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『魔王2099』第8話:舞台は新宿から秋葉原へ

『魔王2099』第8話振り返り|舞台は新宿から秋葉原へ。すっかり現代に染まってきたベルトールが魔法学園に留学!?

現在放送中の、ファンタジア文庫で刊行中の紫大悟先生のライトノベルを原作としたアニメ『魔王2099』。究極の発展を遂げた未来都市・新宿に蘇った、500年前に滅びたとされる伝説の魔王・ベルトールの活躍が見どころとなっている作品です。

今回も引き続き、第8話の内容を振り返っていきたいと思います。

なお、本記事は『魔王2099』第8話までのネタバレを含んだ内容となっておりますので、第8話をご覧になった上でご一読ください。

 

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魔王2099
統合歴2099年―――不死の王国を統べていた、伝説の魔王・ベルトールが迎えてから500年―――魔王再臨の刻、来たれり。サイバーパンクシティ『新宿市』。天を貫く超高層ビル群、宙を錯綜する極彩色のネオン光―――魔導工学の技術革新によって栄光ある発展を遂げた、究極の未来都市。魔王が降り立った世界は、かつての絶対支配者を置き去りに、驚愕の進化を果たしていた―――。巨大都市国家が手にした、華々しい繁栄。しかし……その裏に隠されていたのは―――恐るべき“闇”だった。輝かしくも荒んだ“新たな世界”を再び支配すべく、魔王は未来を躍動する!作品名魔王2099放送形態TVアニメスケジュール2024年10月12日(土)~2024年12月28日(土)TOKYOMXほか話数全12話キャストベルトール=ベルベット・ベールシュバルト:日野聡マキナ=ソレージュ:伊藤美来高橋:菱川花菜グラム:浪川大輔マルキュス:松風雅也木ノ原:伊藤静山田・レイナード=緋月:山根綺トラート=ゲーテル:金元寿子マグ=ロサンタ:日笠陽子コルネア=セブルド:佐藤せつじスタッフ原作:紫大悟(KADOKAWA/ファンタジア文庫刊)キャラクター原案:クレタ監督:安藤良シリーズ構成・脚本:百瀬祐一郎キャラクターデザイン:谷川亮介 諏...

 

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留学生としてベルトールが転入してくる衝撃の冒頭からスタート

第8話からは新章に突入し、舞台は新宿から秋葉原へ。秋葉原魔法学園の留学生としてベルトールがやってくる冒頭部は、前回までのストーリーとのギャップも大きくインパクトがありました。イケメンですが長身で童顔タイプでもないので、制服姿には大人のコスプレ衣装みを若干感じます。

 

 
その後は少し時間軸が戻り、新宿での出来事が改めて描かれましたが、死にゲーをプレイしている時の方が、マルキュスと戦った時よりも明らかにベルトールが必死なのが面白い。人間ならぶっ倒れそうな74時間配信ですが、ベルトールなら3日くらい寝ないくらいならまったく問題がなさそうです(終わった後も平然とした様子でマキナと話していますし)。「ゲームは1日1時間」みたいなノリで、配信は1回24時間までのルールが設けられるのは、不死だけあってマキナの基準も結構ガバガバで笑いました。

前回の高橋のハッキング効果もあってでしょうけど、チャンネル登録者数300万はすごいなんてレベルを越えていて、もう新宿だとほとんど知らない人はいない有名人になってそう。実はマキナが切り抜きなどの動画編集部分を担当していることも明らかになりました。

そんなベルトールたちの部屋に週5ペースで遊びに来ているという高橋、なんだか見慣れない服装をしているなと思ったら、実はまだ高校生だったことが判明。

 

 
違法な仕事はよくないという、一般人的な感覚でマキナが注意するのも面白かったですが、よくよく考えるとマキナ自身も裏の仕事をしてお金を稼ぐ選択肢もあったはずなんですよね。実際にはそういった仕事には一切手を染めず、薄給の仕事を真面目にして慎ましく暮らしていたというのは、いかにマキナがルールを守ってきた良い子なのかが分かります。

その後、ベルトールの臣下である六魔侯の居場所を知るため、「魔侯録」を見つけ出すことを決めたベルトールたち。

不死ではない高橋に内情を打ち明け頼るのはベルトールにとって些か遠慮があったみたいですが、彼女に頼るのは今更ということや、能力についてはさることながら、友人としても高橋を評価している証かなと。マルキュスとの決戦でも重要な役割を任せていましたし、共に修羅場をくぐり抜けただけあって、マキナとはまた違う種類の信頼関係が存在していて良いなと思いました。

