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『WIND BREAKER(ウィンブレ)』名言・名台詞まとめ

『WIND BREAKER(ウィンブレ)』名言・名台詞まとめ! 最強の不良軍団で街の英雄の彼らの言葉は、仲間や街の人を想う気持ちが込められた、心に響く名言ばかり!

週刊少年マガジン公式アプリ「マガジンポケット」で連載中のにいさとる先生が描くヤンキー漫画『WIND BREAKER(ウィンブレ)』。ファンのみなさんはSeason2の放送を楽しみに待ち侘びていたことと思います。
 
『ウィンブレ』は、てっぺんを獲るために街の外からやってきた桜遥が、仲間や街の人との触れ合いの中で“ヒトリ”ではあじわえなかったものを見つけ、手に入れ、守り、街の英雄になっていく物語です。
 
新たな仲間、新たな敵と出会っていくなかで、桜をはじめボウフウリンたちが発する言葉には、たくさんの心に響く名言があります。桜に向けた熱い言葉、仲間に向けた強い思い……。本稿では厳選した30の名言をキャラクターごとにご紹介していきます。なかには“おなじみの台詞”もあるので併せてお楽しみください。
 
※本稿にはネタバレ要素が含まれますのでご注意ください。
 

目次

“この街の盾”ウィンドブレイカー

これより先
・人を傷つける者
・物を壊す者
・悪意を持ち込む者
何人も例外なくボウフウリンが粛清する

 
街の入り口にある看板に記された言葉。はじめは風鈴高校の名のもとに書かれていましたが、街の人たちによって彼らは“防風鈴(ボウフウリン)”と名付けられます。元々治安の悪かった街を変えた風鈴高校の生徒たちが、外からやってくる不良チームたちに向けて掲げ、それでもやってくる相手とのケンカに決着がついたとき口上を垂れるのがお決まり。ボウフウリンの決意の言葉でもあります。
 

喫茶ポトスで働く 橘ことは

街の外からやってきた主人公の桜が初めて出会ったのがことは。桜たちと同じ16歳なのにとてもしっかりしていて、素直になれない桜が道を間違えずに進めるよう導いてくれた存在。桜だけでなく私たちの心にも響くことはの言葉からまずは紹介します。
 

「たしかに腕っぷしは強いのかもね。それでも風鈴のてっぺんはとれないわ。あんたは…“ヒトリ”だから」(コミックス1巻 第1話)

風鈴高校の“かつて”の噂を聞き外の街からやってきた桜が、風鈴でてっぺんを獲ると言ったあとに返した言葉。てっぺんは一人でなるもので、ケンカが一番強ければ獲れるものと思っている桜は、「“ヒトリ”だから」という理由で獲れないと言われたことが心に引っ掛かります。
 
そんな中、“今”の風鈴高校の生徒たちは街を守るためにケンカをし、街のみんなから愛され必要とされている正義のヒーローのようだと知り、「めちゃくちゃかっこいい‼」と思った桜。ここから“ボウフウリン”としての桜の物語が始まります。
 

「あんたは他人を諦めてない。諦めなくていい…。少なくとも私は桜を向いている。だからあんたもこっちを向きな。そうすればきっと…あんたが望んだものになれるよ…」(コミックス1巻 第1話)

初めて会ったときも、そのあとも、ことはを庇ってケンカしたり、おじいさんに忘れ物を届けたり、自分のことをケンカしか取り柄がないド底辺の嫌われ者というわりに、実は優しくて良いヤツだと気付くことは。
 
自分の奇妙なナリのせいで周りが離れていき、今まで“ヒトリ”だった桜。口では誰も必要じゃない、誰とも関わらないと言いながらも他人を放っておけない桜に、誰かといることを諦めなくていいと伝えます。この言葉を聞いた桜に、「ここなら誰かといられるのか?」と淡い期待が芽生えます。
 

「ちゃんと話してちゃんと見て感じようとしなきゃ、その人のことわかりっこないでしょ」(コミックス1巻 第2話)

