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『わたてん!プレフレ』メインキャスト座談会 わたてん☆5主題歌の収録秘話も

3年半ぶりの収録に「私たち、おばあちゃんの家でアフレコしてたんだ!」│『私に天使が舞い降りた!プレシャス・フレンズ』指出毬亜さん・長江里加さん・鬼頭明里さん・大和田仁美さん・大空直美さんインタビュー

椋木ななつ先生による漫画を原作として、2019年1月〜3月に放送されていたTVアニメ『私に天使が舞い降りた!』。本作の完全新作アニメ『私に天使が舞い降りた!プレシャス・フレンズ』が2022年10月14日(金)より劇場公開!

いつも仲良しの花、ひなた、乃愛、小依、夏音は今日もみやこの手作りお菓子を囲んでおうちで仲良くお菓子パーティー! お花の形をしたクッキーは花のつけている髪飾りにそっくり。髪飾りは小さいころおばあちゃんからもらった花の大事な宝物で、その話に興味津々になったみんな。そして「修学旅行の練習」としておばあちゃんのおうちに遊びに行くことに…!?

ファン待望となる今作の公開を記念して、白咲 花役・指出毬亜さん、星野ひなた役・長江里加さん、姫坂乃愛役・鬼頭明里さん、種村小依役・大和田仁美さん、小之森夏音役・大空直美さんにインタビューを実施!

TVアニメで予習してほしいエピソードや今作の見どころ、さらには「わたてん☆5」として担当する主題歌の裏話などをお伺いしました!

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劇場に足を運ぶ前に声優陣が予習してほしいTVアニメのお気に入りエピソードは?

――約3年半ぶりの新作アニメーションが公開となりますが、TVアニメから今作の収録までの期間はみなさんにとって長いものでしたか?

星野ひなた役・長江里加さん(以下、長江):一緒にいた時間も濃かったですし、TVアニメの放送が終わっても活動が続いているから、もうキャスト間としては同級生という感覚です。

小之森夏音役・大空直美さん(以下、大空):アニメとしては約3年半ぶりになりますが、アニメが終わってからもライブがあって一緒に練習したりと、会う機会があったので、なんとなくずっと一緒にいたような感覚で。だから今回も「わー! 久しぶり〜!」という感覚はあまりないかもしれません。

姫坂乃愛役・鬼頭明里さん(以下、鬼頭):それこそアニメが終わってからもライブをしたりと会う機会があったり、私自身たまにMVを見返したりして、ずっと『わたてん!』と心は共にあるような感覚でした。ずっと一緒にいたのかなと思っていたくらいなので、久しぶりな気はしないですね。

白咲 花役・指出毬亜さん(以下、指出):私も同じく間が空いている気がしなくて、どちらかと言えばアフレコを終えてからの活動の方が濃かった印象があります。たしかに、久しぶりな感じも少しだけありましたが、さっきりかちまる(長江さん)が言ったように、同級生感というか、「あっ、久しぶり!」くらいのノリで。だから3年半ほどのブランクは感じなかったかもしれません。

種村小依役・大和田仁美さん(以下、大和田):3年半も経ったんだとは思いましたが、みんなが言っていたように、思い出す時間があるというよりは、ずっとそばで一緒に歩んできたような感覚で。『わたてん!』に触れる機会は定期的にあったので久しぶりな気はせず、でもこうして大きく『わたてん!』が動き出すと嬉しいなという実感は常にあります。

大空:先日、生放送をした際に、「『わたてん!』は平成に始まった」というコメントがあって、それを思うとそんなに経ったんだと思いました(笑)。

――TVアニメの放送が2019年1月〜3月だったので、たしかに平成ですね……!

大空:やっぱり心に刺さって刻まれる可愛さがあったからこそ、記憶が薄れていないのかもしれません。

――では今作の制作が決まった際の心境はいかがでしたか?

指出:ワンマンライブのときに聞きましたが、当日は「このライブで一区切りかな?」と思っていたので、またみんなで一緒に収録できると聞いたときは嬉しかったです。あかりん(鬼頭さん)が、みんなでアフレコできるのが嬉しいと言ってくれて、あれは忘れられないですね……!

長江:ずっと言われてる(笑)。

大空:わたてん☆5の中の名場面ランキング1位かも(笑)。

鬼頭:恥ずかしい(笑)。

長江:それに新作のストーリーということもあって、楽しみでワクワクしていました。

鬼頭:あとは劇場公開作品になることに驚きました。もちろんTVアニメでもやりたいという気持ちはありますが、映画館の音響でみんなの声が聞けるとわかったときは嬉しかったですね。

大空:『わたてん!』ってほっこりして、のんびりして、優しくてギャグもあって面白くて。日常を描いている作品なので、最初はストーリーがどうなるんだろうと思い、その期待が大きかったです。

大和田:私も、ずっと一緒に歩んできた『わたてん!』がライブをもって一旦終わりなのかなと思っていたので、今作の制作決定を聞いて、「続くんだ!」という喜びが大きかったです。またみんなと一緒に活動したり、スタッフさんとも会えるんだと思って嬉しかったですね。

――ファンの方も、久しぶりに『わたてん』に触れる方が多いと思いますが、改めてTVアニメで見てほしいお気に入りのエピソードを挙げるなら?

