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『ONE PIECE』「神典(ハーレイ)」と壁画が示すものとは?

『ONE PIECE』世界の真実、歴史の全てを解くヒント「神典(ハーレイ)」と壁画が示すものとは? “太陽”が指すのは“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”か、それとも…

作中の大きな謎が解き明かされていく展開が続き、毎話読者を唸らせ続ける漫画『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎氏)。2月3日(月)発売の週刊少年ジャンプ掲載の『ONE PIECE』第1138話“神典”では、「神典(ハーレイ)」の内容と「空白の100年」に描かれたものだという印象的な壁画の全貌が明かされ話題となりました。

本記事では、『ONE PIECE』で描かれる世界のなりたちやこれまでの歴史、今後のストーリーにも大きく関わってくると予想されるこの「神典(ハーレイ)」と壁画について、概要や考察を交えておさらいしていきます。

※本記事には『ONE PIECE』最新話(第1138話)のネタバレを含みます。コミックス派やアニメ派の方等、ジャンプ未読の方はご注意ください。

 

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ONE PIECE
時は、大海賊時代。この世の全てを手に入れた男、海賊王ゴールド・ロジャー。彼が死に際に放った一言は全世界の人々を海へと駆り立てた。「俺の財宝?ほしけりゃくれてやる!探せ!この世のすべてをそこに置いてきた」ロジャーが遺した富と名声と力の「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡って幾人もの海賊たちが旗を掲げて戦っていた。そして、そんな海賊に憧れる一人の少年ルフィ。「悪魔の実」の能力により、一生泳げない体の代わりに、全身がゴムのように伸びる不思議な体を手に入れた少年!命の恩人・海賊団のリーダー・シャンクスからもらった麦わら帽をトレードマークに、ルフィは航海に出た。作品名ONEPIECE放送形態TVアニメスケジュール1999年10月20日(水)~2024年10月13日(日)フジテレビ系列にて2025年4月6日(日)〜フジテレビ系列にて放送再開キャストモンキー・D・ルフィ:田中真弓ロロノア・ゾロ:中井和哉ナミ:岡村明美ウソップ:山口勝平サンジ:平田広明トニートニー・チョッパー:大谷育江ニコ・ロビン:山口由里子フランキー:矢尾一樹→木村昴ブルック:チョージンベエ:宝亀克寿シャンクス:池田秀一バギー:千葉繁マーシャル・D・ティーチ:大塚明夫クザン〈青キジ〉...

 

太古より伝わる「神典(ハーレイ)」と空白の100年に描かれた“壁画”

<神典(ハーレイ)>
エルバフに太古より伝わる書物。「神典(ハーレイ)」には、世界はすでに二度壊れていると記されているそう。また、世界が壊れるタイミング(世界が大きく形を変える時)には必ず“太陽の神ニカ”の存在があったと刻まれているといいます。

しかし、神典(ハーレイ)に記されている言葉は古いため解読できる者がおらず、“太陽の神ニカ”の解釈は現在“解放の神”“破壊の神”“笑いの神”など人によってさまざまなのだそう。

<壁画>
エルバフにある「宝樹アダム」の石化した樹皮に刻まれた大きな絵のこと。これは空白の100年にあたる時代(900〜800年前)に描かれた、当時の子供による落書きだそう。歴史的価値のあるこの壁画は、エルバフの文化遺産になっているといいます。

 

明かされた「神典(ハーレイ)」の内容。文章が表すものは?

ニコ・ロビンによって解読された“神典(ハーレイ)”の内容は以下の通り。

「第一世界」───
地に炎あり
人は欲望に負け
禁断の太陽に触れた
隷人は願い
“太陽の神”は現れた
地の神は怒り
業炎の蛇と共に
世界を死と闇で包んだ
彼らはもう会えないのだ

「第二世界」───
虚無に息吹あり
森の神は魔を遣わせた
太陽は戦火を
広げるばかりだ

半月の人は夢を見た
月の人は夢を見た
人は太陽を殺し神となり
海の神は荒ぶった
彼らはもう会えないのだ

「第三世界」───
混沌に空白あり
不都合な残影は
約束の日を思い出し
片われ月の声を聞く
“太陽の神”は踊り、笑い
世界を終末へと導く
太陽は回帰し
新しい朝が来る
彼らはきっと会えるだろう

多様な解釈ができる表現が多いため難しく感じられますが、「第一世界」は少なくとも5000年以上(オハラの全知の樹誕生より)前の古代を、「第二世界」は空白の100年までに存在していた海に沈んだ世界を、「第三世界」は空白の100年より後、現在続いている世界を指しているように捉えることができます。

また、「第一世界」なら隷人→奴隷、太陽の神→初代“太陽の神ニカ”、「第二世界」なら半月の人→Dの一族、月の人→月の民、海の神は荒ぶった→世界が海に沈んだ、「第三世界」なら混沌に空白→空白の100年、不都合な残影:Dの一族、約束の日→ジョイボーイの約束、“太陽の神”→三代目“太陽の神ニカ”(ルフィ?)といったように、これまでの描かれてきたストーリーに登場した重要なキーワードが当てはまりそうな部分も。

言葉をあてはめながら解読していくと、まず扉絵連載「エネルのスペース大作戦」に登場した壁画の、“翼を持つ月の人”が資源を求めて青色の星に降りたあたりから「第一世界」がスタートしているのではないかと考えられます。

あくまで仮定ですが、「神典(ハーレイ)」をわかりやすく翻訳・要約すると以下のようなストーリーになるのではないでしょうか。

「第一世界」
青い星には資源(エネルギー)があった
さらなる資源(エネルギー)を欲し禁断の太陽に触れた
奴隷が救いを求めると
“太陽の神ニカ”が現れた
青い星の神が怒ったかのように天変地異(災害)が起き
業炎の蛇(=血に染まるヘビ?)のごとく赤い土の大陸(レッドライン)が突出し
人々は死に、世界が二つに分かたれた

「第二世界」
新たな世界が始まった
森の神(=宝樹アダム・陽樹イブ?)から悪魔の実が誕生した
太陽をめぐる戦いは広がるばかり

Dの一族と月の人は平和を願った
人(=20の国の連合軍?)は太陽を殺し神(=天竜人、世界政府)となり
海の神(=古代兵器ポセイドン?)により世界は海に沈み
さらに世界が分かたれた(=凪の帯(カームベルト)、偉大なる航路(グランドライン)が誕生)

「第三世界」
「空白の100年」が訪れた
Dの一族は
ジョイボーイの約束を果たすため
“D”の意志を継ぐ
“太陽の神ニカ”(の力を覚醒させたルフィ?)は踊り、笑いながら
世界をひっくり返す
太陽が復活し夜明けが訪れ
分かれた海が繋がり、世界がひとつなぎに戻る

といったところでしょうか。“太陽の神ニカ”が現れたことによって別の神が怒るという展開もあれば、“太陽の神”が踊り、笑いという表現もあり、それぞれの世界でニカの性質が少しずつ違うようにも感じられます。実際、初代ニカとそれ以降のニカ(ヒトヒトの実 モデルニカ由来)は別物(別人)になるようなので、エルバフの人々の間でニカに関する解釈がまちまちになる理由もわかる気がします。

 

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