音楽
『イブステ』堀田竜成が紡ぐ大原 空への想い|楽曲制作インタビュー

「空は僕の芸能活動を始めるきっかけをくれた」──2.5次元ダンスライブ『ALIVESTAGE』大原 空役・堀田竜成さんが空に向けた感謝の楽曲を制作! 発売に向けて空への6年分の想いを語る

『劇場版SOARA』大原 空役として芸能活動をスタートした俳優の堀田竜成さん。2.5次元ダンスライブ「S.Q.S(スケアステージ)」 Episode 4「TSUKINO EMPIRE2 -Beginning of the World-」を皮切りに舞台俳優としても活躍中です。

そんな堀田さんが作詞を務める楽曲のリリースが先日2025年1月11日に発表されました。作曲をじょん(滝沢 章)さんが務める本楽曲は、空への思いが込められた楽曲になっています。

本稿では、楽曲制作真っ只中の堀田さんにインタビューを実施。まさにデビューからこれまでの集大成とも呼べる楽曲は、一体どのようにして制作がはじまったのか。そして、どのような思いが込められているのか。堀田さんご自身の言葉でたっぷりと語っていただきました。

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何も分からない状態で出会った大原 空というキャラクター

──大原 空を演じ始めてからもう6年経ちますが、やっと6年、もう6年、どちらの感覚が強いですか?

堀田竜成さん(以下、堀田):もう6年ですね。やっとではなく、もう6年間という感じ。定期的にずっと演じていたのが、(大原)空という役だったので、気づけばもうこんなに一緒にいたのかって。日々、とても感じています。

──最初に役が決まったときのことは覚えていますか?

堀田:最初は何のオーディションとかほとんどわかってない状態で、事務所から「とりあえず、行ってきて」くらいのテンション感だったんです。

当時は看護師をやっていたので、その仕事終わりにオーディションに行って、渡されたものをパパパッとやって。ただ、その帰り道には「決まったよ」という連絡が。

──そんなスピード感なんですか!?

堀田:プロデューサーの方に、「あっ、もうこの子!」ってその瞬間に思っていただけたらしくて。なので、帰り際にはもう役が決まっている状況でした。

ただ、それが劇場版SOARA『LET IT BE -君が君らしくあるように-』のオーディションだったということを知らなくて。後日事務所から「映画の主演決まったね!」と言われて、映画の主演オーディションだったんですか、みたいな(笑)。

それから空っていう役と巡り合って、初舞台は(舞浜)アンフィシアター。2,000人くらいのお客さんの前に初めて立つ舞台でした。

しかもお芝居なんて全くしたことがなかったですし、稽古場での居方とか、台本の覚え方とかも分からなくて。ダンスもやったことがなかったし、もうとにかくどうしたらいいんだろうみたいな。そこからでしたね。

──最初がアンフィシアターは緊張しますよね(笑)。

堀田:もうえげつなかったです(笑)。ステージからだとお客様に囲まれているように見える舞台で。めちゃくちゃ緊張しましたけれど、いい経験でしたね。

そんな初舞台を経験させてもらって、『イブステ』(2.5次元ダンスライブ「ALIVESTAGE(アライブステージ)」)という僕たちのメインの舞台が始まって。そこから、空もそうだし、この作品に対してより向き合うことが増えましたね。

──映画も舞台もお芝居ではあっても、異なる部分が多くあると思います。やはり最初は大変でしたか?

堀田:舞台と違って、映像はいきなりエンディングを撮ってから、じゃあ次はド頭も撮っていきますみたいな、時系列バラバラで撮っていくんですよね。ただでさえ頭の中がぐちゃぐちゃになるのに、最初が映像だったので、もう余計分からなかったです。

でも、舞台での経験を重ねて6年目になって、時系列の組み立て方やお芝居の作り方とか、そういうのがだんだんとルーティン化できているというか。コツじゃないですけれど、何となく自分の中で構築できるようになりました。

当時はツラかった時期も多かったんですが、乗り越えた今はもう何もかもがすごく楽しくて。お芝居するのも楽しいし、歌ったり踊ったりするのもすごく楽しいし。エンタメというものに、素直に向き合えるようになれたかなって思います。

 

堀田さんが感じる空という存在感の大きさ

──この6年間、空と向き合ってきた中で印象的な出来事や、今だから話せる舞台などの裏側はありますか?

堀田:そもそも僕はずっと路上ライブをやっていて、そこからスカウトしていただき、この業界に入ってきたんです。空はすごく音楽と向き合う役柄で、僕も当時は路上ライブはしていましたけど、音楽を作ることは全く未経験で。

空くんを演じていく中で、自分も人に委託して全部作ってもらうんじゃなくて、自分で作詞したりとか、自分自身の言葉だったり想いだったり、そういうところを大事にしようって気付かされました。なので、やっぱり空くんという存在はすごく大きかったかなって思いますね。

その空くん自身も作中で悩んだ時期があり、自分と重ねられるところが結構多くて。そういったところも自分が何かを作っていく際に、すごく支えられたのかなって今はとても感じます。

──もう6年の付き合いですもんね。

堀田:こんなにやるなんて思ってなかったんですけどね。

──そうなんですか?

堀田:こんなにロングで続くものとは知らなかったです。最初は映画だけだと思っていたところ、蓋を開いたら舞台!?みたいな(笑)。

僕、出身が愛媛なんですけれど、舞台というエンタメにあまり触れる機会がなかったので、当時は「舞台役者になるのか?僕は」と衝撃的でしたね。

──オーディションを受けた時には役者を志望する気持ちもあったんですか?

堀田:いやいやもう全然。僕は音楽しかなかったですね。空くんの役が決まった時も、当時は若い部分もあったので、ほかの方から何がやりたいの? と聞かれたら「僕は音楽です」と、はっきり言うくらい。

もう本当に音楽しか考えてなかったんですけれど、今はお芝居もすごく見てほしいし、メッセージを伝えられる素敵なコンテンツだとやっていてすごく思うから、音楽もお芝居も、同じようにすごく気持ちを込めて頑張りたいと思えるようになりました。

──あまり舞台のことを知らなかったということですが、舞台で演じるにあたって何か参考にされたりしたのでしょうか?

堀田:そもそも何を参考にすればいいのかどうか全く分からなくて、当時のSOARAのメンバーに経験者が多かったので、まずメンバーに台本ってどうやって覚えてる? って1人ずつ聞いて。

ダンスってどうやって覚えてるんだろうとか、どの音をとってるの?とか、そういう細かいところは、近くにいるメンバーやゲストで出演した人のところに行って1人ずつ聞くように自分の中で癖付けて。ダンスだったらこの人、歌だったらこの人、お芝居だったらこの人……のように、尊敬できる方にお話を伺い、自分の役者っていうコンテンツを作り上げるように当時は下準備をしていましたね。

──当時の堀田さんの周りのメンバーを考えると心強い人たちばかりですね。

堀田:めちゃくちゃ心強かったです。今でも感謝してますし、現在進行系でとても仲良くさせてもらっているので、一緒にご飯行ったりとかも。懐かしくそのときの話をしながらお酒を飲んで「あの頃のお前、ああだったよな」「ごめんなさい!」みたいなやり取りも(笑)。

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