鬼頭:私は、乃愛がひなたとデートする回(第9話「私が寝るまでいてくださいね」)で、サンドイッチを作っていったりと健気な彼女が描かれたエピソードが好きでした。

長江:デートの彼女だよね(笑)。

鬼頭:そう(笑)。頑張っておめかしして、いつも報われない一方通行なところがあった乃愛だけど、最後にはひなたからアメを与えられるという(笑)。

長江:最後の最後でね!

鬼頭:アメとムチが上手だなと(笑)。

大空:ひなたが無自覚でちょっと罪なんだよね。

長江:演じている自分自身も「このあとアメを与えるぞ」という目論見は、デート中の感情に一切入れないように気をつけながら演じました。

――キャストのみなさんとしての認識は“アメとムチ”でいいんですね(笑)。

鬼頭:はい、まさに沼ですね(笑)。でもそんなふたりの掛け合いは微笑ましかったです。

長江:私は、みゃー姉強化期間(第7話「みゃー姉が何いってるかわかんない」)の、ストーリー全部が大好きなんです。中でも、ひなたが「好きだから、ずっと一緒にいたいんでしょ!」というセリフがあって、その感情がストレート過ぎて、本当にみゃー姉のことが好きなんだなと、グッと来ながら演じていました。

3話(第3話「刷り込み」)のお風呂場での仲直りシーンでは、ひなたが赤ちゃんのときの回想シーンが出てきたりと、近い距離感でふたりが会話している空気感が、かなりリアルでいいシーンだと思います。何度見ても思い出すというか、思い出してしまうので、みなさんも見直してほしいシーンですね。そのお風呂のシーンだけじゃなくて、そこに至るまでの一連が本当に素敵で大好きなエピソードです。

――ひなたは全体的に発言がストレートで、良くも悪くも胸に刺さるセリフが多いですよね。

大空:私、グサッと来る方で好きなひなたのセリフで好きなのは、みゃー姉の誕生日をひなたが忘れちゃったときに、「私が忘れたら、みゃー姉誰にも祝ってもらえないのに!」と言っていて、ヒドい!と思って面白かったです(笑)。

――ひなたとしては優しさで言っているので、そこがまた刺さります(笑)。大空さんはいかがでしょう?

大空:私は、夏音と小依の関係が好きなんですけど、中でも小依が縄跳びで夏音の腕を縛って解けなくなってしまうエピソード(第5話「いいから私にまかせなさい!」)がお気に入りです。先生が来ちゃうからハサミで切っちゃえば、と提案されても、小依が「ダメ! それだと夏音が怪我しちゃうかもしれないじゃない」と頑張って解こうとしているシーンは細かいですが好きなんです。

その流れで夏音と小依の幼少期の回想シーンが入ってきますが、夏音が縄跳びでギュッとされても余裕で受け入れたり、大丈夫だとニコニコしながら焦っていなかったのは、その思い出があるからで。小依のことが大好きで頼りにしているからなんだと分かるこのシーンが大好きです。

大和田:小依も真剣で面白いですよね(笑)。小依が縛ったのに、すごく真剣に「私が助ける!」って心の底から思っているところが、いいなと思っていて。

大空:ちゃんとツッコまれていたよね。小依ちゃんが縛ったんだよ?って(笑)。でも一生懸命に夏音のヒーローとして真剣な顔をしていたところが可愛かったです。

大和田:私が見てほしいシーンは、夏祭りのエピソード(第4話「ちょっとお話よろしいですか?」)の、小依と夏音の輪投げの場面です。一生懸命に小依が夏音に取ってあげようとするんだけど上手くいかなくて。でも夏音がやったら2つ同時に的に入って、ふたりで分け合いっ子するという場面が好きなんです。小依はカッコつかないんですけど、最終的にそれは悪いことじゃないというか。ふたりの中で分け合いっ子をして同じブレスレットをつけて笑い合うという、誰にも入り得ない空気感がとても印象に残っています。

指出:私は、みゃー姉と花が、朝早くに並ばないと買えないお菓子を一緒に買いに行くエピソード(第10話「また余計なこと言っちゃった」)です。帰り道に、公園のベンチで座ってお話しているシーンが、そこに行き着くまでのみゃー姉と花の関係性の変化が感じられて印象的なシーンでした。

「よろしくお願いします」という花のセリフがありますが、そのシーンの台本のト書きに「このコマは力が入っています」とあって、私もちゃんと気合を入れてないと、と思ったシーンです。

――ここまではお気に入りのシーンとして挙げていただきましたが、今度は演じるキャラクターの可愛いと思うポイント、うちの子自慢をそれぞれしていただければと思います。

指出:ギャップなら花は負けません! 大人っぽさもあり子供っぽさもあって、可愛さもカッコよさも持っている雰囲気は花ならではだと思いますが……いかがでしょうか?

