アニメ『異世界おじさん』第12話放送後インタビュー：悠木碧さん（メイベル役）｜「初恋がソニック…という、時点で、おじさんと好み被ってるんですよね」【連載第12回】

メイベルの美しい歌声。歌の収録の思い出は？

ーー12話ではメイベルとウルフ（おじさん）のやり取りも微笑ましかったですが、悠木さんから見ておじさんはどんなキャラでしたか？　また子安さんとのアフレコ（掛け合い）はいかがでしたか？

悠木：最初はキャラデザや挙動で取っ付きにくく感じるおじさんですが、最後にはむしろそこが親しみやすさに変わり、さらにはゲームへの造詣の深さや懐の広さを見せられることで、尊敬する人になっていく……。正にメイベルと同じように心が動かされたように思います。子安さんとの掛け合いは本当に楽しく、気持ちよく、自分が掛け合うときはもちろんですが、ほかの方と子安さんの掛け合いを見るのも、アフレコの楽しみのひとつになっていました。

ーーツンデレエルフとの絡みもありましたが、戸松さんとのアフレコ（掛け合い）はいかがでしたか？

悠木：エルフちゃん、どんなにクールに冷徹に振舞おうとしても結局情に絆されちゃうところが大好きです。結局ダメダメなメイベルの面倒を見てくれるのはいつだってエルフちゃん……。そしてそんなエルフちゃんの地雷を無自覚に踏み抜くのがメイベル……。戸松さんとは普段から現場をご一緒する機会も多いので、メイベルの如く、おんぶにだっこで甘えさせていただきましたっ！

ーー歌の収録の思い出はありますか？

悠木：あのっ、英語っ、できないしっ、キャラ声じゃなきゃ！？だし！？えっ！？どうしよ！？！？ってなってる間に終わってました……。あと、パポペポーンがまじで全部カタカナで書かれてたので、目が滑って滑って、今どこのポなのか分からず大苦戦しました。難しさも感じていたのですが、自分が演じるキャラクターを通して、ソニックやナイツといったSEGAの名作の曲を口ずさませていただけるのはとても嬉しかったです。

ーー『異世界おじさん』ファンへメッセージをお願いします

悠木：ここまで『異世界おじさん』を応援してくださりありがとうございます。色んな苦難がありましたが、皆さんの元に最終回までお届けできて本当に良かった！　最後までとっても楽しく参加させていただいた作品でした。皆さんにもその楽しさが伝わりますように！　最終回をお楽しみに！

［構成・塚越淳一］