
“文学的”な歌詞が生まれる源は、マンガ、アニメ、ゲームで得た知識。作品の魅力を表現した“会心の一行”とは? 『異世界黙示録マイノグーラ』ED主題歌「more than W」発売記念・寺島拓篤さんインタビュー【前編】
寺島さんの“文学的”な歌詞が生まれる源は、マンガ、アニメ、ゲームで得た知識。作品の魅力を表現した“会心の一行”とは?
──先ほど、TAKEさんから「文学的」と評されたというお話がありましたが、すごく腑に落ちました。寺島さんが作詞する曲は毎回、国語の辞書が必要なんですよね。聞いたことがない言葉や読み方が出てきて、調べてみるとその言葉を選んだ理由を推測して「なるほど」と納得することも多いです。どこからそのボキャブラリーは出てくるんですか?
寺島:僕は基本的にマンガしか読んでないんですけどね。本はあまり読まないけど、マンガやアニメ、ゲームなどから得た、聞いたことがない言葉が出てきたら調べる習慣は根付いていて、その知識が蓄積しているのかもしれません。
例えば今回は、双子は切っても切り離せない、必ずついてまわるものなので、「比翼連理(中国の伝説に登場する「比翼の鳥」と「連理の枝」)から、それぞれが男女や肉親などが協力し合う深い契りの意味」という言葉を1番で「比翼の様で舞う愛と憎」、2番で「連理の如く絡み合う相」と分けて使ってみたりして、双子であることの意味を表現できないかなと考えつつ。
またフレーズで1番と2番で韻を踏むのはよくやりますが、似たフレーズ感で音色を整えることもいろいろやっている一例で、最終的には愛情と哀しみという対極的な「アイ」を一緒に持ってくることで、よりエルフール姉妹の人生観を描けたかなと自分の中では満足しています。
──こういうパンクっぽい曲調では英語のほうが音をハメやすいですし、実際日本のパンクロックも全英詞が多い中で、日本語でハメていくのは大変そうですね。
寺島:確かに、こういうサウンドは英語のほうがハメやすいんですよね。なので日本語でどうハメようか悩みましたし、あとはそれをどう歌うか、音で表現していくのかも考えています。
──ある意味、歌い手が歌詞を書いているからこそ、複雑なことをしているのに気持ちよく聴けるんでしょうね。
寺島:そう言っていただけて嬉しいです。よかった! だからこそ、初めて曲だけ聴いた後に歌詞を見ていただくと「こんなこと言っていたんだ!?」と気付いてもらったり、その意味を探ってもらえたら、書き手としても歌い手としても幸せです。
あと、1サビで「世界すら変えるほどの」と歌っていますが、そこが一番気に入っていて。僕は本当にオタクなので、どこに作品のエッセンスを入れ込んでやろうかといつも悩んでいるんですが、このフレーズでは「セカ・イスラ」と音節を切って歌っています。ここに絶対“イスラ”を入れようと決めていたんです。
ディレクター:気付かなかった……。
寺島:でしょ?しかもこの一行で、この姉妹の世界を変えたのはイスラの愛情なんだよというところまで入っている会心の一行なんです。だけど誰も気付かないと思うので……。
──自分も気付きませんでした……。
寺島:こういうのを自分で説明するのは野暮だけど、作品ファンの方にも届いてほしい部分なので、ここで言っておくことにしました(笑)。細かいところまで気になるオタクが作った歌詞なので、エルフール姉妹を演じる二人、メアリア役の前田(佳織里)さんも、キャリア役の高尾(奏音)さんも知らないと思います(笑)。ここは、この作品の良い部分を僕なりに想いを込めてファンの方へ伝えたかったところなので、想いが届くといいな。
CD情報
【発売日】2025年8月27日
【価格】
初回限定盤:2,750円(税込)
通常盤:1,650円(税込)
特典
■アニメイト特典:缶バッジ(56mm)

※特典は無くなり次第終了します。ご了承ください。
■アニメイト特典:ミニフォト(54mm×86mm)

※特典は無くなり次第終了します。ご了承ください。
■メーカー特典:寺島拓篤 12thシングル「more than W」発売記念イベントシリアルコード
○配布期間【2025年9月9日(火)23:59】まで
○応募締切【2025年9月9日(火)23:59】まで
詳細はこちらをご確認ください。
https://www.animate-onlineshop.jp/contents/fair_event/detail.php?id=113367


















