風鈴高校入学初日、ポトスで楡井と出会った桜は、見た目をつくっているヤツらはケンカになると逃げ出してダサい、楡井もその類だと決めつけます。そんな桜にかけた言葉。思うことは自由だけど決めつけるのは早いと言われ、桜はこの街の人の暖かい笑顔も自分に向けられることはないと決めつけていた…と思うように。
 
実際ケンカが弱かった楡井は、不良に絡まれていた女の子を庇い代わりに殴られてしまいます。そこへ桜が助けに入り、「弱くてダサい」と自分を卑下する楡井に「ケンカが弱い上にめそめそするな」と言いつつ、「でもダサくはない」と伝えます。
 
ことはの言葉から、ちゃんと楡井のことを見て思ったことを口にする桜。少しずつ他人と関わっていく桜に見ているこちらの顔が綻ぶ、そんなシーンへと繋がっていきます。
 

「名前を覚えることだって“できる”ことじゃない。それでちゃんと呼びなさい。名前を呼ぶってあなたをちゃんと見ていますっていう意思表示だから」(コミックス5巻 第37話)

多聞衆1年の級長に選ばれものの、なにをやったらいいかわからない自分が級長になってもいいことはないと卑屈めいたことを言う桜に、「やれることからやればいい」と助言することは。それなのに桜は「お前には関係ねぇ」と話しを断ち切ろうとし、“お前”という呼び方に引っ掛かったことはは、クラス全員の顔と名前を知っているかと尋ねます。
 
もちろん覚えていなかった桜は何も言えず……。今まで誰かの名前を呼んだことがあったか…と思い返し、楡井を頼ってクラスメイトの名前を教わり、今自分のできることを実行しようと頑張ります。
 

主人公 桜遥


 

「離れていくのは『他人(そっち)』だろ‼」(コミックス1巻 第1話)

髪の毛も目の色も片側だけ色が違うナリのせいで、何もしていないのに他者から拒否・拒絶・否定されてきた桜。これが“オレ”なのに、周りが勝手に離れていく。そんな桜の心の叫びは、悲痛で胸が締めつけられるものがあります。
 
せめて自分だけでも自分に価値があると思いたくて、ケンカに勝って相手より自分の方が価値があると思うようにし、てっぺんを獲ればその価値をより強く感じられると思っていた桜。ことはに「あんたは“ヒトリ”だから」と言われ、てっぺんを獲ることと“一人なこと”になんの関係があるのかわからずにいましたが、その後梅宮の在り方を目にし、意味を理解していくのです。
 

「オレは相手が命の恩人でも、どんなに強くても、目を逸らしたり自分を曲げたりしねぇ‼」(コミックス3巻 第20話)

桜とのタイマン勝負の途中にも関わらず、獅子頭連はクズがいていい場所じゃないと仲間を殴りにかかった十亀。それを見ていた桜は十亀のことも同じクズだと言い放ち、「ダセぇことやめてオレがケンカしたいカッケェヤツになれ」と言います。
 
ダサい自分にはならない、相手から逃げない、自分勝手と言われようが自分を推し通す、そんなポリシーを持ってケンカしている桜。「自分を曲げたりしない」という言葉は十亀に過去の間違いを気づかせます。お互いの名前を呼び合い、改めて“心地のいい”ケンカを始める2人。この日を境に、十亀はどんな相手にも自分を推し通すことを恐れない桜のことを気に入ります。
 

「自分の無力さも悔しさも全部飲み込んで腹くくれ。それでお前の為に体張ってるあいつらをちゃんと見ろ。その代わりお前には指一本触れさしゃしねぇからよ」(コミックス10巻 第78話)

GRAVELとの戦いで、自分のために戦ってくれる仲間たちを見ていたたまれず目を背けようとするしずかに、桜が投げかけた言葉。
 
今まで自分が言われてきた「あいつらをちゃんと見ろ」という言葉を人に言えるようになったこと。そして本当は最前線で戦いたいと思う桜が、このケンカにおいて自分がやるべきことは…と託されたしずかを守ることに徹していること。桜の成長がうかがえるシーンに感動してしまいました。
 

