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『特別編 響け!ユーフォニアム』黒沢ともよ×安済知佳インタビュー【スタッフ&声優 短期連載:第2回】

『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』 黒沢ともよさん×安済知佳さんインタビュー|今回の久美子と麗奈は、また一つ階段を上ったような、“粘度の高い”関係性!?【スタッフ&キャスト短期連載:第2回】

今回の久美子と麗奈は、また一つ階段を上ったような、“粘度の高い”関係性!?

――お二人が演じる黄前久美子と高坂麗奈は、まだ2年生ですが、3年生が部活を引退したことで吹奏楽部の中では、実質、最上級生になり、部長とドラムメジャーという重要な役職に就きました。本作での久美子と麗奈の成長や変化については、どのような印象がありますか?

黒沢:どうですか?

安済:麗奈は、相変わらず人にも自分にも厳しいです(笑)。でも、それが彼女の個性であり魅力。それに今回、久美子や(川島)緑輝、(加藤)葉月たちと過ごしてきた日々で得た、年相応の言動や表情も見られたのは、すごく微笑ましかったです。もちろん、成長もしていると思いますが、正直、今回は分かりやすく「ここが成長したな」といったことまでは、あまり感じませんでした。

黒沢:まだ、権力を持て余してる感じがするよね。

安済:あはは(笑)。

黒沢:たぶんこれまでは、言いづらいけど、言いたいことはあるって状況だったのが、(ドラムメジャーという)立場が与えられて、言える状況にはなったんだけど、麗奈も悪人ではないから、それを振りかざすわけでもないみたいな。

安済:たしかにそうかも!これまでは何か言っても、3年生たちが止めてくれていたのに。そういう人がもういないんだもんね。あ、もしかしたら、麗奈と同じようなタイプの1年生が入ってきて、何か言われるとかかな(笑)。

黒沢:あーそれは嫌だ。部長として困りますー(笑)。

――心配ごとの絶えない新部長の久美子に関しては、どんな変化や成長を感じましたか?

黒沢:最初のテレビシリーズのときの久美子って、隣に座っている麗奈が(中学の全国大会に進出できず)「悔しくて死にそう」って言いながら泣いているのを見て、「この子、なんで泣いてんだろう?」って思ったところから始まっていて。すぐ隣にいる人の心の動きというか、思考にも気づけないところからのスタートだったんです。でも高校生になって、葉月ちゃんとか、麗奈とかの手が届く人、目の前の人のことが気になるようになってきて。さらに、違う学年の(田中)あすか先輩とかのことも気になるようになって。そしてやっと部全体のことが気になるようになってきた。そういう意味で、視野がどんどん広がってきたのは、変化であり成長だなって思います。

――本作での久美子と麗奈は、一緒に吹奏楽部の「幹部職」を務めていることもあって、一緒に登場するシーンも増えた印象です。二人の関係性については、どのような変化を感じましたか?

黒沢:また一つ階段を上りましたね。

安済:上ったね。

黒沢:見ていて気持ちいい感じになったよね。

安済:ちょっと爽やかになったってこと? 湿度が下がった?

黒沢:湿度は下がって、純度が上がったよね。いや、上がったのは密度? 粘度? 何が上がった?

――粘度の高い関係性ですか(笑)。

黒沢:粘度は上がったよね?

安済:そうだね。お互いの執着心の見せ方が変わってきたというか。

黒沢:今まで、「友情か、愛情か」だったのが、「友情か、愛情か、執着か」みたいな。新しい側面が出てきた気がします。

安済:前までは、「もっと自分を見て欲しい」みたいな欲を、ある意味、直情的にぶつけていたんですよ。でもそれが今回は、駆け引きみたいに探り合う感じの会話や間合いになっていて。「おやおや?どうした?」って。それは、台本を読んだ時から感じていたので、面白かったです。

黒沢:前までだったら、久美子の世界の大半に麗奈が関与していたから、麗奈の機微の変化にも気づいていたと思うんです。でも今は、久美子の中で関わらなきゃいけない人の数が増えたことで、「(麗奈の変化が)気になるんだけど、今は別のことに対処しなきゃいけないから、後で考えよう」ってなっているような感覚があって。

安済:すぐに対処しなくても大丈夫だって思える立ち位置になったんだよね。それで、ちょっと対応がざっくりしてるというか……。

黒沢:すいません(笑)。でも、そういう“甘え”みたいなものが出てくる関係性が独特でしたね。今までとは少し違う感じで。

安済:でも、それが面白かったです。

――今回、お二人としては、ちょっと意外な関係性の変化だったという感じですか?

安済:別の取材で、ともよちゃんが言っていたんですが、前の方が“秘密の花園感”があったんですよね。

黒沢:あったね。

安済:でも、今回は“公認”になっている感じがあって。

黒沢:学生恋愛から社会人恋愛になったみたいな。恋愛じゃないんですけど(笑)。

安済:実は私は、ちょっと寂しかったです。「こんなにさらっとできちゃう?」みたいな。以前は、お互いに相手の一つの息も逃さず拾い合うみたいな感じがあったというか……。うまく言葉にできないんですけど。

黒沢:相思相愛をお互いに認知した後の次の一歩だ(笑)。

――以前は、二人の間だけの緊迫感を感じた?

安済:ですかね? でも、これはこれで楽しくもあるし、この先の『久美子3年生編』でどうなっていくのかも楽しみです(笑)。

黒沢:あのシーンは、演じるのもめっちゃ楽しかった。

安済:私も楽しかったよ。しかも、あそこの二人のセリフが被っているところも、別録りじゃないんですよ。

――複数のキャストのセリフが重なるシーンでは、一人ずつ録音して、後から音声を重ねることも多いですが、実際に掛け合いながら収録できたのですね。

安済:きっと、録音の名倉(靖)さんたちが頑張ってくださったのだと思います。

黒沢:しかも、急に大きい声になったり、すごく小さい声になったりしたのに、(声量の変化にも)スタッフの皆さんが一生懸命ついてきてくださって。

――お芝居により集中できる環境で収録できたのですね。

黒沢:そうなんです。

安済:本当に、ありがたいことだよね。

(C)武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
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