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『七つの大罪 黙示録の四騎士』声優陣が語るキャラクターの成長【座談会】

芝居に乗せたキャラクターの成長と信頼関係――『七つの大罪 黙示録の四騎士』パーシバル役・小村将さん×ドニー役・戸谷菊之介さん×ナシエンス役・島田愛野さん×アン役・中村カンナさん座談会|メリオダス役・梶裕貴さんの前にパーシバル隊キャストが思わず整列!?

2023年10月より放送中のアニメ『七つの大罪 黙示録の四騎士』がクライマックスに向けて急展開! 第16話より舞台をリオネス王国へと移し、シリーズファンにはお馴染みの人気キャラクターたちが続々と登場しています。

第17話では、パーシバルとメリオダスが邂逅! そして、第19話にて、予言に記された黙示録の四騎士が遂に集結しました。時を同じくして、王国に迫る不穏な影とは……!?

本稿では、パーシバル役・小村将さん、ドニー役・戸谷菊之介さん、ナシエンス役・島田愛野さん、アン役・中村カンナさんによる座談会をお届け。クライマックスの見どころはもちろん、これまでの物語の中で感じたキャラクターの成長・変化について、語っていただきました。

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七つの大罪 黙示録の四騎士
“神の指”と呼ばれる辺境の地で祖父と暮らす、優しき少年・パーシバル。しかし、世界はその安寧を許すことはなかった。ある謎の騎士・イロンシッドとの出会いが彼らの運命を変え、明らかになる驚愕の秘密。少年は果て無き旅路へと足を踏み出す。『七つの大罪』を知っていても、知らなくても楽しめる!!全世界待望の痛快冒険ファンタジー!!作品名七つの大罪黙示録の四騎士放送形態TVアニメシリーズ七つの大罪スケジュール2023年10月8日(日)〜2024年3月31日(日)TBS系にて話数全24話キャストパーシバル:小村将ドニー:戸谷菊之介ナシエンス:島田愛野アン:中村カンナシン/ランスロット:内山昂輝トリスタン:村瀬歩ガウェイン:ファイルーズあいイロンシッド:森川智之ペルガルド:小山力也アーサー・ペンドラゴン:國立幸バルギス:大塚明夫イゾルデ:種﨑敦美ジェイド:仲村宗悟キオン:斉藤壮馬スタッフ原作:鈴木央 「黙示録の四騎士」(講談社「週刊少年マガジン」連載)監督:小平麻紀シリーズ構成・脚本:村越繁キャラクターデザイン:高田洋一美術監督:村本奈津江色彩設計:小島真喜子(スタジオ・ロード)撮影監督:野口龍生(T.D.F.)編集:笠原義宏 グッド・ジョブTOKYO音響監督:...

旅を通じて成長し続けるキャラクターたち

ーーまずは、キャラクターを演じるうえでの軸について伺いたいと思います。では、個性的なメンバーを纏めあげているパーシバルから……。

ドニー役・戸谷菊之介さん(以下、戸谷):纏めているのかな? 

パーシバル役・小村将さん(以下、小村):纏めてください(笑)。パーシバルは、深く物事を考えないんですよ。自分の信念に基づいて、正しいと思ったことをする。基本的にはそれだけなんです。そういった彼の軸やワクワクする気持ちを忘れず、とにかく楽しんで演じることを心がけています。一方で、格好良い戦闘シーンとコミカルな場面の切り替えは、できるだけ面白く見せられるようにメリハリも意識しました。

ーー仲間たちもパーシバルの純粋さに救われていますよね。

小村:そうなんです。パーシバルが積極的に仕切っているのではなく、自然とついていきたくなるような中心人物というキャラクター像になっています。

ーードニー、ナシエンス、アンの3人についてはいかがでしょうか?

