冬アニメ『英雄王、武を極めるため転生す ～そして、世界最強の見習い騎士♀～』イングリス役 鬼頭明里さんインタビュー｜常に戦うことにワクワクしているイングリスに引っ張られ、爽やかな気持ちで見られる作品

過保護に見守るだけではない、イングリスとラフィニアの不思議な関係性

――イングリスの幼馴染で、彼女と常に一緒にいるラフィニア（愛称：ラニ）の印象もお聞かせください。

鬼頭：ラニは本当に可愛らしくて、純粋で、作中でイングリスが言っているように孫みたいな存在です。

イングリスは生まれたときから前世の記憶があるので、子どもらしくないところもあるんですが、ラニは純粋で可愛らしい子どもでいてくれるので、その対比が面白いなと思いました。

――ラニ役の加隈亜衣さんのお芝居についてはいかがですか？

鬼頭：本当にピッタリで、ラニの純粋さや可愛らしさがすごく表現されているなと思いました。

――イングリスとラニ、ふたりの関係性の魅力はどんなところにあると思いますか？

鬼頭：イングリスは基本、ラニを孫のように思っているんですが、ふたりとも子どもっぽくなるときもあって、そこが素敵ですね。

あとは、イングリスはラニの従者となって、彼女を影で支えているんですが、「こうしたらいいと思うよ」と教えることもあれば、「自分で考えていかないといけないよ」と教える場面もあるんです。出しゃばりすぎないというか、ラニのことを本当に大事に思っているのが伝わってきて素敵だなと思いました。

――過保護になりすぎないというか、成長させるために一歩引くタイミングもあるんですね。

鬼頭：そうですね。意見を求められても「あなたの意見は？」と促したりもしていて、イングリスは「育てる能力」もあるんだなと感じました。

ラニが普通の友達としてイングリスに接してくれるからお喋りできるし、彼女が素直に意見を聞いてくれるから、イングリスもそういったことが言えるのかなとも思います。

――そのほかにお気に入りのキャラクターなどはいますか？

鬼頭：ラニの兄のラファエルが好きですね。見た目も性格も正統派王子様という感じで。

――何か裏があるのかと思いきや、本当にいい人ですよね。もしこういうお兄さんがいたら甘えちゃいそうですか？

鬼頭：そうですね。甘えるでしょうし、周りに自慢すると思います（笑）。

――イングリスとの絡みも楽しみですね。

鬼頭：男性キャラクターが出てきても、イングリスが中身が男性というのもあって、男女の関係にはならないんです（笑）。どうなっていくのか楽しみですね。