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冬アニメ『月刊モー想科学』声優インタビュー:タロー役・石井孝英さん【連載第2回】

冬アニメ『月刊モー想科学』連載第2回:タロー役・石井孝英さん|「演じている側もよく分からないくらいドタバタの1話でした」

 

石井さんが月刊誌で連載企画を立ち上げるなら……?

――本作のメインキャラクターであるタロー・ジロー・サブロー・ゴローはみんな個性的な人物です。その4人のなかで、自身にいちばん近いと思うのは誰ですか?

石井:みんな癖がつよ過ぎてあまり似ていないかも(笑)。強いて挙げるなら、ゴローのオタク気質な部分は理解できます。

一昔前だったらタローのぐうたらなところも共感できたのですが。30代に突入してから「ぐうたらしていたら、あっという間に年を取っていく」と痛感して、キビキビ生きるようにしているんですよ。早起きしてまずは掃除、その後は顔のストレッチをしてから仕事に行く。睡眠も大事なので、夜はなるべく遅くならないように12時前には寝る。そういう生活を心がけるようにしています。

なので、タローの気持ちは分かるけれど、今はあまり共感できないですね。

 

 

――年を重ねていくなかで、「ぐうたらしていてはダメだ」と気持ちが変わっていったんですね。

石井:はい。仕事をずっと上がり調子でやっていける方もいらっしゃるとは思いますが、僕は20代後半の頃にメンタル的にも仕事的にも「ちょっと下がり調子だな」と感じる瞬間があって。ちょうどコロナ禍だったということもあり、何かを改善していかないと風向きを変えていけないと思ったんです。

――そんな中で、本作で主人公を演じることになったというのは、転機となりそうですね。

石井:そうですね。業界に入ってからは丸10年。途中で仕事ができない時期もあったので声優活動としては5、6年ぐらいになりますが、そのなかでこうやって主人公役のお話をいただけた縁が、本当にありがたくて。先輩方とご一緒できるアフレコでも、得るものがとても多かったです。まだまだ未熟ではありますが、スキルアップに繋がりました。

――貴重なお話ありがとうございました。タローと言えば「見えてはいけないものが見える」能力の持ち主ですが、石井さんは同じような経験はありますか?

石井:霊感がまったくないのでタローのように「見えてはいけないもの」が見えてしまったという経験はなく……。

ただ、夢でちょっと先の未来が見えたことが何回かあって。ある日、競馬のG1レースで、「どの馬にしようかな」と悩んでいたら、うたた寝をしてしまって。そしたら、本命にしようと思っていた馬が1着になって喜んでいるという夢を見たんです。

それでパッと起きたらまだ投票締め切りの10分前で。夢を見たから本命の馬にかけてみようと思い切ってみたら、本当に1着になったんです!

――さ、最強の予知夢能力だ。

石井:毎回見れたらね(笑)!あれくらい都合のいい夢、いつも見られたらいいのになぁ。

――不思議な経験……もといオーバーサイエンスなことってあるものですね。

石井:ですね!

 

 

――タローはグータラしていますが、『月刊モー想科学』の編集者として活動しています。もし石井さんが月刊誌で連載企画を立ち上げるとすれば、どんな内容にしたいですか?

石井:ゲームの連載をやりたいです。特に格闘ゲームが好きなので、「今熱い格ゲー紹介」とか、そういうのをやってみたいです。

――面白そうです! 特に好きなシリーズはありますか?

石井:とりあえず面白そうだなと思ったものは触ってみるタイプです。今は『STREET FIGHTER 6(ストリートファイター6)』をメインでやっていますね。来年は『TEKKEN 8(鉄拳8)』も発売予定なので、楽しみで仕方ない。色々な著名人の方も格ゲーをやっているので、いまジャンルとしても熱いはず!

 

 

――ゲームセンターにも通っていた?

石井:昔は通っていましたね。専門学校の授業が終わったらそのまま新宿のゲームセンターに行って、100円を持って順番待ちしていました(笑)。

――そうだったんですね! 本作も格ゲー化したら面白いかもしれない。

石井:そうなったら、タローを使います!

――熱いトークありがとうございました。今後どのような展開になっていくのか予想もつかない本作。次回放送される2話の見どころを教えてください。

石井:ゴローも加わった『月刊モー想科学』編集部が、さらに活発に活動していきます。個人的にはBパートで、タローが後ろでギャーギャー騒いでいるシーンに注目していただきたいです。あそこはひたすらアドリブを頑張ったので、その奮闘ぶりを見ていただけると嬉しいですね。

――アドリブが多いアフレコだった?

石井:そうですね。やっていくにつれて「タロー的にはこういう言いまわしのほうが面白いかも」と思って、自らアドリブを入れることもありました。それがそのまま採用されることもあって、嬉しかったですね。自由にやらせてもらった現場でした。

 

 

――では、本作の放送を楽しみにしているみなさんに、3話以降も含めた今後の見どころもお話いただければと思います。

石井:オープニング映像などを見てお気づきの方もいらっしゃると思いますが、変身するのはタローだけじゃありません! 今後は誰がどういう変身をするのか、楽しみにしていてください。ストーリーもしっかりある作品ですが、基本的にはギャグチックな回が続きます。毎週笑える作品なので、気軽に見ていただければと思います!

――本日は色々なお話ありがとうございました。最後に、次回本連載に登場予定の土岐さんに何かメッセージをお願いします。

石井:えっ!? そうだなぁ……。土岐さん、いつもありがとうございます。まだご飯に連れて行ってもらっていないので、焼肉をおごってください。「今度連れていくよ」と言っていただいてから、日が経ちましたので、どうかよろしくお願いします(笑)!

 

TVアニメ『月刊モー想科学』作品情報

 
放送情報
2024年1月 放送開始
TOKYO MX:1月11日より毎週木曜日 23:30~
BS朝日:1月14日より毎週日曜日 23:00~

スタッフ
原作 馬谷いちご
監督&キャラクター原案 宮脇千鶴
シリーズ構成 金杉弘子
キャラクターデザイン 廣田 茜
プロップデザイン 志村錠児
色彩設計 佐藤 直
美術監督 縫部文江
撮影監督 佐藤 敦
編集 小守真由美
音楽 立山秋航
音楽制作 ポニーキャニオン
音響監督 納谷僚介
音響効果 小林亜依里、野崎博樹
製作 モー製作委員会
アニメーション制作 OLM Team Yoshioka

キャスト
タロー・J・鈴木:石井孝英
ジロー・田中:山本和臣
サブロー:白井悠介
ゴロー・佐藤:土岐隼一

キャサリン・スー:釘宮理恵
エドワード・チー:杉田智和
パーチ:古屋亜南
ノイン:井上雄貴
ナンシー:斎藤千和

ロック:西村知道

 
公式サイト https://moh-scientific-anime.com/
公式X(@MOH_scientific) https://twitter.com/MOH_scientific

(C)馬谷いちご/モー製作委員会

 

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