『ポケットモンスタースカーレット・バイオレット』既プレイライターが気になるストーリーや衝撃の結末をご紹介【ネタバレあり】

2022年11月18日（金）に発売されたNintendo Switch用ロールプレイングゲーム『ポケットモンスタースカーレット・バイオレット』。もうプレイしたという方も多いのではないでしょうか？

今回は、既プレイの方やプレイはしていないけどストーリーと結末を知りたいという方向けにこの感動的な内容をお伝えできればと思い本記事を執筆しました。

プレイしてみて感じたのは、「神ゲーだ」の一言。これに尽きます。

全ストーリークリア後もなかなか余韻が抜けない中、改めて『ポケモンSV』とはどのような作品だったのかお届けします！

※本記事にはネタバレが多分に含まれております、ご注意ください
※筆者が「バイオレット」をプレイしたため「バイオレット」目線でお送りいたします

主なストーリーは3つ！

今作メインストーリーは主に「チャンピオンロード」「レジェンドストーリー」「スターダスト★ストーリー」の3つあります。

また、「エリアゼロ」のゼロラボにいるペパーの父・フトゥー博士が管理していたミライドンはストーリー序盤で主人公（プレイヤー）と共に旅をすることとなります。この時点でミライドンはバトルフォルムになれず（バトルができない状態）、主人公と行動は共にしますが手持ちには入っていません。バトルフォルムにはなれませんが、空を飛んだり海を渡ったり主人公が旅をする手助けをしてくれています。

スカーレットの場合、ゼロラボにいるのはペパーの母・オーリム博士で管理していたポケモンはコライドンとなります。また、余談にはなりますが「フトゥー」はスペイン語で未来、「オーリム」はラテン語で過去を意味します。

※「エリアゼロ」とはパルデア地方のど真ん中にある大穴のこと。その中には未知の生物（ポケモン）が存在しており、レベルも高いため、チャンピオンロードやほかのストーリーをクリア済みではないと危険な場所。

チャンピオンロード

　
チャンピオンロードとは今までの『ポケモン』シリーズと同じく各地のジムリーダーに勝利しバッチを手に入れるストーリーです。ジムは最初から全て解放されているので、自分の好きなところからバトルに挑むことができます。（なので最初に訪れたジムがレベル40なんてことも）

8人のジムリーダーを倒し、その後四天王やトップチャンピオンのオモダカを倒すとチャンピオンランクになることができます。

ネモと初めて出会った時にはもうすでにネモはチャンピオンランクでした。オモダカ曰く、ネモがチャンピオンランクになった時はまだ力の全てを発揮しておらず温存していたようです。

そしてネモと同じチャンピオンランクになった主人公（プレイヤー）にネモはバトルを挑みます。ここで主人公に負けてしまいましたが、心ゆくまで楽しみ力の全てを出し切ったネモの表情は悲しみどころか喜びで溢れていました。ようやく自分と対等なトレーナーに出会えた嬉しさを噛み締めているようでした。ネモを倒し、チャンピオンロードはクリアとなります。

レジェンドルート

　
レジェンドルートとは、簡単に説明すると健康料理を研究しているペパーとパルデア地方の各地にいる計5体の“ヌシ”ポケモンを倒し、ヌシに守られている秘伝のスパイスをゲットするストーリーです。

自身の手持ちであるマフィティフが「エリアゼロ」で大怪我を負って以降、具合が悪くなってしまったことを危惧したペパー。バイオレットブックに記載されている秘伝のスパイスを全て食べるとどんな怪我でも治るという言い伝えを信じ、マフィティフのために主人公と共に手強いヌシたちと戦います。ヌシを全て倒し、全ての秘伝スパイスをゲットしたらレジェンドルートはクリア。

そして無事、全ての秘伝のスパイスを食べたマフィティフは元気になります。こちらのストーリーではペパーの相棒（マフィティフ）想いの人柄に触れることができ、マフィティフが最初は目も見えておらず立ち上がることすらままならない状態からどんどん力を取り戻していく様子には感動がありました。

またミライドンも秘伝のスパイスを食べることによって、失っていた力を少しずつ取り戻す展開となっています。

スターダスト★ストーリー

　
スターダスト★ストーリーは、スター団の元関係者だという謎の人物カシオペアから学校の不良で作られたスター団のボス5人に勝利し、その後のマジボスを倒しアカデミーの風紀を乱しているスター団を解散させてほしいとの旨の依頼がされます。（ボスは売られた喧嘩は必ず買わねばならず、買った喧嘩に負ければボスを引退しないといけないという掟があります）

そして最後のマジボス戦で姿を現したのはまさかのカシオペア本人。そんなカシオペアは、スター団のマジボスであり、今まで主人公の身近にいたボタンだったのです。主人公に負けたボタンはスター団の解散を決意、今までバトルの様子を観ていた元ボスたちも駆けつけ「お疲れさまでスター！」とマジボスに言葉をかけました。

このストーリーで各地のボスを倒していくにつれ、1年半前に起こったスター団メンバーをいじめていた相手との騒動でいじめていた加害者たちがアカデミーを辞めていったことを知った校長・クラベル（主人公と共に変装してスター団を調査していたのです）。その際に、この騒動についてマジボス（ボタン）から団の責任は全て自分がとる代わりに仲間たちの処分は免除して欲しいとの要望があったことも知ります。

いじめの被害者であったスター団の団員はあの騒動のせいで悪い印象を持たれてしまっていること知ったクラベルはその後、スター団の解散要望・退学勧告を撤回しました。スター団みんなの強い絆が壊れることないハッピーエンドでした。

　
これらを全てクリアすると主人公とミライドン率いるネモ・ペパー・ボタンはフトゥー博士の頼みを受け、パルデア地方の真ん中にある大穴「エリアゼロ」に足を踏み入れることとなります。（最終ストーリー「ザ・ホームウェイ」が始まります）

▲エリアゼロへ向かう主人公たち

　
そんな中、エリアゼロの最深部（第1〜第4までの層があります）にある研究所「ゼロラボ」にいるフトゥー博士（またはオーリム博士）から、第1〜第4にある観測ユニットのロックを解除しゼロラボまで来てほしいとの連絡が入り、主人公たちはゼロラボを目指すこととなるのです。