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『名探偵コナン』怪盗キッドの解説・情報まとめ&登場回一覧

華麗に夜空を舞う“月下の奇術師”──『名探偵コナン』怪盗キッドの情報まとめ|登場回一覧や注目エピソード、プロフィール、正体、両親、好敵手、ビッグジュエルを狙う理由など一挙に解説!

『名探偵コナン』は、週刊少年サンデー(小学館)にて1994年より連載中の青山剛昌先生が描く人気推理漫画。TVアニメシリーズは長きにわたり親しまれ、劇場版も大ヒットを記録しています。

怪盗キッドは“月下の奇術師”や“令和の魔術師”の名でも呼ばれ、巨大なイリュージョンのような鮮やかな手口で人々を熱狂の渦に巻き込む大怪盗。1987年より連載中の『まじっく快斗』からのゲストキャラクターです。

本稿では、そんな怪盗キッドの情報をまとめてご紹介。登場回一覧や注目エピソード、プロフィール、正体、両親、好敵手、関連人物、ビッグジュエルを狙う理由など一挙に解説していきます。

※本稿には、『名探偵コナン』『まじっく快斗』のネタバレが含まれます。

 

目次

怪盗キッドのプロフィール

 

年齢:17歳
身長:174 cm
体重:58 kg
血液型:B型
誕生日:6月21日
CV:山口勝平さん

ビッグジュエルを専門に盗みを働く、神出鬼没で大胆不敵な大怪盗。犯行前には予告状を用意し、観客(野次馬)の前で華麗に獲物を盗み出します。変装が得意で、声色も自由自在。鍵開けの能力にも長けています。

国際犯罪者番号の「怪盗1412号」が正式名称で、当時若手小説家であった工藤優作が「1412」のナンバーを「KID」と読んで「怪盗キッド」の愛称が定着。他に「月下の奇術師」「令和の魔術師(ウィザード)」などの呼び名もあり、灰原 哀は「ハートフルな泥棒」と評しました。

怪盗キッドが最初に出没したのは18年前のパリ。その10年後に忽然と姿を消して死亡説も流れましたが、さらに8年後の現在、再び復活して主に日本で活動しています。

数々の特殊な道具を使用

白スーツにマントを羽織り、シルクハットと右目にはモノクル(片眼鏡)を装着。モノクルのクリップ部分は四葉のクローバーのマーク入り。華麗に出現してキザな言葉と魔法のようなマジックを披露するキッドは、特殊な道具を駆使しながら獲物だけでなく人々の心をも掴んでしまいます。

折りたたみ式ハングライダーはマントの下に仕込まれており、ベルトのバックルに収納されたリモコンを使って開閉。トランプカードが発射されるトランプ銃は、基本的に殺傷能力はなく、主に威嚇や牽制で使用しています。

怪盗キッドが守り抜くルール

怪盗キッドは殺傷能力の高い武器は使用していません。決して人を殺すことはなく、キッドを追う中森警部やコナンも、「怪盗キッドは殺人をしない」という認識を持っています。

宝を盗む前に必ず予告状を出すのもキッドのルールで、キザな文言と難解な暗号、似顔絵のマークが特徴。警察はこの似顔絵マークで本物かどうかを見分けているようです。また、盗んだお宝が目当てのものでなければ速やかに返却します。

 

怪盗キッドの正体は黒羽快斗(くろばかいと)

世間を騒がせる怪盗キッドの正体は、江古田高校2年生の黒羽快斗。初代怪盗キッドである父・黒羽盗一の後を継ぎ、二代目怪盗キッドとなりました。世界的マジシャンである父親から教わったマジックは見事な腕前。日常的にマジックを披露し、お調子者ですが誰からも好かれる人気者です。

優れた記憶力、鋭い洞察力、高い推理力の持ち主で、IQ400の天才かつスポーツも万能(アイススケートは苦手)。嫌いな食べ物は魚で、目にするのも嫌がるほど。工藤新一とは顔が瓜二つで声も似ています。(声優は共に山口勝平さん)

 

元々は『まじっく快斗』のキャラクター

 

『まじっく快斗』とは?

