
『勇者が死んだ!』で声優デビュー!注目の新人声優・新福 桜さんの素顔に迫る|自分の限界を超えなければ演じられないと思ったデビュー作のキャラクター
普段から周りの人の声や雰囲気を感じ取って、どう表現するか考えています
――そういうことがあって「キミコエ・オーディション」を受けたわけですね。
新福:そうですね。でも、当時は力試しみたいな感覚でいろいろなオーディションを受けていて、その中のひとつが「キミコエ・オーディション」でした。
――オーディションを受ける際、ご家族はどのような反応でしたか?
新福:もう大学に通っていましたし、家族には言わず勝手に受けたんですよ(笑)。二次審査、三次審査は東京での対面審査だったので、さすがにそのときは言いましたけど。
――「大学には行って欲しい」と親に言われたエピソードはよく聞きますが、大学生であれば確かに自分で決めちゃいますよね。大学進学の際は、養成所に行くか迷うこともなく?
新福:そのときは養成所に通うとか現実的に考えていなくて、ちゃんと形に残る資格として教員免許を取得したい気持ちの方が大きかったです。だから、大学も地元でいいかなと考えていました。
――「キミコエ・オーディション」を受けるまでに、お芝居の経験はあったのでしょうか?
新福:お芝居には興味があったので、大学生になって演劇を始めました。すごくこじんまりした集まりでしたけど、劇を作ってちょっとした公演をしていたんです。その経験は、今もすごく活かされていると思います。
――声優も役者ですからね。体を使うということでは、新福さんの年代でしたら小学校の頃からダンスが必修科目であったのでは?
新福:ありました。でも、私の学校では選択科目だった気がします。
――最近は、声優でもいつダンスが必要になるかわからないですからね。
新福:本当ですよね。私、ダンスが少し苦手なんですよ……。K-POPとかダンスの動画を見ながら自主トレしています。
――すごいですね。そのほか、声に関する自主トレなど、普段から意識してやっていることはありますか?
新福:お芝居ってすべてのことに影響を受けると思うんですよ。ですので、滑舌のようなわかりやすいトレーニングももちろんやっていますけど、街を歩いているときも何も考えずにただ歩くのではなくて、周りの人たちの声を聞いて「こういう喋り方をするんだ」と考えるようにしています。あと、自分の世界に浸るのもすごく好きなので、空気感や雰囲気、光の加減といったことを意識的にたくさん感じ取って、自分ならどう表現したいか考えたりもしますね。
――四六時中ではなく、気づいたときにやる感じでしょうか?
新福:いえ、朝起きてから寝るまで結構その感覚があります。目覚めたときも、自分の声を「起きたらこんな感じか……」と無意識的に考えることがありますし。
性格は「マイペース自由人」、特技は「新しい遊びをつくること」
――ここまでの話からも性格は垣間見えてきましたが、自分自身ではどういう性格だと思っていますか?
新福:マイペース自由人だと思っています。本能的にやりたいことは、周りから「すごい頑張ってるね」と言われることでも自分では努力のうちに入っていないというか。でも、それ以外のことはダメダメで、よくヘマをして怒られていました(笑)。やりたいことに関しては一直線です。
――そういう意味だと、この仕事には向いているかもしれないですね。
新福:そうですね。やりたいことが声の仕事だった感じです。
――プロフィールの特技欄には「新しい遊びをつくること」とあるのですが、これは一体……?
新福:自分で書いていてもよくわからないと思ったんですが、そうとしか書きようがなくて(笑)。大人数で話すことがなくなったときや1人でなにもすることがないときに、適当に遊びを考えたり、既存の遊びをアレンジして場をもたせたりするのが得意なんですよ。
――具体的には、どういう遊びを?
新福:例えば、空の色って“青”だと思っていますけど、そこだけ切り抜いたら青じゃなくて、実は光の加減で“灰色”だったとかあるんですよ。だから、ここ!というところを自分で決めて、「これは絶対に青じゃないな。何色だろう?」と考えて、写真を撮って拡大して「うわ〜、違った〜」みたいなゲームとかやります……言ってもわからないですよね(笑)。
あと、大人数で一番盛り上がったのは、人間ボウリングです(笑)。体育の空き時間にやった人間ボウリングがめっちゃ盛り上がりました。
――みんなで人間ボウリングをやるということは、学生時代は陽キャなタイプだったのでは?
新福:自分では陽キャだと思っていないですけど、「陽キャだよね」って言われます(笑)。
――さっきの1人遊びを聞くと、ちょっとわからなくなりますけど……。
新福:確かに、みんなでワイワイするのはすごく好きですけど、それと同じぐらい1人でぼけーっと引きこもっているのも好きなので、どっちとも言えないですね。
――プロフィールで言えば、絵を描くのが趣味とのことで、それって漫画的な絵ですか? それとも写実的な絵を?
新福:どちらかというと風景画ですね。それをちょっとデフォルメした感じです。絵を描くのは好きですけど、得意ではないので、感覚のままに描いています。
自分の限界を超えなければ演じられないと思いました
――オーディションのグランプリを獲得した時点で、出演作品が『勇者が死んだ!』であることや、ミリィ役であることは知っていたのでしょうか?
新福:作品自体はそのときに発表されましたが、どのキャラクターかはまだわかっていなくて。ミリィ役だとわかったのは、オーディションが終わって3ヶ月ぐらい経ってからです。
――ということは、どの役を演じるかわからない中で原作を読んだわけですよね。原作の印象はいかがでしたか?
新福:めっちゃ面白くて、関われるのがすごく嬉しかったです。それと同時に、テンポのいい作品ですから、(声優として)なにも知らない自分がこのテンポ感についていけるか不安も大きかったですね。
――では、担当するのがミリィだと知ったときはいかがでしたか?
新福:初めて担当するキャラクターですから、嬉しさも思い入れもすごくありましたけど、自分の声質に合う自信はなかったんですよ。ただ、自分の限界を超えないと演じられないキャラクターだとも思ったので、「やるっきゃねー!」という感じで、ますます気合いが入りました。
――こうやって話す声は、ミリィの声とは結構違いますからね。
新福:私の普段の声質は低めなので、めちゃめちゃ頑張っています(笑)。声の高さという部分でも、幼さという部分でも自分の枠から出たものを探さないといけないなって。
――ミリィはこれから登場するわけですが、視聴者目線でも出演者目線でも構いませんので、序盤の話数をご覧になった感想をお聞かせ下さい。
新福:やっぱり、第1話で“勇者が死ぬ”というインパクトがすごいですよね。死んだように見せかけて本当は死んでいない、じゃなくてちゃんと死んでいますから。そんな作品ってまずないと思うんですよ。そこからテンポの良さであれよあれよと冒険の旅がスタートするので、見ている側としても追いつくので精一杯な感じでした。
トウカくんの策士っぷりも序盤で伝わったんじゃないかと思います。いい意味で自分の欲求に真っ直ぐなところは、作品の主人公っぽくない部分でもありますが、だからこそ輝いて見えますし。今後も「え? そんな感じで問題を解決するんだ!?」という解決方法が見られて、スカッとすると思いますので楽しみにして欲しいです。
――トウカはお人好しな主人公タイプではないですからね。腹黒さもあるというか。
新福:綺麗なキャラクターかと言われたら全然そうじゃないので(笑)。でも、そこも人間らしくて面白いところです。










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