梅田修一朗さん、羊宮妃那さん、古川慎さんが、象徴的な“スイーツ”の場面とともに、第1期を振り返る！　『小市民シリーズ』ステージレポート【AJ2025】

2025年3月22日（土）・23日（日）に東京ビッグサイトにて開催された、世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2025」。22日（土）のNBCユニバーサルブースでは、TVアニメ『小市民シリーズ』のスペシャルステージが実施されました。

本ステージには、梅田修一朗さん（小鳩常悟朗役）、羊宮妃那さん（小佐内ゆき役）、古川慎さん（堂島健吾役）が登壇。

2024年7月～9月にかけて放送された第1期の振り返りと、2025年4月より放送となる第2期の見どころを紹介し、盛り上がりを見せたステージの模様をお届けします。

小市民シリーズ第2期

わたし、知りたかったの。恋とはどんなものかしらって。たがいに助け合う“互恵関係”を解消した、高校二年の小鳩くんと小佐内さん。小佐内さんは、新聞部一年の瓜野くんとつきあいはじめる。瓜野くんは在学した証しを残し、小佐内さんにいいところを見せるため、市内で起きた放火事件を学内新聞で取り上げようと奮闘する。一方、小鳩くんはクラスメイトの仲丸さんとつきあいはじめる。平穏な日々を過ごすなか、河川敷で放火現場に遭遇し......。小鳩くんと小佐内さんの小市民としての再出発は、はたしてどうなるのだろうか。作品名小市民シリーズ第2期放送形態TVアニメシリーズ小市民シリーズスケジュール2025年4月5日（土）〜2025年6月28日（土）テレビ朝日系ほか話数全12話キャスト小鳩常悟朗：梅田修一朗小佐内ゆき：羊宮妃那堂島健吾：古川慎瓜野高彦：上西哲平仲丸十希子：宮本侑芽氷谷優人：山下誠一郎スタッフ原作：米澤穂信(創元推理文庫刊)監督：神戸守シリーズ構成：大野敏哉キャラクターデザイン：斎藤敦史サブキャラクターデザイン・総作画監督：具志堅眞由色彩設計：秋元由紀美術監督：伊藤聖(スタジオARA)美術設定：青木智由紀　イノセユキエ撮影監督：塩川智幸(T2studio)CGディレクタ...

象徴的な“スイーツ”の場面とともに、第1期を振り返る

米澤穂信先生の人気小説〈小市民〉シリーズを原作とし、昨年7月～9月にかけて第1期全10話が放送されたTVアニメ『小市民シリーズ』。2025年4月から放送スタートとなる第2期直前のイベントということで、多くのファンがステージに詰めかけました。

MC・天津飯大郎さんの呼びかけで、梅田さん、羊宮さん、古川さんがステージに登場。3名とも、超満員の客席を見て驚きつつも、嬉しそうな表情を浮かべました。

挨拶を終え、まずは第1期の物語を、本作の象徴とも言える“スイーツ”の場面とともに振り返るコーナーへ。

一つ目は、第1話「羊の着ぐるみ」より、「春季限定いちごタルト」を小鳩、小佐内が買うシーン。キャスト陣はも懐かしい、とアフレコ当時を思い出しながら、映像を見ていきます。

自転車を奪った不良がタルトをぐちゃぐちゃにしてしまうシーンでは、小佐内の逆鱗に触れた不良に対し、終わったわアイツ、と梅田さんがつぶやき、笑いを誘いました。

二つ目は、第3話「ハンプティ・ダンプティ」より、二人がケーキバイキングを楽しむシーン。映像を見る前に「二人が最初にオーダーしたものは？」というクイズが出題されますが、小佐内の“呪文のような”長すぎる注文内容を完璧に覚えている人はおらず、残念ながら正解者はなしという結果に。小佐内が何を頼むか考えている場面については、羊宮さんも似たような経験があったそうで、気持ちを落とし込んで演じたシーンであることを明かしました。

三つ目は、第6話「シャルロットだけはぼくのもの」より、小鳩が小佐内に頼まれたスイーツを買いに行くシーン。こちらも「何を買ったか」を当てることになり、古川さんが「シャルロットじゃないのお!?」とオーバーリアクション気味に驚愕。客席から思わず笑い声が漏れました。

「シャルロットのグレープフルーツのせ」ともう一つは何か、と訊かれ、梅田さんが「マンゴープリン」と回答し、見事正解！　客席から拍手がおくられます。二人きりでもロマンチックな雰囲気にならない、小鳩＆小佐内の独特な関係性の面白さについてもトークを展開していきました。

この日最後の振り返りとなった四つ目のシーンは、第9話「スイート・メモリー（前編）」より、「夏期限定トロピカルパフェ」を食べながら会話する二人のシーン。この後、二人が“互恵関係”を解消し、非常に続きが気になる形で第1期が終了したことを全員が思い出したところで、第2期のイントロダクションやキャラクターの紹介コーナーへと移ります。

小佐内、小鳩に新たな化学反応をもたらす新キャラクターたち

第2期にて、小佐内と付き合う瓜野高彦、小鳩と付き合う仲丸十希子。どちらも小佐内、小鳩の新しい一面を引き出す存在となっており、第1期で描かれた小佐内と小鳩の関係性とはまた違う化学反応が生まれていることを、羊宮さん、梅田さんがそれぞれアピールしました。

また、もう一人の新キャラクター・氷谷優人については、古川さんが紹介。堂島が質実剛健なキャラクターデザインなのに対し、氷谷はクールな印象と語り、そこからなぜか「なんなんだあのイケメン！」と、氷谷への対抗心（？）をむき出しにして、笑いを誘います。こちらはもちろん冗談であり、この物語に面白い絡み方をするキャラクターだと思う、としっかり魅力をアピールしました。

第2期の見どころや印象を訊かれ、「青春ってこうだよな。でも、すげえなあ～」（古川さん）、「2期のゆきちゃんは1期以上にすごいです」（羊宮さん）、「1期とは違う、“離れたところ”から小佐内さん、小鳩くんを見てほしい」（梅田さん）と、それぞれ回答。あらためて、第2期への期待を煽りました。

告知情報として、コミカライズと、JR東海第3弾コラボの決定を発表し、ステージはエンディングの時間へ。この時間を共有してくれたお客さんへの感謝や、放送が近づく第2期へ込めた想いなどをキャスト陣が語り、ステージは幕を下ろしました。