないですもんね。歴史は繰り返すんだなと思いました(笑)。

──グッズと言えば、ライブ限定グッズで気になるものはありますか?

茅野:マフラータオルもきらびやかでかわいいなと思ったのですが、ライブと言えばペンライトなのかなって。10色発光ってすごい!(グッズの一覧を見ながら)全部良いですねえ。ライブに行くとグッズが欲しくなってしまいます。

あと余談なんですけど、ボーカルアルバムのジャケット写のみんなのお洋服がすっごく可愛くて!

 
プリキュアたちの変身フォームはグッズとして販売されていますが、私服も可愛いなと思ったんです。プリキュアのアパレルブランドを作って欲しいなって思いました。私が子どもだったら絶対に買いに行っちゃう! 

はじめて自分が選ぶ洋服がプリキュアたちとお揃いだったら……と思うとキュンキュンしてしまいます。(スタッフ陣に向かって)ぜひご検討ください!(笑)

 

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