冬アニメ『SHAMAN KING FLOWERS(シャーマンキングフラワーズ)』 上坂すみれさんが語る「日笠陽子さんは役に憑依合体する方。まさに『SHAMAN KING』の人!」
『SHAMAN KING FLOWERS』が、24年1月9日からテレ東系列にて毎週火曜24時、BSテレ東にて24時30分から放送中!
『SHAMAN KING FLOWERS』は、武井宏之さんによる人気コミックス。前作『SHAMAN KING』は、コミックスのシリーズ累計4,100万部突破の大人気作品。現在は『SHAMAN KING FLOWERS』の新章となる『SHAMAN KING THE SUPER STAR』が、マガジンエッジコミックスより8巻まで好評発売中です。
本稿ではアニメ放送を記念して、麻倉花役の日笠陽子さん、アルミ・ニウムバーチ役の上坂すみれさんにインタビュー。制作秘話から作品への思い、そして今だから話せる声優さんならではの演じる苦しみのお話まで、じっくりと語っていただきました。長文インタビューのノーカット掲載になりますが、読み応えは充分。これを読めば、よりいっそう『SHAMAN KING』シリーズの世界を理解し、愛情が深くなること間違いなしです。
それぞれに驚きのあった制作秘話
――本作『SHAMAN KING FLOWRS』のアニメ化が決定した際のお気持ちをお聞かせください。
日笠陽子さん(麻倉 花役/以下、日笠):アニメ『SHAMAN KING』の最終話で、予告を流すことになって、そこで「(『SHAMAN KING FLOWRS』を)やります」と言われて知りました。
『SHAMAN KING』の最終話に(麻倉)花が出るのは知っていたので、きっと花のオーディションをどこかでやっているんだと思い込んでいて、「花は誰がやるんだろう?」と思っていたら、最終話収録の3日前ぐらいに、花の役は(麻倉 葉の)兼ね役だと突然言われて、「私がやるんだ!」と驚いた記憶があります(笑)。
上坂すみれさん(アルミ・ニウムバーチ役/以下、上坂):『SHAMAN KING』は、小学生の時に読んでいましたが、『SHAMAN KING FLOWRS』を今回改めて読んで「こういうお話なんだ!」と知りました。
ちょうど少し前に、原作者の武井先生(武井宏之)がキャラクターデザインをやっていらっしゃる『ブッチキレ!』という作品に(アキラ(白)役で)出演させていただいたんですけど、アルミとは全然違うキャラクターでした。
私は去年(2022年)、オーディション資料が来て、アルミの原稿だけをいただきました。アルミはつかみどころがないキャラクターなので、オーディション原稿も外面の陽気なところや核心に迫るセリフが多かったんです。
それをどう言おうかと悩みましたが、褐色のヒロインは珍しいと思って褐色感とか、パッチ族の浮世離れ感とか、そういうところを目指してオーディションに臨みました。それから2、3週間ぐらいで決まって、アフレコがすぐ始まったんです。
日笠:アフレコ収録が始まったのが(2022年の)12月だもんね。
上坂:そうなんです。「そんなすぐにアフレコ収録が始まることってあるんだ!」と驚きました(笑)。日笠さんが続投されるのも、収録の時に初めて知ったので、「すごい!」と思ったのを覚えています。続投のキャストさんが多かったので、そこに入っていくというのは少し緊張感がありました。