一同:(笑)

鬼頭:満場一致です!

大空:お菓子ですごい喜ぶ可愛い花ちゃんと、みゃー姉にドン引きしてツッコミを入れる花ちゃんはすごいギャップがある(笑)。

鬼頭:コスプレさせられるのは嫌がっているのに、お菓子に負けちゃうところは可愛いよね(笑)。お菓子あるよって言われると「うぅ……仕方ないですね……」と言って(笑)。

指出:チョロいところも魅力ですね!(笑)

鬼頭:やっぱり乃愛は存在自体が可愛いんですけど(笑)、その中でもやっぱり“残念可愛い”ところが魅力的だと思います。本当に美少女なのに、このみんなの中にいると、花はお菓子が一番だし、みやこは花ちゃんが一番だし、ひなたはみゃー姉だし、小依と夏音はふたりの世界だし……なんかイマイチ輝けないんですよね(笑)。

一同:(笑)

鬼頭:でもそんなところがすごく可愛いんです。注目されないことに対してヘコむこともありますが、誰かの一言で「やっぱり可愛いよね」と持ち直すところはポジティブで可愛いと思います。きっと他のコミュニティに行ったら輝けるはず、ポテンシャルは十分なはずなんですよ(笑)。

――そこを上手くひなたがアメとムチでコントロールしていると(笑)。

長江:そうですね、無自覚にコントロールしています(笑)。そんなひなたの可愛いところですが、裏表なく無邪気なところがピカイチだと思います。その中でも、元気だなぁと思い出すシーンが、帰り道で影から出たら“ひなたウィルス”にやられるという影踏み遊び(第3話)を、本当に死ぬんじゃないかと思うくらい真剣にやっているところです。トラックの影を追いかけるほど必死なところが、子供らしさもありつつ、元気さも相まってひなただなぁと思うシーンになりました。

――ひなたは何事に対しても全力で気持ちいいですよね。

長江:そうですね、スカッとします。言葉は選びませんが(笑)。

指出:みゃー姉のことを守ろうとしているのが、いつもカッコいいなと思っています。から回っているところもあるけど(笑)。

――みゃー姉を養うと言っているシーンもあって(笑)。

長江:ありましたね! すごい頼もしいです(笑)。星野家のお母さんもカッコいいお母さんなので、そこもギャップがあるなと思いました。クセの強い家族……いやみんなの家族もそうか(笑)。

一同:(笑)

大空:夏音の一番可愛いところは、器の大きさかなと思っています。包容力があって、小学生にしては作中の誰よりも母性があるんじゃないかなと。私がシナリオを読んでいて癒やされたのは、みゃー姉さんが、ひなたたちのクラスで、めちゃめちゃ有能なお姉さんだと噂されているエピソード(第5話「いいから私にまかせなさい!」)。

すごく美人でお菓子作りが上手なところまでは合っているけど、モデルまでやっていることになっていて。みゃー姉がその期待に応えようと、夏音と小依が遊びに来たときに、モデルっぽく振る舞おうとするんですけど、耐えられないみゃー姉さんが白状したあとの夏音の対応が好きで。ギュッと抱きしめて「噂より優しくていいお姉さんだと私は思いますよ」と言うシーンがもう……!

鬼頭:泣いちゃう(笑)。

大空:(笑)。「全然違ったけどがっかりしませんよ」じゃなくて、噂よりもいいお姉さんだと言って広く包んでくれる、みんなの夢を壊さないようにしてくれたお姉さんの頑張りに優しさを感じて抱きしめたり。そういう人の優しさに気づくいい子なのは、夏音の魅力だと思います。コスプレさせられそうになるシーンでも、笑顔でやんわり断ったりとか、傷つけないようにしているところは、優しさの塊としていていいなと思います。

大和田:小依の可愛いところはドジなところでしょうか(笑)。私が一番好きなシーン、もとい好きなドジは……(笑)。

一同:(笑)

大和田:みんなのプリントを持って廊下を歩いていたら、転んで窓の外に飛んでいったシーン(第5話「いいから私にまかせなさい!」)で、「そんな角度で転ぶ!?」と(笑)。奇跡的なドジをしてしまうところは可愛いですね。でも、諦めずに折れない心の持ち主でもあるので、ドジをしても「私はカッコいい大人になる!」と諦めずに信じているところが可愛くて応援したくなる子だと思います。

(C)椋木ななつ・一迅社/わたてんプレフレ製作委員会
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