『まじっく快斗』(著:青山剛昌先生)は1987年より連載中の漫画。主人公・黒羽快斗=怪盗キッドがマジックを駆使して華麗な盗みを披露する人気作です。登場人物の名前に色が入っているのが特徴。

『名探偵コナン』でもお馴染みの怪盗キッド、キッドを追う中森銀三警部、高校生探偵の白馬 探らは、『まじっく快斗』からのゲストキャラクターなのです。

TVアニメ『まじっく快斗』が2010年4月から不定期で放送。その後、TVアニメ『まじっく快斗1412』が2014年10月からレギュラー放送されました。

ビッグジュエルを狙う理由

世界的マジシャンである初代怪盗キッドの黒羽盗一を父に持つ快斗は、父の死の真相を探るため2代目怪盗キッドになることを決意しました。マジックショーでの事故死だと思われていた盗一ですが、実は何者かに殺害されたのだといいます。

後に、犯人は伝説の宝石・ビッグジュエルを追う謎の組織であることが判明。世界中に散らばるビッグジュエルのいずれかには、命の石「パンドラ」が眠っており、不老不死の力を秘めていると言われています。宝石を月の光にかざすと、パンドラが隠されているかどうか分かるのだそうです。

パンドラをめぐって父が組織の人間に殺されたと知った快斗は、組織よりも先にパンドラを見つけ出して破壊することを目的に、獲物をビッグジュエルに絞って狙い続けているのです。

7年ぶりに『まじっく快斗』の最新話が掲載

週刊少年サンデー2024年20号、21号、22・23合併号にて、『まじっく快斗』の7年ぶりとなる最新話が登場。「グリーン・ドラゴンの巻」のタイトルで前編・中編・後編と3週連続で掲載されました。

 

父は初代怪盗キッド/黒羽盗一

快斗の父親は黒羽盗一(くろばとういち)。「東洋の魔術師」と評される世界的なマジシャンにして初代怪盗キッド。8年前にマジックショーの事故で命を落としたと思われていましたが、実はパンドラを狙う組織により殺されたといいます。(その後、「怪盗コルボー」という黒い衣装を纏う怪盗が登場しており、正体不明ですが盗一そっくりの姿や口調で快斗の前に現れました。)

快斗がかなわない手品師は世界でただ一人、尊敬する黒羽盗一だけ。盗一が幼い頃の快斗に教えた「ポーカーフェイスを忘れるな」というマジシャンの心得は、今も快斗の中に強く残っています。

 

母は怪盗淑女(ファントム・レディ)/黒羽千影

快斗の母親は黒羽千影(くろばちかげ)。元泥棒で通り名は怪盗淑女(ファントム・レディ)。「昭和の女二十面相」と謳われた女盗賊であり、凄腕で知られていました。18年前、殺されそうになっていたところを当時怪盗キッドであった盗一に助けられ、そのまま口説かれて怪盗を引退。

怪盗淑女を世間の記憶から消してその身を守るため、盗一は自身が大怪盗になることを決意。マジックショー用にあつらえたアルセーヌ・ルパンをオマージュしたという衣装を怪盗用の衣装とすることに。現在千影は海外に滞在していますが、怪盗キッドを継いだ息子のことを気にかけています。

 

黒羽家と工藤家の関係

 

工藤新一の母・工藤有希子は、変装術が得意な元大女優。かつて役作りのために盗一に弟子入りしており、友人であるシャロン=ヴィンヤード(ベルモット)と共に彼から変装術を学びました。有希子は幼い快斗とも会ったことがあります。

新一の父・工藤優作は世界的に有名な小説家で、代表作は『闇の男爵(ナイトバロン)』シリーズ。若き日の優作が、新聞記者による走り書きの「1412」を「KID」と読んだことから「怪盗キッド」いう呼び名が広まり、結果的に名付け親に。

当時のキッドは盗一であり、超人的推理力を持つ優作とは良きライバル同士。奇しくも現在は息子たちにその関係が引き継がれています。盗一と優作の関係については、劇場版第27作『100万ドルの五稜星』にて重大な事実が明かされました。

 

「キッドキラー」江戸川コナン/工藤新一

 

キッドとコナンは泥棒とそれを追う探偵という関係。「キッドキラー」とも呼ばれるコナンですが、実はコナンよりも先に新一がキッドと対決しています。「集められた名探偵! 工藤新一VS怪盗キッド」では、新一が警察に協力してキッドを追い詰めていました。

キッドは「コナン=工藤新一」の秘密を知るうちの一人で、容姿が似ていることを利用して新一になりすますことがあり、時にその変装でコナンの身バレを防いで窮地を救うことも。コナンがあえてキッドを見逃す場面もあり、馴れ合うことはなくとも互いに認め合い、状況によっては協力関係になることもあります。

 

怪盗キッドを追う高校生探偵・白馬 探

江古田高校2年B組の白馬 探(はくばさぐる)は、警視総監を父に持つ、英国帰りの高校生探偵。キッドと同じく『まじっく快斗』からのゲストキャラクター。ロンドンブリッジハイスクールから、快斗のクラスに転入してきました。キッドのことを「僕の思考を狂わせた唯一の存在」と評しています。

自信家で探偵としての実力は高く、鋭い洞察力と優れた推理力の持ち主。科学分析により怪盗キッドの正体に辿り着き、キッドの追跡に執念を燃やしています。「快斗=キッド」であるという前提で会話をするため、快斗はその都度「オレはキッドじゃねぇ」と否定。