「焼きたてのたいやき、あれうまいのな。オムライスも、淹れたてのコーヒーも、うるさいくらいの街の連中も全部心地いい。だから守るぞオレたちで」(コミックス12巻 第98話)

個人的に私が一番好きな桜の台詞。風鈴にとって史上最大の戦いの前に桜がクラスの仲間に言った言葉です。
 
最初の頃は街の人からもらう差し入れに戸惑い、ポトスでことはに色々言われて考えさせられることばかりだった桜が、すっかりこの街に馴染み、ボウフウリンの一人として自分の居場所を見つけられたんだなというのが感じられます。自分にとってもみんなにとっても大切な場所を守りたいという桜の気持ちと、級長としてみんなを引っ張る思いがこもった台詞に、グッとくるものがありました。
 

「勝てないということは負けるということではない。勝てなくていい、勝たなくていい——。…倒れなければいいんだ」(コミックス19巻 第148話)

ずっとケンカに勝つことに価値があると思ってきた桜が、棪堂との戦いにおいて何が重要なのかを考え、“負けないこと”を前提とした戦い方をします。自分が倒れるときは相手を道連れにする——。
 
以前梅宮が言っていた「願いを叶えるためなら絶対に負けない」という言葉の意味をこの時に理解した桜。あれは自信ではなく覚悟だったと気づき、その言葉の重さを実感。そしてその覚悟を持って棪堂と死闘を繰り広げます。
 

桜の級友たち

楡井秋彦

「ケンカでは力になれないかもですが…街のこととか人のこととか案内しますよ! てっぺんまで!」(コミックス1巻 第2話)

不良たちから助けられ、自分の弱いところを見せたのに「ダサくはねぇ」と言ってくれた桜をかっこいいと思った楡井。かっこいいと思う人のデータを集めて㊙ノートにメモるのが好きな楡井は桜を質問攻めに。桜の動向を間近で見させてもらうことにし、その代わりに自分が桜をてっぺんまで道案内すると言います。桜に初めて仲間ができた瞬間でした。
 

「桜さんはいつも自分で道を切り開いている。だからせめて道に迷って困ってる時くらいは助けたい…少しでも役に立ちたいんです」(コミックス7巻 第57話)

風邪を引いて寝込んでしまった桜のお見舞いに行った楡井と蘇枋。そこで桜の生活を目の当たりにし、今まで本当にずっと一人だったことを知った2人。仲間という存在を知らなかった桜の負担にならないよう今日のところは帰ろうと言う蘇枋に、その存在を知ってほしいと言う楡井。楡井らしい、素直で優しさに溢れた台詞です。
 

蘇枋隼飛

「さあ…オレと一緒に大人の階段上ろうか」(コミックス2巻 第11話)

蘇枋の名言中の名言。
獅子頭連とのタイマンで、自分が被害者になったときだけ喚く鹿沼に対して恐ろしいほどに優しく発せられた言葉。相手をいなすように戦う蘇枋に、全く歯の立たない鹿沼。「大人になるということは、人の思いに寄り添えるということだ。それには想像力と経験がいる」と教え、去り際に「階段1段くらいは上れたんじゃない?」と投げかけるのでした。
 

「1+1=2じゃない。それ以上になれる。それがみんなで戦うということだ」(コミックス14巻 第108話)

多聞衆1年のブレーンでもある蘇枋。大一番の戦いの前に集団戦の戦い方を教えます。桜はタイマンは強いけれど集団になると弱くなる。周りが気になりだすと自分の集中力が崩れるとウィークポイントを助言。でも今度の戦いは集団戦。「一つの目的のため全員がお互いを意識して影響を及ぼし合い共鳴する」ことが大切だと言い、桜に「君はできる人だよ」と伝えます。
 
そうして迎えた決戦の最中、今までは目の前の相手しか見えていなかった桜は、俯瞰的に周りが見えるような新たな感覚を覚え、また一歩強くなるのでした。

 

