「アニメイトガールズフェスティバル2022」小林千晃さん、石川由依さん、内山夕実さんもほっこり胸キュン！　佐久間貴生さんによる生歌唱も披露されたTVアニメ『氷属性男子とクールな同僚女子』ステージレポート【AGF2022】

11月5日（土）・6日（日）に開催されたアニメ・コミック・声優・グッズ・乙女ゲーム・コスプレなど、“女の子のためのすべて”が集まる池袋の大型イベント『アニメイトガールズフェスティバル2022』（AGF2022）。

11月6日（日）のステージイベント最後を飾ったのが、2023年1月4日（水）より放送開始となるTVアニメ『氷属性男子とクールな同僚女子』です。本ステージには、声優の小林千晃さん（氷室くん役）、石川由依さん（冬月さん役）、内山夕実さん（狐森さん役）3名が登壇。

キャラクターや作品の見どころを紹介するトークショーのほか、オープニングアーティスト・佐久間貴生さんによる生パフォーマンスも披露されました。本記事では、ステージの模様をお届けします！

もどかしくもキュンキュンする関係性に注目！

拍手で迎えられながらステージに登場した小林さん、石川さん、内山さんの3人。今回参加できなかった冴島くん役の内山昂輝さんからメッセージが届いているということで、司会進行を担当する小林さんが代読します。

軽く咳払いをした後、内山昂輝さんの声音に寄せてメッセージを読み上げる小林さん。内山昂輝さんがこの場にいるかのような不思議な雰囲気に包まれ、石川さんと内山さんも笑顔になります。

温かい空気感が漂う中、最初はTVアニメ『氷属性男子とクールな同僚女子』の作品紹介へ。本作は、現代を生きる雪女の末裔・氷室くんと、周囲からクールに見られがちな同僚・冬月さんが織り成す、心温まるお仕事系ファンタジーラブコメです。

　
石川さん演じる冬月さんは、クールな女性で感情表現も薄いけれど話してみると心が温かいことが分かったり、氷室くんとのやり取りの中で古風な一面もあったり、少し天然なところもあるかわいい子だと話します。そんな彼女が氷室くんや同僚たちと出会い、少しずついろんな表情を見せてくれるところも本作の見どころです。

繊細だからこそ、ちょっとした変化でギャップが生まれる、あざとい部分もあれば“ズルい！”と感じる部分もあって魅力的だと内山さんと小林さんも冬月さんにメロメロな様子。

そして、そんな冬月さんに想いを寄せているのが雪女の末裔である氷室くん。氷室くんを演じる小林さんは、クールなキャラクターではあるけれど関西弁の熱く激しいモノローグに注目してほしいとのこと。感情が高ぶると吹雪いてしまうのも見どころです。また、181cmの氷室くんと154cmの冬月さんという身長差もポイントだと話します。

冬月さんと氷室くんの同僚になる妖狐の末裔・狐森さんは、かなり明るい性格のムードメーカー。狐森さんを演じる内山さんは楽しみながらも、冬月さんと氷室くんの穏やかで繊細な空気感に入る場面はすごくドキドキしていたそうです。

そんな狐森さんのことが少し気になっているのが、内山昂輝さん演じる冴島くん。内山昂輝さんによるナチュラルなお芝居も相まって、ツンツンしつつも狐森さんに見せるさりげない優しさに“ズルい！”と3人は口を揃えます。

石川さんは狐森さんと冴島くんのカップリングが大好きだそうで、アフレコ現場でずっと2人の掛け合いをニヤニヤしながら見ていたとのこと。会場には原作ファンの方も多く、うんうんと頷いている方もたくさんいらっしゃいました。

　
狐森さんと冴島くんの関係性が進展する中で、冬月さんと氷室くんの関係は一向に前へ進まない！　と、もどかしい気持ちを訴える石川さんと小林さん。そんな2人のやり取りを、リアルタイムでツッコミながら見てもらいたいと話していました。

冬月さんと氷室くん、狐森さんと冴島くん、そして不死鳥の末裔・火鳥くんと音無さん。それぞれのカップリングがどのように展開されていくのか、ぜひご注目ください♪

アニメスタッフが質問に回答！

続いては、アニメスタッフへの質問コーナーです。ここでは、事前にツイッターで募集した内容に対してアニメスタッフ陣が回答したものを一緒に見ていきます。

「制作中、何かしら感情が高まって“吹雪になることだった…”というエピソードがあれば教えてください」という質問に、まんきゅう監督から長い熱い回答が。

まんきゅう監督によると、石川さんの照れる演技にきゅんとしたり、小林さんのドキマギする氷室くんがかわいかったり、収録現場は少しテンションが高くなったとのこと。この作品を観ていただいた視聴者の方にキュンキュンしてもらったり、こんな同僚がいたらステキだなぁと感じていただけたらテンションが上がっちゃうとお茶目なコメントを寄せました。

そんなまんきゅう監督はアフレコ現場でいつも褒めてくれるそうで、まさに、まんきゅう監督自身がこの作品の中に出てきそうな存在で理想の上司だと盛り上がります。

続いて「シナリオを構成する上で取捨選択の仕方や気をつけたことはありますか？」という質問が。原作ファンにとっては、物語がどのように紡がれていくのか気になるところです。

シリーズ構成・金春さんの回答によると、冬月さんと氷室くんの距離がだんだん近づいていく過程を、何より丁寧に描こうとまんきゅう監督と決めていたとのこと。原作の順番を入れ替えたり、2つのお話をまとめたり、1つのお話を2つに分けたりしているのだそうです。

それが自然な流れになっており、原作の雰囲気を大事にしながらもまた違った新鮮な楽しみ方ができる。キャラクターの距離感や関係性をとても大切にしていることが伝わってくると、キャスト陣も太鼓判を押します。

また、狐森さんの氷室くんに対する呼び方が原作とは変わっていたり、より細かいところも丁寧に描かれていたりしているので、そこにも注目してほしいと話していました。

　
最後は「原作の色違いをアニメに落とし込むときにこだわった部分は？」という質問。アニメーションプロデューサーの宮城さんが回答したのは“洋服”。原作の繊細なこだわりを反映させようと頑張りすぎてしまった結果、想定していたよりも数倍の洋服を作ってしまったそうです。

その回答にキャスト陣も共感の嵐。原作もコーディネートの参考にしたくなるほどオシャレなファッションなので、アニメでも洋服やアクセサリーに注目してほしいと女性ならではのポイントを石川さんと内山さんは語ります。

一方で小林さんは男性諸君へ向けて、そんな細かいところにも気づけるように頑張ろう！とメッセージを送っていました（笑）。