深い読みでキッドの進入路を看破し、逃げられないよう念には念を入れて対策するなどキッドを手こずらせる好敵手。ただし、自分が捕まえるまでは誰にも負けてほしくないという思いを抱いているらしく、自身が日本にいないときには快斗にわざわざ電話をかけ、入手した情報を提供するなどして声援を送っていたこともあります。

快斗も白馬の実力を認めている様子で、白馬が不在のときには「やっぱ白馬の野郎がいねーとスムーズ過ぎて張り合いがねーなァ…」と口にしています。

 

関連人物

寺井黄之助(じいこうのすけ)

盗一の元付き人。盗一が事故死ではなく何者かに殺されたとして、犯人をおびき寄せるために一時期怪盗キッドになりすましていました。その活動時に快斗と再会し、現在は快斗の相棒としてあらゆるサポートをしています。心配性の側面があり、大きな案件の前には胸騒ぎを感じて“快斗ぼっちゃま”に不安を漏らすことも。

中森銀三(なかもりぎんぞう)

警視庁刑事部捜査二課知能犯捜査係の警部。中森青子の父。キッドの逮捕に執念を燃やしています。18年前からキッドを追い続けていますが、代替わりが起きている事実には気づいていないようです。

茶木神太郎(ちゃきしんたろう)

警視庁刑事部捜査二課知能犯捜査係。階級は警視。キッド捜査の責任者で、中森警部の上司です。初登場では現場で陣頭指揮を執り、切れ味抜群の熱血ぶりを見せていましたが、現在は中森に現場を任せている模様。

中森青子(なかもりあおこ)

中森警部の娘。快斗の幼馴染でクラスメイト。快斗を意識していますが、少々子供っぽいところがあり恋愛には疎い様子。キッドの正体を知らず、警察官の父を困らせるキッドを嫌っているようです。

小泉紅子(こいずみあかこ)

赤魔術を使う魔女。キッドの正体が快斗であると看破しており、思い通りにならないキッド=快斗に執着していくうちに、想いを寄せるようになります。

スネイク

『まじっく快斗』のキャラクター。8年前、快斗の父・盗一の命を奪ったという謎の組織の構成員。「パンドラ」を狙い、キッドの前に度々現れます。

スパイダー/ギュンター・フォン・ゴールドバーグ2世

アニメ『まじっく快斗』のキャラクター。世界最高峰の殺し屋であり、表向きはイリュージョニスト。パンドラを探す謎の組織の命令により、キッドの命を狙っています。

鈴木次郎吉(すずきじろきち)

鈴木園子の伯父で、鈴木財閥相談役。かつてキッドに新聞の一面を奪われたことからキッドを激しく敵視するようになり、キッド捕獲に人生をかけています。キッドをおびき出すための宝石や仕掛ける罠への投資は惜しみません。

鈴木園子(すずきそのこ)

帝丹高校2年生で毛利 蘭の親友。鈴木財閥の令嬢で、“キッド様”と呼ぶほどにキッドの熱烈なファン。恋人である京極 真に一途ではあるものの、彼の前でもキッドを褒めてしまい、京極の嫉妬心を燃え上がらせています。

京極 真(きょうごくまこと)

杯戸高校空手部主将で400戦無敗を誇る、通称「蹴撃の貴公子」。恋人である園子にぞっこんで、園子が熱を上げるキッドに激しく対抗心を燃やしています。次郎吉から「世界最強の防犯システム」と評されるほどの身体能力の持ち主で、キッドも悪戦苦闘。

毛利 蘭(もうりらん)

工藤新一の幼馴染で、現在は恋人同士に。これまでキッドが新一に変装した際、最初は騙されることもありましたが、新一らしからぬ言動からキッドの変装であることを見抜いてきました。

降谷 零(ふるやれい)/バーボン/安室 透(あむろとおる)

警察庁警備局警備企画課に所属。「トリプルフェイス」を使い分け、表の顔は探偵であり喫茶ポアロの店員「安室 透」、その正体は公安警察・通称「ゼロ」に所属する「降谷 零」であり、「バーボン」のコードネームで黒ずくめの組織に潜入中。

「漆黒の特急」である人物に変装したキッドと対峙した降谷は、「キッドVS安室 王妃の前髪」で再び対面した際に、「どこかで会った気がするんだが」と、キッドに何やら感じたことのある空気を察知していました。

服部平次(はっとりへいじ)

西の高校生探偵。大阪府警本部長で警視監の服部平蔵の息子。「キッドVS高明 狙われた唇」でキッドが平次の幼馴染である遠山和葉に変装し、変装だと気づかなかった平次に壁ドンされてキスされそうになったという苦い経緯があり、『100万ドルの五稜星』ではキッドに恨みを持つ平次との因縁の対決(⁉︎)が繰り広げられます。

 

 

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