柘浦大河

「相手を魅せたうえで自分を魅せる‼ それがワシの美学や‼」(コミックス5巻 第33話)

柘浦が初めて会う人に必ず聞くこと「君の“美学”はなんや!?」に次ぐ名台詞。クラスのみんなに軒並み聞いたという美学について、自身の美学が明らかになった台詞。ケンカのときはまず相手に一発もらうと決めており、もらってからは容赦なく戦う柘浦。派手なプロレス技を魅せながら、圧倒的な強さで相手を倒していきます。そんな柘浦を見て早死にしそうという桜でした……。
 

「みんなを守る桜君のことは、ワシらが守ってやるかの」(コミックス12巻 第91話)

史上最大の決戦の前、先輩たちに稽古をつけてもらう桜は根詰めすぎだと柊に注意されます。これまでのケンカを経てもう誰も倒れさせないと決めた桜は、自分が強くなれば助けられる人数は少しでも多くなる、だから今は止まる時じゃないと強い思いをぶつけます。それを聞いていた梶が、自分が相手をしてやると名乗りを上げ、桜にあてられた級友たちもまた稽古へと戻っていき——。桜にだけ責任を負わせないという、みんなの思いを代表する柘浦の言葉です。
 
 

桐生三輝

「そんなんじゃ、女の子にモテないよ」(コミックス4巻 第32話)

ジェントルマンな桐生のお決まりの台詞。不良に絡まれていた女の子を助け、一旦身を隠すために入ったお店で桜たちと遭遇し、不用意に女の子を怖がらせてしまった柘浦に言った言葉。
 
同じ言葉をKEELとの戦い(コミックス6巻)で桐生の相手になった加賀という男にも浴びせていました。強くて女の子に優しい桐生は女の子人気も高く、そんな彼から発せられる「モテないよ」の言葉は、相手に一撃食らわせるほどの威力がありそうです。
 
 

杏西雅紀

「不器用だろうが面倒くさかろうが、仲間のために真っ先に突っ込んでいくかっけーお前を、オレたちはめちゃくちゃ気に入ってんだ!」(コミックス8巻 第60話)

KEEL戦のあと梶に相談し、クラスの仲間と向き合うと決めた桜は、自分は弱くてダサい、きっとまたみんなに迷惑をかけると思う、だからごめん、と言います。そんな桜の言葉に杏西は怒りを露にし、「みんなが傷ついたことに傷ついて、クソまじめに悩んでいるヤツを見てがっかりするようなヤツは風鈴にいない」と言い、桜のことを気に入っていると伝えます。
 
杏西の言葉に身体が軽くなる桜。今まで綱わたりのような、落ちたら死んでしまう誰も助けてはくれない人生を歩んでいた桜は、初めて息がしやすいと感じる、自分がいたいと思う暖かい場所を見つけたのでした。
 
 

杉下京太郎

「ふざけるな、オレはお前に任せたんだぞ! 誰かに任せてこのまま終わるつもりか? 普通のヤツならそれでいいだろうがてめーはだめだろ。梅宮さんのなにを見てきた。てっぺんになるんじゃねーのか‼」(コミックス19巻 第146話)

棪堂との戦いで心を持っていかれそうになった桜を、間一髪のところで助けにきた仲間たち。もう十分だから、一人で背負ってきたものを一緒に背負わせてと言う楡井と蘇枋でしたが、杉下だけは違いました。
 
梅宮のピンチに一番に駆け付けたい気持ちを抑え、自分を犠牲にし桜に梅宮を任せていた杉下。入学当初、梅宮という存在を前に“てっぺんをとる”と言っていた桜に、狂ったように殴りかかっていたあの杉下が、「てっぺんになるんじゃねーのか‼」と言って桜を奮い立たせるのです。
 
気を取り戻した桜は、てっぺんになってからやりたいことはなくても、今この瞬間にならやりたいことがある、とはっきりと自分の意思を持って再び戦いに臨むのでした。
 
 

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