
このBL作品がオシャレすぎる! 沖田有帆先生『PUNKS△TRIANGLE』(パンクストライアングル)の魅力|パンクファッション×服飾学生のリアルに注目
沖田有帆先生によるBLコミック『PUNKS△TRIANGLE(パンクストライアングル)』(通称:パントラ)。
今年に入り実写ドラマ化決定が発表されたりと、今話題沸騰中の『パントラ』についてどんな作品なのか気になられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は『PUNKS△TRIANGLE』の魅力を綴っていきたいと思います。
『PUNKS△TRIANGLE』あらすじ
「俺が夜遊びの仕方、教えてあげる」
服飾専門学校に通う千明にはある夢があった。
それは千明の人生を変えたカリスマモデルのアイに、自分の作った服を着てランウェイを歩いてもらうこと。
コンペで優勝するとその夢が叶うと知り意気込むが、共同制作の相手がモサくて超絶不器用な江永に決まり絶望する。
そんなある夜、不良に絡まれた千明を助けてくれたのはあのアイだった。
しかも彼から色気たっぷりに「夜遊びの仕方、教えてあげる」と迫られて…?
“ミステリアスな推しモデル”と“自然体のほっとけない系男子”(実は同一人物)の間で揺れる、超絶ピュアボーイのドキドキ・ジレンマラブ!(通販ページから引用)
今話題沸騰中! 『パントラ』とは?
シリーズ累計28万部を突破した『PUNKS△TRIANGLE』は既刊2巻が好評発売中です。1巻は『PUNKS△TRIANGLE』、2巻からは『PUNKS△TRIANGLE stitch』なので、お読みの際はこの順で読んでください!
そんな本作、『PUNKS△TRIANGLE stitch(1)』の発売時には実写ドラマ化決定が発表され注目が集まりました。まだキャストは解禁されていませんが、漫画での描写が映像ではどう表現されていくのか楽しみにされている方も多いはず。これからもっと注目が集まること間違いなし!な作品ですので、読むなら今です!
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ここが面白い!注目ポイント
ファッション×服飾学生の生活のリアルな描写
『パントラ』の魅力を一言でいうと、「とにかくオシャレ」という言葉に尽きます。表紙からも伝わってくるデザイン性の高さに惹かれてジャケット買いしたのがこの作品との出会いでした。同じく、「なんかおしゃれ!素敵!」と感じて手に取られた方も少なくはないのではないでしょうか?
物語の舞台は服飾の世界。純浦千明と江永歩(アイ)が服飾専門学校で出会うところから、江永が千明が憧れているアイだと判明し、そして結ばれていくまでが1巻では描かれていきます。千明と江永(アイ)の恋愛模様は笑いありシリアスありでキュンキュンするシーンも多く、読んでいて楽しい気持ちになりました。
またファッションというテーマが軸にあり、パンクファッション、ピアス、ネイル、タバコ、タトゥーなど、おしゃれな要素がふんだんに入っていて、キャラクターひとり一人が本当にかっこいいんですよ。特にアイくんがとにかくカッコいいんですよね。千明と同じようにアイくんのファンになったという読者もよくお見かけする気がします。
ほかにも、私が素敵だなと思ったところは「服飾学生のリアルな様子」です。作中には、実際に服を作る過程までの流れが丁寧に描かれていたり、夜に工場の屋上で開催されるイベントで青春を謳歌していたり、実際の服飾学生ってこんなにオシャレな生活をしているのかな?と読んでいてわくわくしたのを覚えています。千明がアイに夜遊びの仕方を教えてもらうように、読み手である自分も夜の世界をアイに教えてもらったような感覚です。
どことなく本当に居そうな2人のように感じながら読んでいる節があって、実際に服飾学生だった友人に服飾学生や作中で起こるイベントの数々(コンペティション、イベント、文化祭、服飾学生同士の会話の風景など)について聞いてみたのですが、「解像度がめっちゃ高い!」というふうに教えてくれました。
画力はもちろんのこと、ファッションや服飾学生に対する解像度の高さが人気の秘訣なのかもしれません。本当にこれからもっと注目が集まること間違いなしな作品ですので、ぜひお手に取ってみてください!
[文/笹本千尋]









































