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春アニメ『黒執事 -緑の魔女編-』釘宮理恵&小林親弘が感じた「主従関係」の奥深さとは/インタビュー

セバスチャン&シエルとは異なる「主従関係」の奥深さ――『黒執事 -緑の魔女編-』ジークリンデ・サリヴァン役・釘宮理恵さん&ヴォルフラム役・小林親弘さん インタビュー|“ドイツ語のみ”収録した日に声優陣の間で流行った言葉とは?

 

ドイツ語だけを収録する日では、声優陣の間である言葉が大流行り!?

──作中では、ドイツ語を話すシーンがあると伺ったのですが、いかがでしたか?

釘宮:もう、めちゃめちゃ難しかったです! またとない経験でした。先生に耳元で発音を教えてもらったら、すぐマイクに乗せる、というぐらい短時間しか覚えていられなくて。実は、ドイツ語だけの収録の日があったんです……。

小林:本編よりも時間がかかりました。

 

 
釘宮:ドイツ語の台詞がある役者さんが一同に集まって、先生が付きっきりになってくれた収録でした。まぁ、先生といっても役者さんなのですが(笑)。

小林:駒田航くんです。役者さんだからこそ、どこに感情を込めるべきか、どう表現すればいいかを具体的に指導してくれて、横に立って「せーの!」で教えてくれたので、すごく助かりました。

釘宮:本当に! 最終的には、スタジオで「Danke(ありがとう)」や「Ja!(はい!)」が流行っていました(笑)。

小林:そうそう! みんな知っていることをとにかく言いたくて「Ja!Ja!Ja!」みたいな(笑)。

釘宮:Ja!Ja!Ja!(笑)。結局、そこしか残らなかった(笑)。

小林:みんな適当なことを言って、知識としてはそんなに残っていない(笑)。

 

サリヴァンから見たセバスチャンは“新しい世界”。2つの主従関係は全然違うけれど、どちらも素敵

──小林さんはキャスト解禁時のメッセージの中で、「セバスチャンとシエルとは異なる空気感があって、その2組の空気感の違いが良い」とお話しされていましたが、具体的にどういったところに違いを感じられたのでしょうか?

小林:ヴォルフラムとサリヴァンは、(セバスチャンとシエルに比べると)まだ発展途上で、完成されていないけれど格好はすごく上品というところがあって。対して、セバスチャンとシエルは長年の信頼関係だったり、お互いを利用し合っている関係性がひとつできあがっている。そのできあがっているセバスチャンの姿にサリヴァンがすごく興味を持って、ヴォルフラムに「お前も学べよ!」と言ったりするのですが、ヴォルフラムもまたそこに嫉妬したりしていて。

セバスチャンとシエルに、「執事と主人の関係」を教えてもらっているようでもあると思うんです。そんな風に、タイプが全然違う関係がとても愛おしいというか。ただ、セバスチャンとシエルのような完成された関係を無理に目指さなくても良いのかなとも感じています。

 

 

──釘宮さんはこの2タイプの主従関係について、どのように感じられましたか?

釘宮:ヴォルフラムが本当に愛情深く見守って支えてくれていることを、ひしひしと感じているんですが、それにしてもやり方が素朴というか。「きっと、サリヴァンがヴォルフラムに教えてもらっていないことは、ヴォルフラムも知らないから教えられないということなのかも」と、今のお話を聞いていて思いました。

セバスチャンは何につけても洗練されていて、「知識は荷物にならないから、知っているだけいいでしょう?」と、さりげなく優しくもあり厳しくもあり、教えてくれる存在です。「これは知っていないと恥ずかしいことだよ。レディとして」と教え導いてくれる。(ヴォルフラムとセバスチャンの)2人の在りようが全然違っているなと感じました。なんなら、ヴォルフラムはサリヴァンの言うことを全部聞いてくれそうな気がするんです。

小林:ああ、そうねえ。

釘宮:対して、セバスチャンは「主人たるもの、こうあるべきだよ」と主人を高めてくれる執事な気がします。

サリヴァンにとって、それはもう新しい概念過ぎて、ときめいて知識欲も高まって、「もっとその新しい世界を知りたい!」と思うんですが、素朴で温かくて優しいヴォルフラムも大好きです。全然違うけれど、2人ともとっても素敵だなと思います。

あと、サリヴァンはヴォルフラムに対して「私がいないとダメだ」と思っていそう。ヴォルフラムは完全に大人として守ってくれているけれど、精神的には意外と逆にサリヴァンがしっかりヴォルフラムを支えている部分があるのかなという気もします。

 

 

──最後に、『黒執事』および今回の「緑の魔女編」の見どころをお聞かせください。

釘宮:この作品の魅力は、ずっと作品を応援してくださっているファンの皆様の方が身に染みてご存じかと思うんですが、今回改めて参加させていただくにあたって、自分も本当にこの作品の長く紡がれてきた世界観の素晴らしさと緻密さ、そして原作と映像化にあたって、いろんな方がこの作品を大切に扱われてきたということをひしひしと感じています。そんな作品に参加できる幸せを噛みしめながら、収録も毎回本当に笑いが絶えない、賑やかな現場で楽しく参加させていただいています。

美麗な世界観と映像と、みんなが頑張ったドイツ語と……(笑)。今回のストーリーの謎など、見どころだらけだと思いますので、皆様にはぜひ隅々まで楽しんでいただけたらなと思っています。

小林:『黒執事』のすごいところは、ミステリーの部分もちゃんと面白い上に、ファンタジーとしてもそれが成立しているし、アクションも魅力だし、キャラクターも本当に一人ひとりがとても魅力的で、時にコメディの要素があったり、と色々な要素があるところです。

そして、なによりすごいのは「●●編」というように、各編ごとに色が全然変わっていくところ。前回の「寄宿学校編」では、「人間たちがどういうことを犯したか」ということを探る話でしたが、今回は「得体の知れない存在」を探る話になっています。

ファンの方はもちろんご存知だと思いますが、同じキャラクターたちなのにトーンががらりと変わる楽しさがあります。逆に言えば、初めてこの「緑の魔女編」から観ていただいても全然入れる、むしろ他のシリーズも観てみたくなるような作品だと思います。アニメは15年以上も続いているので、「途中から追うのは難しいのかな?」と思う方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、「全然、大丈夫だよ」と声を掛けてあげたいぐらい、とても入りやすく素敵な作品ですので、ぜひぜひご期待いただければと思います!

 
[取材・文/笹本千尋]

 

作品概要

黒執事 -緑の魔女編-

あらすじ

19世紀英国――
名門貴族ファントムハイヴ家の執事セバスチャン・ミカエリスは
13歳の主人シエル・ファントムハイヴとともに
“女王の番犬”として裏社会の汚れ仕事を請け負っていた。

女王の命により、ドイツで起こる不可解な死亡事件の調査へ赴くセバスチャンとシエル。
足を踏み入れただけで呪い殺されるという”人狼(ヴェアヴォルフ)の森”について真相を探る二人に
おぞましい呪いが降り注ぐ――。

キャスト

セバスチャン・ミカエリス:小野大輔
シエル・ファントムハイヴ:坂本真綾
ジークリンデ・サリヴァン:釘宮理恵
ヴォルフラム:小林親弘
フィニアン:梶裕貴
メイリン:加藤英美里
バルドロイ:東地宏樹
スネーク:寺島拓篤
タナカ:麦人

(C)Yana Toboso/SQUARE ENIX,Project Black Butler

 

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