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『キングダム』「シーズン6 エピソード1」振り返り|秦はどう立ち向かう?

【今週のアニメ『キングダム』の話題は?】第1話「秦の障壁」趙の宰相 李牧の存在感があらわに──秦はどう立ち向かう?

『キングダム』は、紀元前中国の戦国時代を舞台にした人気漫画作品です。そして、この秋、アニメ第6シーズンいよいよスタートしました!

こちらでは、アニメ『キングダム』シーズン6 エピソード1「秦の障壁」の内容を簡単にまとめ、そのあらすじを振り返っていこうと思います。

 
※第1話の内容に言及しています。

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紀元前、中国西方の秦国(しんこく)。「天下の大将軍」を目指す元・下僕の信(しん)は、誰も成し遂げたことのない「中華統一」による乱世の終結を願う秦王・嬴政(しんおう・えいせい)と志を同じくし、秦軍所属の「飛信隊(ひしんたい)」隊長として戦場に身を置いていた。一方、政敵であった相国・呂不韋(りょふい)から国の実権を取り戻した嬴政は、軍総司令・昌平君(しょうへいくん)や法家・李斯(りし)らの協力のもと、中華統一による新たな「法治国家」建国の実現に向け動き始める。進攻を目論む秦軍は、新拠点「黒羊丘(こくようきゅう)」から趙国(ちょうこく)西部の攻略を狙う。しかし、秦国による中華統一の動きを危険視し、いち早く対策を講じた趙国の天才軍師・李牧(りぼく)の戦略により計画を阻まれることになる。これに対し昌平君は、趙国王都・邯鄲(かんたん)近くの都市・鄴(ぎょう)を攻める奇策を提案。李牧に対抗するため、優れた軍略家である王翦(おうせん)、そして、桓騎(かんき)、楊端和(ようたんわ)率いる三軍による連合軍が結成される。さらに、大きな期待を寄せられた新世代・信「飛信隊」、蒙恬(もうてん)「楽華隊(がくかたい)」、王賁(おうほん...

 

エピソード1「秦の障壁」あらすじ 

秦の王都 咸陽(かんよう)の玉座の間から幕を開けた今シーズン。秦王 政(せい、後の始皇帝)と趙の宰相 李牧(りぼく)との舌戦が始まります。

この様子を見ていく前に、そもそも、李牧はなぜ敵国であるはずの秦にいるのでしょうか? まずは、ここを思い出しておきましょう。

李牧は、前シーズンに描かれた「黒羊丘(こくようきゅう)の戦い」(秦vs.趙)の後、斉の国王とともに秦国入りをしています。これは、秦の外交官 蔡沢(さいたく)の手腕によって実現した、秘密外交になります。

斉王との話し合いが、前シーズンの最後(シーズン5 エピソード13)だったので、次は李牧の番というわけなのですね。

 

政と李牧の舌戦

というわけで、政と李牧の場面です。

李牧は政に向かって、“中華統一をあきらめ、七国同盟(現在争っているすべての国が不戦の約束をする)を結ぶべきだ”、と言い放ちます。彼がわざわざ敵国までやってきたのは、多くの血が流れる前にこれを政に言うためだったのですね。“戦の根絶”を願っている、平和主義者ならではの意見です。

これに対して政は、“そんなことでは変わらない、「根本」を変えなければダメだ”、と李牧に相対する返答をします。さらに、「秦は武力を以って趙を含む六国全てを攻め滅ぼし、中華を統一する」とも宣言! これは、“中華全体をひとつにしなければ恒久的な平和は望めない、自分は悪く思われてもいい”、という考えです。

こうして2人の舌戦は決裂。どちらも平和を願っているのにそれを実現する手段が異なる、というなんとも歯がゆく、しかし決定的な決裂です。

 

