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『恋花幕明録』仲村宗悟・阿座上洋平・坂田将吾インタビュー

6月5日配信開始の『恋花幕明録』斎藤 一役・仲村宗悟さん、勝 海舟役・阿座上 洋平さん、桐野利秋役・坂田将吾さんインタビュー丨恋仲に至る前後のギャップに「ここまで言うんですか!?」 先々には思わせぶりなセリフも……?

全世界でのシリーズ累計会員数3,500万人を誇る女性向け恋愛ゲーム「イケメンシリーズ」の派生レーベル「+ONE by イケメンシリーズ」の第1弾タイトルとして、株式会社アニメイトとサイバードがお届けする『恋花幕明録』。戊辰戦争後の明治時代を舞台に「斎藤一」「木戸孝允」「土方歳三」など歴史上の武士達との命をかけた激動の恋物語が繰り広げられる女性向け恋愛ゲームです。

2023年4月8日(土)にanimate hall BLACK(アニメイト池袋本店9F)にて行われたリリース記念イベントに、斎藤一役・仲村宗悟さん、勝海舟役・阿座上洋平さん、桐野利秋役・坂田将吾さんが登壇。作品やキャラクターの魅力やオリジナルの朗読劇など、大盛況のうちに幕を下ろしました。

アニメイトタイムズでは、本イベントを終えた3人にインタビューを実施。6月5日より配信を開始した『恋花幕明録』について、より掘り下げたお話をお伺いしました。イベントの温かい余韻が残る中でのインタビューをどうぞお楽しみください。

イベントレポート

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初MCに手応え? その姿は“エンターテイナー”

──まずは本日のイベントの感想を教えてください。

斎藤一役・仲村宗悟さん:坂田くんがMCで引っ張ってくれたので、僕とあじー(阿座上さんの愛称)は自由にさせていただきました。

桐野利秋役・坂田将吾さん:そう言っていただけて良かったです。おふたりに盛り上げていただいたので、進行に集中することができました。

──フリーダムな雰囲気でしたね(笑)。

仲村:真面目にやってたつもりなんだけどなぁ(笑)。

勝海舟役・阿座上洋平さん:うんうん。

坂田:(笑)

仲村:でも非常に和気あいあいとしていて。お客さんもその空気を感じ取ってくれて、僕らのことを温かく見守ってくれたので、めちゃくちゃ良いイベントになったと思います。

坂田:ジャンケンも含めて楽しかったですね。

──ジャンケンは引っ掛けもある心理戦でしたね(笑)。今日はコールアンドレスポンスもありました。改めて声があるって良いですね。

一同:そうですね。

坂田:ありがたかったです。

──坂田さんのお話もありましたが、意外にも初のMCだったんですよね。手応えはいかがでしたか?

坂田:僕自身、歴史にすごく詳しいわけではないので、始まるまでは不安でした。おふたりにどう話を振ろうか悩んでいたんですけど、「自由にやろうよ!」って言ってくださったので。

仲村:(坂田さんが)自らエンターテイナーになっていた印象です。アドリブを入れたり、喋り方を変えたりと、自分をハッスルさせている様子が見て取れました。そこまで緊張しているようにも感じなかったし、俺らがそれで不安になることもなかったです。

坂田:良かったです。「こいつヤバいな」と思われてたらどうしようかなって。

仲村:いや、もうそのヤバさに付いていこうと(笑)。

一同:(笑)

──イントロダクションを読み上げるときに阿座上さんが声色を変えたことで場の空気が変わったように感じました。

阿座上:良くないですよね、あれ(笑)。

坂田:いやいや!

それぞれが演じる斎藤 一、勝 海舟、桐野利秋の魅力

──改めて、皆さんが演じられるキャラクターについてもお伺いさせてください。

仲村:“冷徹✕純愛”の斎藤 一は元・新撰組三番隊隊長です。最初こそ冷たさが見えますが、仲を深めていくことによって、だんだんと相手に気を許していきます。甘くなっていく様子を楽しんでいただきたいですね。感情の起伏が激しいキャラクターではないのですが、その中でも心が動く瞬間があるので、そういう部分などを見ていただければなと。

──壇上では仲村さんがクールなキャラクターを演じるのは珍しいというお話もありました。

仲村:坂田くんがそう言ってくれて、実際こういう冷徹なキャラクターは初めてなんじゃないかなぁ。ひとつ挑戦ができました。悩みながら演じましたし、自分の役者人生における宝物をもらった気持ちです。

──阿座上さん演じる勝 海舟も挑戦的なキャラクターなのでしょうか?

阿座上:そうですね。あまりこういう軟派な雰囲気のキャラクターを演じることは少ないかもしれません。僕が演じる勝 海舟は“野心家 × 独立独歩”。仕事柄交渉術に長けているので、話術で相手を懐柔する一面はあるものの、無神経な発言からトラブルになることも。人との関わりを深めることを煩わしいと思っているので、彼自身もどう恋愛していいかが分からないし、攻略する側も分からないかもしれない。

見た目こそ軟派ではありますが、だからこそ芯の部分が見えづらく、掴みどころがないキャラクターです。その飄々とした雰囲気は意識して演じました。

──イベント内で阿座上さんが犬のしべぞうの紹介をされていましたが、残念ながら勝は犬が苦手という。

阿座上:僕自身は犬が大好きなんですけどね。特に柴犬が好きなんです。犬が苦手という一面にしかり、人間味があるポイントもあるので、そういった部分を一つ一つ拾ってキャラクターに活かしていくという作業が楽しかったです。自分とリンクしないところを演じるのも楽しかったです。チャラ男の部分とか。

仲村:チャラ男に共感できないってこと?

阿座上:はい。まったく自分の中にないので、自分の中にある“チャラ”成分をめちゃくちゃ絞り出して、濃くして……。

仲村:エスプレッソみたいにしたんだ?

阿座上:そう、一粒一粒を濃くして、ドリップしてお届けしてます。

坂田:さっきから仲村さんのパスが面白すぎます(笑)。

阿座上:共感する部分も多いんです。僕も心をなかなか許せないですし、なんて言うんでしょうか……信用していないと言えば語弊がありますけど、すべてをさらけ出すのは怖いタイプなんですよ。知られたら嫌われないかな、とか考えてしまいますね。彼の場合は言葉巧みで、自分自身を出さないというタイプですけども。

──その一方で、坂田さんは“忠実 × エキセントリック”な陸軍少将・桐野 利秋を演じます。

坂田:桐野 利秋は西郷隆盛のことを心から慕っていて、それまでは常に西郷の存在が中心にあったのですが、ヒロインと出会ったことにより変化していって。年下キャラと言いますか。自分の感情に振り回される系のキャラクターです。

ヒロインに懐いていく様子も“かわいいな”と思います。でも、だんだんと独占欲がかなり強くなって、ヤンデレ感が出てきます。ヤンデレのお芝居ってあまりしたことがなかったので、自分の中にあるヤンデレ成分の欠片を集めて……。

仲村:ドリップして……。

──濃いエスプレッソが完成(笑)。

坂田:そうです(笑)。音響監督の方からアドバイスをいただきながら試行錯誤していきました。

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