2.5次元
『Solliev0』からのドラマ『gift』和田琢磨×染谷俊之×廣野凌大インタビュー

「まずはTVドラマでお会いしましょう!」──兄弟の激しくもせつない愛憎劇が話題を呼んだ『Solliev0』からのドラマ『gift』和田琢磨さん×染谷俊之さん×廣野凌大さんスペシャルインタビュー

スタジオ撮影が多かった前作。今回は日帰りの外ロケを転々と。

──『Solliev0』ではイタリア料理店が舞台でしたが、今回は警視庁とまったく場所も変わりましたね。

廣野:『Solliev0』はイタリアンレストランを拠点にしていたのでスタジオでの撮影が多かったのですが、今回は真逆でした。例えば浄水場の一角など、職員の方でも入れないんじゃないかなと思う場所をお借りして撮影したり。『gift』の世界観にふさわしい、薄暗い感じがするなと感じました。

和田:今回はいろいろな場所でロケをしましたね。

廣野:ハッシーと一緒に。

和田:橋本(一)監督を「ハッシー」って呼ぶな!(笑)

染谷:(笑)。埼玉や東京の西側、そして神奈川にも行って。

和田:終盤は山奥の教会だった施設でも撮影しました。いろいろな場所を転々としましたね。

──『Solliev0』のインタビューでは、皆さんで銭湯に行ったエピソードをお話しいただきましたが、今回もそのようなことがあったり?

染谷:今回は泊りがなくて、ほぼ毎日ロケ現場に自宅から通っていたので、そういうのはなかったです。

──そのスケジュールだと、皆さんで一緒にご飯に行くのも難しそうですね。

染谷:最終日前に打ち上げっぽい集まりがありました。まだ撮影が残った状態だったので、「残りもがんばろうぜ!」と。

和田:みんなで焼肉を食べました。

廣野:自分は参加できなかったんです。他の仕事と重なっていたので……。

染谷:ごめん、ごめん!

廣野:いいよいいよ。そうやって俺を省けばいいじゃん……。

染谷:別に省いたわけじゃないから!(笑)

廣野:冗談、冗談(笑)。誘っていただいていたのですが、参加できなくて残念でした。

──演じる役の印象や共感できる点、また演じる際に意識したポイントをお聞かせください。

和田:秋葉は特殊能力に対して少しネガティブなキャラクターだったので、特殊能力を利用することもない。だからこそ特殊能力を使う人を取り締まる側の警察になったんだと思っています。

結果的に夏目と触れ合うことによって、気持ちが揺らいでいく様が段階を踏んで描かれていたので、「台本の流れにのって演じればいいかな」と難しくは考えなかったです。

なので意識した点は特にありませんでしたが、特殊能力の場面はちょっと小っ恥ずかしさもありましたね。

廣野:確かに生身でやるとちょっと恥ずかしいかもですね。

和田:監督ご自身も楽しみながら一つひとつの特殊能力を撮影されていて。完成前の映像ですが、ひと通りのシーンを拝見させていただきました。とてもユニークな映像になっていたので「さすが橋本監督だな」と。

──奏は特殊犯罪対策を担当する捜査二課のエースですが、『Solliev0』で演じた春陽は天月ホールディングスの跡取りでした。染谷さんはいわゆるトップに立つ役柄がピッタリですね。

染谷:そんなことはありません。たまたまです(笑)。

和田:役も似合う、似合わないがあるからね。

廣野:やっぱり説得力が違うよね。すごい!

染谷:全然そう思ってないだろ!(笑) 奏と似ている点はあまりありませんが、頑張って自立しようとしているところは結構似ているなと思っています。

和田:自立しているよ、十分。

廣野:そうそう。

染谷:奏も僕も周りにも支えられているし、一人でも迷惑をかけないように生きようとしている姿に共感できます。

演じる時に意識した点は、TVドラマの終了後に上演予定の舞台に繋がる伏線です。映像を撮る時と舞台で動く時はスタッフさんも変わるので、ドラマと違う演出を求められても方向修正できるような余白を残しつつ、少し“感じ”を出すなどしています。

──廣野さんが演じる柚原は特殊能力を使った犯罪の分析担当ですね。

廣野:柚原はつかみどころがなくて何を考えているのかわからないキャラクターです。彼の持つミステリアスな部分は自然と出せたかなと思います。

柚原は研究者ということもあり理系で頭がよさそうですが、僕は高校の最後のテストで数学で3点をたたき出したことがあるので、そこは似てないかな。僕はめちゃめちゃ文系なんです(笑)。

──(笑)。次にお互いの役の印象についてお聞かせください。まずは和田さん演じる秋葉からお願いします。

染谷:『Solliev0』の時とはみんな役柄が全然違うので、やはり秋葉も冬真とは違うなと。自らが持つ「gift」という能力に苦しみながらも秋葉は人当たりがいいし、性格も良い。琢磨くんとも相まって魅力的なキャラクターだなと思いました。

廣野:柚原にとって、秋葉も奏も興味の対象に過ぎません。柚原は特殊犯罪科には嘱託として関わっていて、現場に行くことはほとんどなくて。捕らえられた特殊犯罪者を分析する役割をしているので「興味の対象が増えた」という感覚で演じていました。

──次は奏の印象をお聞かせください。

和田:特犯科に奏が入ってくるシーンから物語が始まりますが、今までのチームに新しい色が加わった感覚でした。我々からしてみれば彼はエリートだとわかっている状態なので、一定の距離を空けておかないといけないのかなと思って接したら、彼のほうから「敬語はやめませんか?」と距離を詰めてきたりして。この物語は奏を中心に回っていて、特犯科を新しいステージへ連れてきてくれた印象があります。

──柚原についての印象もお願いします。

染谷:柚原は内勤が多いキャラクターですが、意外と絡みが多かったですね。

廣野:奏とはめっちゃ絡みました(笑)。

染谷:凌大が前回演じた虎太郎とはまったく違うタイプで、何を考えているのかが一切わからない怪しさが出ていて素敵でした。まさか、二人にあんな場面があるとは思わなかったですが……(笑)。

和田:凌大のお芝居はしっかり自己表現しているようで、まだ奥行きがある、つかみどころがない感じが醸し出されています。その表現が、より役を色濃く表現していたと思います。

特に6話の終盤ではセリフを重ねるシーンがありましたが、凌大の持っている芯の強さのようなものが前面に出ていて、とても良い影響を受けました。

(C)「gift」製作委員会
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