
恋愛×ギャグで心がほっこり! ロボットメイドと御曹司のラブコメ――秋アニメ『機械じかけのマリー』主演 東山奈央さんインタビュー|ロボットと人間、2面性を持つキャラクターを演じる難しさ
もしも東山さんが――高性能ロボットメイドを手に入れたら!?
──マリーには“パーティー優先モード”や“恋人モード”などの機能が搭載されています。東山さん自身には、何モードが搭載されていますか?
東山:そうですね……。やっぱり“仕事モード”じゃないかなぁ?
──ワーカホリックが発揮してますね(笑)。
東山:あはははは! 「行ってきまーす」ってお家を出た瞬間、仕事モードになっていると思います。もちろん自宅でも台本のチェックとか仕事をしますが、やはりどこか“お家モード”のままです。だから最近は家ではないどこかでチェックすることが多いですね。家に帰るとオフっちゃうので、外のいるときのほうが私は元気です。
──仕事モードのほうが元気?。
東山:家にいると前日までの疲れを引きずってぽやぽやしちゃったりするけど、仕事モードの私はアドレナリンが出ているのか、すっごく元気なんです。ちょっとした体調不良は仕事で治せます!
──ちゃんと病院に行ってください!(笑)
東山:あはは、でもお仕事だけじゃなくて人との会話も、どんなに親しい人が相手でも多少は気を張るじゃないですか? 楽しく会話をしていると、アドレナリンが出ちゃいますし。しかも声優のみなさんって、おしゃべりがおもしろい方が多いので、ついつい話し込んじゃうんです。カメラが回ってるわけじゃないのにトークショウとか番組収録なのかなってくらいはしゃいじゃって、気づくと元気になってます。なので、家から一歩でも外に出たら、私に搭載されている“お仕事モード”が発動します!
──もしも東山さんがマリーのような高性能ロボットメイドを手に入れたら、なにをさせたいですか?
東山:私は家事はまったくできなくて……(笑)だから家事やってほしいですね。家のこと全般です!
──家事全般ですか(笑)。
東山:料理と洗濯ができないだけじゃなくて、さらにスケジュールも覚えられないから、マネージャーさんのお手伝いもお願いしたいです。私、たまにスタジオを間違えちゃうんですよね……。
──えええ!? それは大変です。
東山:そうなんです。絶対にダメなんですけど。マネージャーさんから「明日のスタジオはいつもと違います! ◯◯ですから気を付けてください!」と、赤字でメールが送られてくるので、助けられています。他にも電車もよく乗り間違えるし、結構日々ドキドキしながら生きています。
──あれ? 東山さんは東京育ちですよね?(笑)
東山:はい。でもよくわからなくなっちゃいます。苦手な路線は分かっているので、そこを使うときは要注意なんです(笑)。
──最後に放送を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。
東山:いままでにも恋愛モノの作品に関わらせいただきましたが、メインヒロインをやらせていただいた作品はそこまで多くなくて。そういった意味合いでも『機械じかけのマリー』で任せていただくものが多かったと感じますし、いろいろなセクションのスタッフさんとお話させていただけたことで、皆さんこの作品に惚れ込んで取り組まれてきたのだということも伝わってきました。私もマリーやアーサーの素敵な恋物語をしっかりお届けできるように、そして作品全体のメリハリを作っていけるように、精いっぱい演じさせていただきました。
本作は視聴者のみなさんの恋心をキュンキュン刺激されるような、とても素敵なお話です。原作ファンの方々にも喜んでいただけるような、ものすごくクオリティーの高い作品だと感じます。アニメーションの美しさ、キラキラしたキャラクター、シリアスとギャグのメリハリなどなど、いくつものこだわりが随所に散りばめられています。
そして音楽もまた、恋もギャグも盛り上げてくれるんです。私はこの作品でダビング作業(音付け)を見学させていただいたのですが、ものすごく刺激を受けました。見学で得た経験も、後のアフレコに還元することができたと思います。
原作ファンの方は当然ですが、ご存じない方も楽しんでいただける作品です。一話から笑顔で見ていただけたら嬉しいです。放送をお楽しみに!
[文&写真・佐藤ポン]
作品情報
あらすじ
元天才格闘家の少女・マリーは人間としての身分を隠し、人間嫌いの大財閥の御曹司・アーサーの屋敷に“機械人形”として働くことになったが・・・
──正体がバレれば即処刑!?
“機械人形”として、持ち前の無表情を活かして職務を全うし、アーサーの命を狙い襲い来る暗殺者から彼を守るため奮闘する。
しかし、マリーを溺愛するアーサーに人間だとバレるピンチも訪れ、日々ヒヤヒヤ、ドキドキ!
ロボットのふりをするメイド×人間嫌いな御曹司
笑って泣けるハートフルラブコメディ開幕!
嘘から始まる主従関係が、やがて思いがけない恋へと発展していく。
キャスト
(C)あきもと明希・白泉社/機械じかけのマリー製作委員会
















