 

 

SF色の強い新宿に対し、ファンタジー色の比率が高めの秋葉原

秋葉原魔法学園の地下にある宝物庫に入るため、学生の身分を偽装して秋葉原を目指すことになったベルトールたち。急に「クエストを発令」と言い始めたり、ベルトールも大分現代の(主にゲームから)影響を受け始めています。

秋葉原まではバスのような乗り物(旅客輸送車)で移動していましたが、この時初めて新宿市より外の世界も描かれ、かなり荒れ果てていることが分かります。現実の日本だと新宿←→秋葉原って電車で15分くらいの距離なんですが、この世界では都市間の鉄道のようなものは通ってないのかも。都市としての新宿は、現実の日本以上に技術が発達していましたが、こと交通においては我々の世界の方が便利そうでした。

 

 
そんな本作における秋葉原は、我々の知っている場所とは大分異なり東の電気街と西の魔法街で成り立っていて、魔法街はベルトールがかつての自分たちの世界である“アルネス”の光景を思い出して喜んでいる通り、新宿と比べるとかなりファンタジー色の強い街並みになっています。

一方で、全身を機械化した人々が普通に歩いていたり、サイバーパンク的な要素も混ざっているのがなかなか独特。SFとファンタジーの融合が本作の世界観の特徴でもありますが、新宿とはその比率がまた違っているなという印象です。

 

 
事前に高橋が懸念していた(マキナを「役に立たない」と戦力外扱いしていたのは笑いました)魔法学園の理事長・トラート=ゲーテルとの面談は、驚くほどトントン拍子で話が進んでいきます。ベルトールの発言の裏をトラートが勝手に深読みして評価が上がっていく流れは、隣の高橋の反応も含めてコントのようで面白い。

結果トラートの協力こそ得られたものの、宝物庫の封印を解くには“王徴(レガリア)”という3種の特別な魔導具が必要とのことで、残る2つの王徴(レガリア)を探し出すのが当面のベルトールたちの目的となりそうです。

 

 
その後には、ようやく冒頭の教室のシーンに時間軸が戻りましたが、実は教室に入ってくる前、ベルトールが学園アドベンチャーゲーム(おそらくギャルゲーでしょう)の影響でテンションが上がりまくっていたことも判明。作中の配信シーンでは、ベルトールは死にゲーをプレイしていることが多いですが、ベルトールがギャルゲーをプレイする配信とか、変な選択肢を選びまくって面白くなりそうなのでちょっと見てみたいかも。

ラストでは、現在は木ノ原と行動を共にしているらしいグラムも、何らかの目的で秋葉原市に来ていることが分かったり、冒頭でチラッと登場していた魔法学園の生徒、山田・レイナード=緋月が、どのようにベルトールたちと絡んでいくのかなど、ワクワクする点が満載だった第8話。“ザ・サイバーパンク”的な雰囲気だった新宿編とは、また一味違った見どころで楽しませてもらえそうです。

 

作品概要

 

あらすじ

統合歴2099年―――
不死の王国を統べていた、伝説の魔王・ベルトールが迎えてから500年―――魔王再臨の刻、来たれり。
サイバーパンクシティ『新宿市』。天を貫く超高層ビル群、宙を錯綜する極彩色のネオン光―――
魔導工学の技術革新によって栄光ある発展を遂げた、究極の未来都市。
魔王が降り立った世界は、かつての絶対支配者を置き去りに、驚愕の進化を果たしていた―――。
巨大都市国家が手にした、華々しい繁栄。
しかし……その裏に隠されていたのは―――恐るべき“闇”だった。
輝かしくも荒んだ“新たな世界”を再び支配すべく、魔王は未来を躍動する!

 

キャスト

ベルトール=ベルベット・ベールシュバルト:日野聡
マキナ=ソレージュ:伊藤美来
高橋:菱川花菜
グラム:浪川大輔
マルキュス:松風雅也
木ノ原:伊藤静

 

放送情報

2024年10月12日(土)24:00~ ON AIR
TOKYO MX、群馬テレビ、とちぎテレビ、BS11:10月12日より毎週土曜24:00~放送
毎日放送:10月12日より毎週土曜27:08~放送
中京テレビ:10月15日より毎週火曜26:19~放送
AT-X:10月13日より毎週日曜日22:30~放送
※放送日時は編成の都合等により変更となる場合がございます。予めご了承ください。

 

配信情報

dアニメストア、ABEMAにて地上波同時・最速配信決定!
10月12日(土)より毎週土曜24:00~
その他サイトも順次配信予定

 

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