
「『バンドリ!』『バチャガ』両作品のファンの方に楽しんでいただきたい」──「信澤収イラスト展 -BanG Dream! & VIRTUAL GIRL-」信澤 収さんスペシャルインタビュー
「『バンドリ!』『バチャガ』両作品のファンの方に楽しんでいただきたい」
──続いて『バチャガ』のエリアですが、キービジュアルから『バンドリ!』とは異なる雰囲気を感じています。
信澤:『バチャガ』に関しては、パッと見て「終末世界」が舞台であることを伝えたいと思っていました。それが一目でわかるようなイラストにしたかったんです。
また、キャラクターコンテンツを作る人間として「キャラクターが立っている」瞬間を伝えたいなとも思っていました。舞台は終末世界でも、個のキャラクター性が伝わるような表情・ポージングを心がけて描いています。
このイラストを描いていたのは結構前のことなのですが、今見ても、自分でも好きだなと思うイラストです。
──そんなキービジュアルの反対側には、ゲーム内のスチルがズラッと並んでいます。アイとリンカのライブ風景(「届け、愛の歌」「遥かな未来まで絶唱、響き渡れ」)を捉えたものは、先ほどの終末世界と特に対比になっているのかなと。
信澤:そうですね。この2枚は特にわかりやすいと思います。作中の「Vstar(※VTuber的立ち位置の存在)」が活躍するシーンの中でも、キラキラした瞬間を描いている2枚ですね。その子の“そっちの面”が一番強く出ているシーンですね。
(凛とリンカを見て)凛は結構落ち着いた色合いの子ですが、Vstarであるリンカの姿はエグいくらい色を強くしています。マキはこの3人(アイ、リンカ、マキ)の中だと、最も色が落ち着いていますね。これもキャラクター性です。
──入口を入って真正面に頬杖をつくマキ(「マキの思惑」)がいて、目が合うのが印象的でした。
信澤:このシーンに至るまで、マキのようなスタンスで触れ合ってくるキャラクターは作中にあまりいないんですよね。他のシーンでは描けない表情をここで描けたなと思います。
──そして「世界の終わりに届く歌」も……。
信澤:一周回ってキービジュアルの雰囲気に戻りました。作中ではキラキラした瞬間も描きながら、根底には「そうそう上手くいかないよね」というイメージがあって。特に終盤にかけてそれが顕著に描かれていると思います。その雰囲気を象徴する一枚ですね。
会場内でも流れていますが、楽曲も素晴らしいので、ぜひ聴いていただきたいと思います。
── 一転して、アイ・リンカ・マキの楽しげな水着姿のイラストも展示されています。
信澤:「好きに水着姿を描いていい」と言われたので、好きに描きました(笑)。こちらのイラストも自分で描いているものもあれば、もちぷよさんにご協力いただいたものもあります。
──この場にはもちぷよ先生もいらっしゃいますが、もちぷよ先生から見た信澤先生はどのような方でしょうか?
信澤:あはは! すごい質問だ(笑)。
もちぷよさん(以下、もちぷよ):たまにボケたりされることもありますが、穏やかな方です。あと、基本的にずっとお仕事をされているような印象で、常になにかを描いているんじゃないかなって思っています(笑)。とっても真面目な方ですね。
信澤:(笑)。
もちぷよ:ワーカホリックじゃないですか?(笑)
信澤:正直、自分でもそう思います(笑)。
──お身体・ご体調にはお気をつけください……! ちなみに、『バチャガ』のキャラクター性や世界観など、どのように制作していったのですか?
信澤:終末世界という設定は元々好きな土台。VTuberやAIなどのテーマに関しては、いま自分が興味を持っている分野、気になっているものなんです。それらをかけ合わせて完成したベースが根底にあります。
Vision Eyeなどのマシンについては、自分が元々興味のあったVRのゲームやガジェットから着想を得ています。……買っては使わないで横に置いておいてしまうクセがあるのですが(笑)、「どう見えるんだろう?」と試すことも多くて。今は使っていてもピンとこないものも、将来は実用化するなどして一般的になったら嬉しいなと考えていました。
──そして、入口を入って左手には、今回展開されるグッズも並んでいます。
信澤:綺麗ですね! 今回、どのようなグッズを作るかなどのディレクションはブシロードさんに全てお任せしています。なので、上がってきたデータをチェックしただけにはなるのですが、さすがですよね。
……結構納期ギリギリの納品になってしまうイラストもあるのですが、それも綺麗に仕上げていただいて。ファンのみなさんに喜んでいただける内容になっているのではないかと思います。
──特にお気に入りのグッズはありますか?
信澤:缶バッジがいいなと思いました。アクリルスタンドやアクリルパネルなど色々なグッズがありますが、手に取りやすくていいなと。
──その隣には、今回のメインビジュアルの複製原画も展示されています。
信澤:このイラストに関しては、2点ほど思うところがあるんです。ひとつめは単純に、この2つのコンテンツを「一枚のイラストに描かせてもらっていいんだ」と。この試みは過去、自分もあまりやったことがないことだったので、自分の絵としてひとつのイラストに描かせていただけたのが楽しかったです。
ふたつめは、このイラストも先ほどのAve Mujicaと同様に、もちぷよさんに色合いをほぼ描いていただいたものなんです。“ならでは”の色合い・雰囲気にまとめていただいてよかったなと思います。
──確かに、ドロリスとリンカが並んでいるなんて中々叶わないことですよね。
信澤:キャラクター同士、どんな距離感がいいんだろう、と悩んでいました。とりあえず自分も受注販売で買おうと思っています(笑)。
──ちなみになのですが、燈とマキ、あられとアイ、ドロリスとリンカといったように、キャラクターデザインや内面性が似通った2人が隣同士にいるのは、なにか関係があったり……?
信澤:関係……なくもないかもしれないですね。「無意識にこの構図になっていた」というのが答えかなと思います。自分では気が付かない、自分のクセかなと(笑)。
──最後に、今回の「信澤収 イラスト展」について、ご来場されるファンのみなさんにメッセージをお願いします。
信澤:「信澤収 イラスト展」という名前の展覧会ですが、『バンドリ!』『バチャガ』両作品のファンの方に楽しんでいただきたいという気持ちで各イラストを描いています。「このイラストって、どんなシーンのものだっけ?」と思っていただけた際には、改めて各作品に触れていただけたらと思います。
ご来場いただき、「実際に絵を見ることができた」「大きなサイズで見れて嬉しい」と感じてくだされば、ぜひ感想をいただけると嬉しいです!
【取材・文:西澤駿太郎 編集:太田友基】
「信澤収イラスト展 -BanG Dream! & VIRTUAL GIRL-」概要

イベント内容:展示・グッズ販売
開催日程:2025年7月8日(火)~7月22日(火)
会場:AKIHABARAゲーマーズ本店 6F催事スペース
入場料:無料
時間
平日:11:00~21:00
土日祝:10:00~21:00
GOODS LINEUP


■「信澤収イラスト展 -BanG Dream! & VIRTUAL GIRL-」公式HP
(C)BanG Dream! Project
(C)Project VIRTUAL GIRL























































