
【ネタバレあり】『ウルトラマンアーク THE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク』飛世ユウマ役・戸塚有輝さん×石堂シュウ役・金田昇さんインタビュー|二人の絆が描く、信じて一歩踏み出すためのメッセージ
25話分の映像、その全てに宿る思い出
ーー全25話を振り返ってみて、おふたりが印象に残っているエピソードを教えてください。
戸塚:この間、第1話〜第25話を一通り見返したんです。やっぱりどの話数にも思い出が……。
金田:ありますね。
戸塚:その中でも、ちょっと特殊な回が幾つかあるじゃないですか。第8話「インターネット・カネゴン」、第22話「白い仮面の男」とか。
金田:あとは、ベビーザンドリアス(第21話『夢咲き鳥』)。
戸塚:(笑)。僕らはあまり出てないけど、裏ではものすごく楽しんでいたんです。
金田:ベビーザンドリアスは、僕の推し怪獣なので。個人的に印象に残ったのは、第23話「厄災三たび」でしょうか。ユウマの身体が光っているのを見てしまう場面は、今まで分かっていなかったことに気づく瞬間だったと思います。はっきりとは気づいていなくても、「もしかしたらユウマがウルトラマンアークなのかな」と。そこはひとつ印象的なシーンとして挙げられると思います。ユウマ的には?
戸塚:僕も第23話の撮影は思い出深いですね。というのも、変身の仕方がすごく特殊というか……かなり大変だったんですよ。
金田:大変だったよね。
戸塚:そう。変身アイテムのアークアライザーを掲げるところでパンチするような演出になっていたんです。言っていいのか分からないですけど、パンチする時、砲丸投げみたいに投げてしまって。あのシーンを何回もやり直すうちに、僕の心は……ハートブレイクしそうになりました(笑)。
一同:(笑)
戸塚:投げる瞬間の感覚が数日取れなかったくらい。しかもその次の撮影は、ユウマとシュウが車の中で会話するシーンだったんです。
金田:そうでした。
戸塚:あの後に「絶対逃げ切ります」みたいなシーンをやっていたので、とても印象深いです。
金田:でも、あの時のユウマも弱っていたから。
戸塚:確かに。結果的には良かったかもしれません。
金田:和やかな雰囲気が「SKIP」の持ち味の一つですが、最後の方はシリアスなシーンも多かったですね。ユウマはずっと弱っているし、敵も強いし、そこで「撮影も終盤だな」と実感していました。
戸塚:他の3人は一緒にいる中、僕だけ違うところにいることも多くて。途中でみんな帰っちゃうのがすごく寂しかったです。
金田:そう言われると一番早く来て、一番遅くまでやっていたので、「ずっと頑張っていたな」という印象があります。
戸塚:そうなんですよ。喋り相手がいないから寂しかったですね(笑)。
ーーウルトラマンならではの孤独ですね。
金田:確かに。
戸塚:孤独でした。
金田:もちろん全話が印象的なんですよ。思えばあっという間だったので、まずは無事完走できてよかったなと。撮影自体は1年前になりますが、映像を観ると色々思い出しますね。





































