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冬アニメ『姫様“拷問”の時間です』白石晴香×小林親弘インタビュー

冬アニメ『姫様“拷問”の時間です』姫役・白石晴香さん×エクス役・小林親弘さんインタビュー|「姫役が白石さんと聞いたときこの作品は成功すると確信しました」

集英社の漫画アプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で連載中の『姫様“拷問”の時間です』がTVアニメ化し、2024年1月8日(月)からTOKYO MX、BS11、関西テレビで放送スタート。本作は、魔王軍に捕らえられた国王軍の王女にして第三騎士団騎士団長の姫が、拷問官から目の前で熱々のたこ焼きを食べる様子を見せられたり、まったりと温泉に入れられたりなど、趣向を凝らした数々の“拷問”を受けることになる、というストーリーです。

アニメイトタイムズでは、姫役・白石晴香さんとエクス役・小林親弘さんにインタビュー。ふたりの確かな信頼関係を感じる見事な掛け合いに、インタビュアーも笑いを堪えることができませんでした。

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姫様“拷問”の時間です
国王軍と魔王軍が衝突をはじめ、幾年月。王女にして、国王軍第三騎士団“騎士団長”である姫は、魔王軍によって囚われの身となっていた。「姫様“拷問”の時間です」監禁された姫を待ち受けていたのは、身悶えるような“拷問”の数々……。ほわほわの焼きたてトースト!湯気がたちのぼる深夜のラーメン!愛くるしい動物たちと遊ぶ時間!美味しい食事&楽しい遊びを容赦なく突きつけられた姫は、“拷問”に打ち勝ち王国の秘密を守り抜くことができるのか!?誰もが笑顔になれる世界一やさしい“拷問”ファンタジーアニメ開幕!作品名姫様“拷問”の時間です放送形態TVアニメスケジュール2024年1月8日(月)〜2024年3月25日(月)TOKYOMX・BS11ほか話数全12話キャスト姫:白石晴香エクス:小林親弘トーチャー・トルチュール:伊藤静陽鬼:永瀬アンナ陰鬼:井上ほの花クロル:山根綺ジャイアント:茅野愛衣マオマオちゃん:日高里菜ルルン:中原麻衣ギルガ:千本木彩花バニラ:富田美憂カナッジ:福島潤ジモチ:大塚芳忠魔王:玄田哲章スタッフ原作:春原ロビンソンひらけい(集英社「少年ジャンプ+」連載)監督:金森陽子シリーズ構成:筆安一幸キャラクターデザイン:河野敏弥 古橋聡サブキャラクターデザイン:...

姫様の様子や表情を見ているだけでも楽しい

――最初に原作を読んだときの感想を教えてください。

姫役・白石晴香さん(以下、白石):オーディションを受ける前から原作を読んでいたのですが、もうとにかく面白くて。「こんなに声を出して笑ったのは久しぶり」というくらいゲラゲラ笑いながら、最新話まで一気に読んじゃいました。姫様が受ける“拷問”ひとつひとつが共感できるものばかりで……。

エクス役・小林親弘さん(以下、小林):“拷問”に共感! 本作以外だと絶対に聞かないワードでしょうね。

白石:ですね(笑)。でも、食べ物に関連する“拷問”や数々の誘惑は、姫様の気持ちが分かるものばかりでした。

――“拷問”と聞くとシリアスな作品なのかなと思っていたら、実際はぜんぜん違うという(笑)。PVの出し方も面白かったです。ティザーはシリアスな感じだったのに、第1弾PVでは姫様がよだれを垂らしていて。

白石:いい裏切りですよね(笑)。でも、最初のコメントの出し方が難しかった……。

小林:ティザー公開時は「真面目なことを書いてください」って言われていたんです。

白石:この作品のアイデンティティを奪われた状態で、どうコメントすればいいのか悩みました。でも、第1弾PVで本作の本来の姿が露わになり、原作を知らない方々にもより興味を持っていただけたんじゃないかなと思っています。

小林:僕はオーディションの話をいただいたときに初めて原作を読んだのですが、すごく面白くて。姫様は確かに高貴な人なのに、日常の小さな喜びを発見するのがとても上手なんですよね。そういう姫様の様子を見ていると「昔はこういうことで楽しんでいたよな、面白いと思っていたよな」と何だか懐かしくなってきて、ちょっとウルっときました。読み終わった後にすごく癒されたんですよ。ヒーリング効果がありました。

白石:ヒーリング効果は人によるかもしれませんが……(笑)。でも些細なことを掘り下げるのが、本作はすごく上手いですよね。

小林:そう! 誰でも1回ぐらいは感じたことがあるだろうことを物語として広げるのがとても上手で。先生の視点がすごいなと思いました。

――演じるキャラクターの紹介をお願いします。

白石:姫は国王軍の王女にして第三騎士団騎士団長です。現在は魔王軍に囚われています。間違いなく強いですし、みんなを率いることもできる人なんですけど、“拷問”を受けるときによだれまみれになることもあって(笑)。姫様の様子や表情を見ているだけでも楽しいです。彼女は騎士らしいかっこいい部分と、欲望の化身となるかわいい部分が共存しているんですよ。高貴なはずなのに庶民派過ぎるので、見ているみなさんに騎士だと忘れられないよう、頑張って最後まで演じました。

小林:僕が演じるエクスは、代々王家に仕えてきた意思を持つ聖剣です。姫様と共に魔王軍の手に落ちて監禁されています。メタ的な発言になっちゃいますけど、ポジションとしてはツッコミ役ですね。本作って、“拷問”が行われるうえで正しい視点を持った存在がないと、おかしくなっちゃうんですよ。もうこの世界観を救うためにいる存在と言っても過言ではないでしょう。

白石:本作のなかで珍しくエクスが大人しい回があって。そのときは物足りなくて、「やっぱりあのツッコミがないとダメなんだ!」と感じました。

小林:読者のみなさんが「これ、おかしいんじゃないの」とツッコミを入れたくなるところを代弁してくれる存在かもしれません。「姫様は絶対にそういうことはしません!」という発言は、前振りのような気がしなくもないですが(笑)。ただ、エクスは本気でそう思っているんですよ。中盤ぐらいの収録で「尊敬する気持ちを忘れないで」というディレクションを受けました。

白石:「もうこいつ、いつも屈するからダメだろうな」という小林さんの気持ちが、漏れちゃっていたんですよね(笑)。

小林:「今日もどうせダメだろうな」という諦めが、最初から強すぎてしまったようで。

白石:エクスくらいは姫様のことを信じてください!

小林:か、かしこまりました!

 

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