戸谷:ドニーは聖騎士の夢を追っていて、1度挫折した過去があるので、自分の力に対して自信がないと思うんです。なので、強敵と対峙したときの恐怖は、ある意味オーバーに演じていました。

ナシエンス役・島田愛野さん(以下、島田):自分を救ってくれた一番の英雄であるパーシバルへの友情は、ナシエンスというキャラクターの軸になっています。元々仲間を大事にする子なんですけど、彼の身を案じている場面は特に多いんです。全体を通して、「パーシバル!」と名前を呼ぶセリフが何回も出てきます。

小村:沢山呼んでくれています(笑)。ある意味、パーシバルの保護者のような立場です。

アン役・中村カンナさん:アンちゃんとしては、「聖騎士になる」という目標がずっと変わらない軸です。演じるうえでも、ストレートに言葉を伝える意識で演じています。ただ、発言の内容は少しずつ賢くなっているのかなと。初期のアンちゃんは「こうするべき」という強い思いから、周囲を振り回すことも多かったんです。みんなを引っ張るという心意気に加えて、徐々に言葉の偏差値も上がっていって、「こうした方が良いわよ」というお姉さんのようなアドバイスも言えるようになりました。

ーーお金を使いすぎてシンに怒られていた時期から考えると、大きな成長ですね。

中村:今の彼女なら、さすがにやらないんじゃないでしょうか……(苦笑)。世間を学んでいく中で、仲間のためを思って発言するシーンが増えてきた印象です。それがアンちゃんの一番の成長なのかなと思います。

戸谷:アンはやりたいことがはっきりしていて良いですよね。

小村:街で暮らしていた頃と冒険に出た後の変化が面白かったです。観ていた方はびっくりしたんじゃないでしょうか(笑)。

中村:(笑)。パーシバルと同じく、コミカルなシーンとの切り替えは必要でした。そこは最初と変わらず、無邪気なイメージで演じています。

ーーアンだけでなく、どのキャラクターも旅の中で著しい成長を見せました。

小村:最初の頃のパーシバルは、魔力も使えない状態でした。じいじ以外の人とは関わったこともなかったんですけど、旅の中でドニー、ナシエンス、アンという仲間に出会って。さらに、シンをはじめとした様々な人たちとも関わっていって、彼の良さが更に出てきたなと。成長という意味では、可愛いミニパーシバルたちが視覚的にも分かりやすいと思います。ここからパーシバルがどれだけ強くなるのかも見どころになりそうです。

戸谷:ドニー的にも一番変化が見られたのは、魔力です。シンに力の使い方をアドバイスしてもらって、能力が「浮遊」から「テレキネシス」へと変化しました。あとは、逃げなくなりました。今も逃げてはいるんですけど、戻ってくるようになったというか……(笑)。

ーーあははは。パーシバルも「ドニーは戻ってくる」と言いますよね。

小村:そうなんですよ。お互いを信じ合っていないと言えないセリフです。

戸谷:パーシバルたちと信頼できる仲間になったからこその成長だと思います。

島田:ナシエンスは、境遇的にパーシバルと似ている部分があるんです。おじいちゃん子だし、コミュニティはずっと「木霊の谷」だけでした。登場時は敵キャラのような不穏な雰囲気でしたが、本当はひとりで谷のために戦い続けていて。優しい心を持っていた子が、パーシバルたちと出会って、表情に変化が出てくるようにもなりました。喜怒哀楽がどんどん大きくなって、心の成長が見られたんです。加えて、もともと汎用性の高い魔力でしたが、旅の中で新しい技を身につけたので、能力的にも大きく成長したと思います。

ーー4人の成長という意味では、第15話〜第16話で描かれた闇のタリスマンとの戦いがひとつの分岐点になりました。

戸谷:自分たちだけで戦って、勝ち取った初めての勝利でした。

中村:みんなが一丸となって戦ったよね。

小村:大きなターニングポイントだと思います。

<次ページ:メリオダスとの邂逅は“第1話以上の緊張感”>
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