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『アニメCITY』泉わこ役・石川由依インタビュー

「CITY THE ANIMATION」泉わこ役・石川由依さんインタビュー「わこはすごく自分を持っていて、自分の楽しいを追及している子なんです」

京都アニメーションの最新作となるTVアニメ『CITY THE ANIMATION』が、現在放送中です!

本作は、あらゐけいいち先生ワールド全開な漫画『CITY』を原作とするアニメ作品。ちょっとたのしい街に住む、個性あふれる住人たちの日常が描かれています。

本稿では、そんな『CITY』に住むモンブラン大学2年・泉わこを演じる石川由依さんにインタビューを実施! アフレコ現場の雰囲気や本作の魅力などお伺いしました。

 

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CITY THE ANIMATION
この街、ただの街にあらず。笑いあり(プププッ) ラブあり(キュンキュン♡) ホロリあり(ホロリホロリ)住人たちが織りなす予測不能な平凡ライフ!ワクワクが連鎖する CITYへようこそ。作品名CITYTHEANIMATION放送形態TVアニメスケジュール2025年7月6日(日)~2025年9月28日(日)ABCテレビ・TOKYOMXほか話数全13話キャスト南雲美鳥:小松未可子にーくら:豊崎愛生泉わこ:石川由依真壁鶴菱:川原慶久真壁立涌:入野自由真壁まつり:七瀬彩夏雨飾えり:田所あずさ泉りこ:和久井優安達太良博士&安達太良の父:子安武人安達太良の母:浅野まゆみ安達太良達太:KENN安達太良良太:猪股慧士安達太良かもめ:林鼓子安達太良うみ:福嶋晴菜安達太良そら:天麻ゆうきオババ:山本和臣鬼カマボコ:宮崎遊轟:鈴木崚汰いい人:水内清光タナベ菫桜子美:後藤邑子穂高:土門仁光岳伸晃:福山潤帯那林道:金子誠黒金大和:髙坂篤志ナレーション:大塚芳忠スタッフ原作:あらゐけいいち『CITY』(講談社「モーニング」所載)監督:石立太一キャラクターデザイン・総作画監督:徳山珠美美術監督:山崎詩央里色彩設計:宮田佳奈撮影監督:植田弘貴3D監督:加瀬達規音響監督:鶴岡陽太音楽:ピラニアンズ音...

 

新人のときの初心も思い出しましたし、勉強になった作品だなと思います

──わこ役に決まったときのお気持ちをお聞かせください。

泉わこ役・石川由依さん(以下、石川):まず、京アニ(京都アニメーション)さんの新作に出演できることがうれしかったです。しかも、今回の監督である石立(太一)さんとは以前に「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」でもご一緒させていただいていたので、また石立さんと一緒に作品を作れるというのもすごくうれしかったですね。

そんななか、以前の作品とは180度違うコメディ色の強いアニメということで(笑)。私はあまりこういったタイプのアニメにも出たことがなかったので、アフレコが始まるまではとても緊張していました。

わこちゃんの印象としては、決して誰かに迷惑をかけることや、悪い意味で影響を与えることは絶対にないんですけど、「CITY」のいろんなキャラクターがいるなかでも際立ってとんでもない子というか、やることなすこと面白おかしい子。「行動が予想できない子だな」というのが第一印象で、どう演じるべきか?とか、ほかの皆さんはどうやって(役やお芝居を)作ってこられるんだろう?とか、ドキドキしながら初回のアフレコに向かった記憶があります。

 

 

──とはいえ、わこくらいマイペースなキャラクターだとほかの方のお芝居にもあまり影響されないような気がします。

石川:そうなんですよね。実際に演じてみて「そうか!」と腑に落ちたのは、わこはすごく自分を持っていて、とにかく自分の楽しいを追及している子なんですよ。もちろん自分から周りに乗っていくこともあるけれど、そんなときでも絶対に自分を忘れない子なので、私も自分からワイワイしていくというよりは、わこらしさを忘れないように演じていけばいいんだと思うようになりました。

──あまり出たことがなかった作風のアニメの現場を経験してみての感想はいかがでしたか?

石川:いい意味で汗をかく現場だったなと思いますね。新人の方からベテランの方まで、すごい人数のキャストが集まった作品だったんですけど、みんながみんな挑戦的というか、挑戦せざるを得ないような雰囲気というか(笑)。

音響監督の鶴岡(陽太)さんも「汗をかいていこう!」とおっしゃっていたんですけど、物理的に人数も多くて、やったこともないくらいの複雑なマイクワークとか、ほかではなかなか挑戦できないことに挑戦させていただきました。新人のときの初心も思い出しましたし、勉強になった作品だなと思います。

──本当に汗をかかれるくらいの現場だったんですね。

石川:今回の作品はキャストの人数が多いんですけど、別録りをほぼしなくて、その場の勢いを大事にして、みんなで一緒に録っていくというのがあったんですね。マイクワークでも「どこに、誰が、いつ入る?」と、常に気を張り巡らせていないといけない部分があって、いい意味で緊張感もありつつ、「ほかのみんなは次どう出てくるんだ?」という挑むような気持ちも常にありつつという収録だったので、終わった後は「一仕事終えたぞ!」みたいな気持ちになれる作品でした(笑)。

 

 

──公式サイトのキャラクター紹介にも「あはははははは!」と書いてあるなど、笑っているシーンが印象的なわこですが、笑い声で気をつけていることはありますか?

石川:映像の中でも「あはははははは!」と文字で出てきたりするので、文字通りに「あはははははは!」と笑っていました(笑)。文字だと「あはははははは!」の後に「ははははははは!」と続いたりして、その後また新たに「あ」がついていたら、「あ」で言い直すようにはしていましたね。あとはリアルな笑いというよりも「は」の印象をつけつつ、純粋に楽しんでいるように聞こえたらいいなとも思っていました。

──#1でのわこの登場シーンは道端でシイタケを触ったり写真を撮ったりするところです。ここではわこのモノローグが続きますが、収録してみていかがでしたか?

石川:#1のわこに関しては一人で完結させないといけないというのもあったので、それこそ緊張していたんですけど、わこは行動自体が面白いので、私から脚色していくというよりはわこらしさを追求するという感じで、マイペースさを崩さないことが大事かなと思って演じていました。

あとは#1の収録にあたって監督から最初にお話があって、「この作品はギャグっぽいアニメだけど、インテリジェンスが散りばめられている、どちらかというとコメディアニメ」ということを言われていたんですね。シイタケを触ったりとか、ねり消しを揉んだりとか、あえて自分から「これが好き」とか言うようなことではないんですけど、「なんかわかる」という部分があるじゃないですか。それがインテリジェンスな部分なんだろうなと思いました。

──インテリジェンスな部分=着眼点の鋭さということですね。このシーンでのわこの「シイタケに捨てるところなし」というセリフはPVでも使われていました。

石川:「そこ使うんだ!?」って(笑)。わこちゃんは何にでも楽しいを見出しますし、見るものすべてが興味の対象になっていくんだなというのがこのセリフに表れていますよね。

 

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