飛信隊の入隊試験

さて、もう一方の主人公、信(しん)は何をしているかというと−−。新兵1000人の採用試験です。

飛信隊への加入を希望する者は6000人。この中から、1000人を選抜しなければなりません。

そこで、身体能力の高い者を選ぶために、厳しい体力試験が行われます。体力と根性の飛身隊入隊試験。応募者たちの中には、試験内容に文句をつける者たちもあらわれます。

そんな彼らに対応したのが、飛信隊の頼もしい面々です。崇原(すうげん)・松左(しょうさ)・我呂(がろ)らは、喧嘩ごしの応募者たちに試験内容の価値を伝え、ついでに隊長 信の強さと隊全体の魅力をアピール。「ますます入りたくなっただろ」と言われ、根性を再度奮い立たせる応募者たちでした。

また、応募者の中には、弓のたいへん上手い兄弟がいて、河了貂(かりょうてん)ら試験官もびっくり。年若い兄と弟の2人が、体力試験では落ちてしまったものの、通常の十倍以上の距離から的を射ってみせたのです。特別に合格をもらった2人の名は、兄が蒼仁(そうじん)、弟が蒼淡(そうたん)でした。

賑やかな採用現場はギャグ面も多々。そもそも、隊長の信は遅刻ぎりぎりに来るし、大声で号令を掛ける渕(えん)さんは緊張気味だし、となんだか愉快です。そして、最後の信の「お前らもう大武功めがけて走り続ける飛身隊なんだからよ わかったら気合い入れていけよ、お前らァァ!!」です! やはり締まりますね。

 
 

新しく加わった声優さんたち

こうして新たに飛信隊に入った仲間たちですが、声優さんのご紹介もどうぞ!

飛信隊

・蒼仁(そうじん)役は、小村将さんです。
小村さんは、5月7日のお生まれで、栃木県ご出身です。代表作に、『七つの大罪 黙示録の四騎士』パーシバル役など。

 
・蒼淡(そうたん)役は、林大地さんです。
林さんは、11月12日のお生まれで、群馬県ご出身です。代表作に、『幼女戦記』ノイマン役など。

 
・干斗(かんと、試験内容に文句つけた人)役は、林勇さんです。
林さんは、4月2日のお生まれで、神奈川県ご出身です。代表作に、『東京リベンジャーズ』佐野万次郎(マイキー)役、『ハイキュー!!』田中龍之介役など。

趙軍

・舜水樹(しゅんすいじゅ、李牧傘下)役は、坂泰斗さんです。
坂さんは、12月18日のお生まれで、福岡県ご出身です。代表作に、『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』藤宮周役など。

 
・馬南慈(ばなんじ、李牧傘下)役は、手塚秀彰さんです。
手塚さんは、12月5日のお生まれで、栃木県ご出身です。アニメ代表作に、『機動戦士ガンダムUC RE:0096』スベロア・ジンネマン役など。外国映画の吹き替えではサミュエル・L・ジャクソンさんの役など、数多くの作品にご出演されています。

 

まとめ 

新たなスタート地点

今回のエピソード1は、秦王 嬴政が本格的に中華統一のための戦を進めるに当たって、趙の李牧という、まさに「秦の障壁」の存在感があらわされた回でした。

西に位置する秦が東に攻めていくときに、必ずぶつかるのが趙なのです。黒羊という拠点は手に入れたものの、中華統一に向けた本格的な趙攻めがこれから始まります!

一方の信は、戦いがひとつ終わってほっとした日常シーンと言いたいところなのですが、黒羊から咸陽には戻らず、途中の太近(たいきん)で、新兵の募集です。原作漫画によると、どうやら黒羊丘戦での戦果が認められて、本営から新兵登用のためのお金が送られてきたからとか。

新生飛身隊はアニメ制作という点でも、シリーズ引き続きのベテランの方々と新たに加わった方々とで、新鮮なスタートだったのでは、と想像してしまいます。

 

来週は エピソード2「激動の起こり」

李牧という壁を越えるために、政や軍師 昌平君(しょうへいくん)らが、どんな作戦を立てるのか。そして、実際の現場にいる兵士たち、つまり信たちはどんな動きをすることになるのか。
早く見たいです!

 

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