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映画『山田くんとLv999の恋をする』山田役・作間龍斗インタビュー

映画『山田くんとLv999の恋をする』 山田秋斗役・作間龍斗さん インタビュー|限られた台詞の中で山田を演じるにあたって茜の台詞を読み砕いていきました

“実写映画での山田”というものとして楽しんでもらえたらと思います

――W主演の木之下茜役・山下美月さんとは何かお芝居について話し合われたのでしょうか?

作間:お芝居に関しては全くと言っていいほど何も話していないです。お互いがお互いのお芝居を見てうまく調節していきました。現場では他愛もない話をスタッフさんを交えながらすることが多かったですね。

山下さんはこれまでシリアスな作品に多く出演されていたと聞いていたので、「そうなんだ」と少し驚くぐらい、現場ではとても自然に元気な茜を演じていらっしゃいました。ご本人は不安だとお話しされていたのですが、そんなことはなかったですね。

――木之下茜のキャラクター性についてはどのように感じられているのでしょうか?

作間:茜はとても扱いが難しくて、あのあざとい感じが絶妙なんですよね。茜の場合、僕の中では「あざとい」という言葉の認識が「やかましい」に近いイメージなのですが、それがすごく丁度良くて気遣いも上手だし、現実にいたら良いんだけどなって思いますね。

距離感の詰め方など、行動だけを抜き出したら変にあざとく感じるかもしれませんが、茜としてはそこに変な意思は込めていないため、どのシーンもマイナスの印象を受けないんです。あのチャキチャキした感じで話しかけられてもうるさいとは思わない部分は、(山下さんが)ほどよい塩梅で茜を演じてくださっているんだなと。

――改めて本作やラブコメ作品の面白さや魅力を教えてください。

作間:高校生同士ではなく大学生と高校生というラブコメの中でも少し異質な関係性が描かれていて、ラブコメは非現実的な設定も多いですが、そこが逆に魅力ですよね。

(自分が)高校生に追いかけられたりは考えられないし、ファンタジーっぽい部分はあるんですけど、やっぱりそういうものに惹かれてしまうのは現実で経験できないからであって。憧れでもあるし、そういうキラキラした出来事は日常にはないじゃないですか……(笑)。

それを肩代わりしてもらうではないですけど、僕もラブコメを観に劇場に足を運ぶので、「良いな」と思うだけでも観る価値はあると思いますし、人それぞれ楽しみ方はあると思います。

シリアスな邦画だとなかなかポップコーンを食べられなかったりするのですが、ラブコメはポップコーンを美味しく食べられる気軽な心構えでいけるジャンルだと思いますね。

――ちなみに冒頭のお話でも、オファー前から原作をお読みになっていたりと、アニメや漫画がお好きな印象があるのですが、特に好きな作品を教えてください。

作間:『五等分の花嫁』はよく観ていました。漫画は完結していて、アニメオリジナルで続編などもあり、学生の時は熱中していたのですごく青春という感じがします。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』も観ていて、音も良いですし映像も綺麗ですし、毎シーズン楽しみです。日本のアニメーションはこれからもどんどん綺麗になっていくんだろうなと感じています。

あとは配信サイトのランキング上位にある作品など、流行っている作品はとりあえず観ますね。原点というか、ジブリ作品も小さい頃に観ていましたが、観たか定かではない作品もあるので大人になって改めて観たいです。

――それでは映画初主演としての新しい学びや気づきがありましたら伺わせてください。

作間:制服を着て演じるのは、もうこれで最後かなと思いました(笑)。現役高校生と一緒に時間を過ごしたのですが、全然違うなと、追いつけないな、と(笑)。

この作品を通して、俳優として経験をさせていただいたことは無駄にはしたくないですね。お話が繋がればまた演じたいですし、ひとつ自分の糧になっていると思うので活かしていきたいです。2024年はキュンキュン系が続いた印象がありますが、2025年は新しいジャンルを開拓してみたいです。

――ちなみに映画出演が決まった際の周囲の反応はいかがでしたか?

作間:SnowManの佐久間くんはSNSで「作間がやるんか!」といった感じで、ポストをしてくださっていました。わざわざ名前と作品名を出してくれて、とても嬉しかったです。

周りのみんなはアニメを観ていて「ちゃんとやれよ!」っていう反応でしたね。やっぱり、原作が大きければ大きいほど何があるのか分かっているので、「頑張れよ」の中にいろんな意味が含まれていました。(映画を)藤井ちゃん(藤井直樹さん)は観てくれるんじゃないかな。

まだ自分も原作ファン側だと思っているのですが、作品に関わらせていただいている以上なかなかそのスタンスでいられないものの、やっぱり実写化に対してだったり、自分がどれくらい山田の世界観を作れているのかという不安はあります。

だけど、三次元に落とし込んでいる時点で少しジャンル違いなところもあると思うので、“実写映画での山田”として楽しんでもらえたらと思います。

――たくさんお話しいただきありがとうございました! 最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします。

作間:映像もすごく綺麗に撮ってくださいましたし、ポップな部分は楽しく、しっとりしたシーンはしっとりとしていて、限りなく原作の世界観に近づけることができたと思っています。

僕が元々、原作が好きなこともあり、男性の方にも楽しんで観ていただけると思います。良い意味で、すごくキラキラしすぎている作品というわけでもないので、幅広い方に受け入れていただけたらと思います。

[取材・文/笹本千尋]

「山田くんとLv999の恋をする」実写映画化記念フェア 

開催期間:2025年3月28日~5月6日
開催場所:全国アニメイト(通販を含む)
開催内容:対象商品を1冊ご購入ごとに特典を1枚プレゼントさせて頂きます。
特典内容:<アニメイト限定特典>チケット風カード(全5種) <他法人共通特典>映画フィルムデザインしおり(全3種)

※特典はお選びいただけません。
※特典はなくなり次第終了となります。
※内容は諸般の事情により、変更・延期・中止となる場合がございます。

実写映画『山田くんとLv999の恋をする』作品情報

出演:作間龍斗 山下美月
   NOA 月島琉衣 鈴木もぐら(空気階段) 甲田まひる
   茅島みずき 前田旺志郎
監督:安川有果
脚本:川原杏奈
原作:ましろ「山田くんとLv999の恋をする」(コミスマ「GANMA!」連載)
主題歌:マカロニえんぴつ「NOW LOADING」(TOY’S FACTORY)
制作:角川大映スタジオ 配給:KADOKAWA

公式サイト
公式X

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