
『アイドルマスター シンデレラガールズ』Webラジオ「CINDERELLA REAL PARTY!(デレパ)」第11回目のリアルイベント、昼の部&夜の部レポート|“フェス”をテーマに下地紫野さん、梅澤めぐさんが地元のお祭りをPR!
2025年11月23日(日)に、東京・科学技術館 サイエンスホールにて、『アイドルマスター シンデレラガールズ』(以下、『デレマス』)のWebラジオ「CINDERELLA PARTY!」のリアルイベント「CINDERELLA REAL PARTY! 11 Shall we AMUSEMENT???」が開催。
番組主宰の原紗友里さん(本田未央役)、青木瑠璃子さん(多田李衣菜役)による本イベントは、開催11回目を迎えます。ゲストとして下地紫野さん(中野有香役)、梅澤めぐさん(辻野あかり役)が登壇し、11回目のイベントの開催を彩りました。
トークパートでは、“フェス”をテーマに沖縄出身の下地さんと、北海道出身の梅澤さんが地元のお祭りのPR対決が実施。ライブパートでは、『デレパ』のイベントでは恒例ともいえる、梅澤さんと、下地さんのソロステージなどが披露されました。
イベントの終盤には、原さん、青木さんを加えた4人で、デレパの館からの脱出劇を描く「Home Sweet Home」で会場が笑いの渦に。本稿では、そんな会場の模様をレポートとしてお届けします。
テーマは“フェス”! 楽器をもった声優陣がロックに登場!
Webラジオ「CINDERELLA PARTY!」の11回目となるリアルイベントでは、開幕前に主宰によるアナウンスが。「周りのお客様に迷惑のかからないよう」と入念に放送され、少しおかしなアナウンスに、会場では笑いが飛び交いました。
その後、ロックナンバー「Trust me」が流れ、リスナーが考えたキャッチフレーズにあわせて、原紗友里さん、青木瑠璃子さんが登場。原さんはカスタネット担当、青木さんはギター担当とのことで、それぞれの楽器を手にしていました。ド派手な登場となった今回のイベントのテーマは“フェス”。原さんは、「サンサンと照りつける太陽。遠くから聞こえてくる音漏れ。出演者はもちろん、会場のみんなも、今これを見ているみんなも、フェス気分で楽しんでいくぜー!」と挨拶。青木さんも「コールアンドレスポンスでキメておいた方が良いじゃないですか~」と続け、主宰の二人とのやりとりに、会場から歓声が湧き上がりました。
原さんが「メンバー紹介に戻るぜ」と、ゲストも同じく、リスナーの考えた決め台詞に合わせて登場することに。原さんの「いち、にー、さん、しー! 下地紫野!」というコールで、下地紫野さんは「みんな、今日は最高の一日にしようぜ!」と、マラカスを持って元気よく登場。青木さんの「北が産んだゴーイングマイウェイの化身、梅澤めぐ!」というコールで呼び込まれた梅澤さんは「おまえらぁ! 山形りんご食べてきたかぁ!」と右手にカスタネットを持ち、「ここから伝説始めそうぜ」とカッコいいMCも披露しました。
“フェス”にちなみ下地さん、梅澤さんが地元のお祭りをPR!
一つ目のプログラムは、事前に募集していたお便りに答えていく「Talking actors」へ。
地元のお祭りやアミューズメントなどの話を聞きたいというお便りでは、沖縄出身の下地さんと、北海道出身の梅澤さんの地元PRが行われました。沖縄出身の下地さんは、ギネスにも認定されている大綱引きが魅力という「那覇大綱挽まつり」について、大きい綱を道に置くために中央分離帯を外すことや、出店、花火など、大規模な祭りだということをアピール。「10月だとまだまだ沖縄は暑いので、沖縄らしさを楽しめる祭りなんじゃないかなと思います」と言い、会場から拍手が送られました。
原さんが、行きたいと思った度合いのゲージを片手で表す一方、梅澤さんから「ちょっと待ったー!」と、今度は北海道のPRタイムへ。北海道は、100種類以上のビールを楽しめる“さっぽろ夏まつり”、氷像やグルメを楽しむ“さっぽろ雪まつり”などがあるため、梅澤さんは「北海道はシーズンを通して何かしらのお祭りがあります」と、北海道も負けていないことをアピールしました。しかし、原さんのゲージは、下地さんの時より上がらず……。それを上げようとする、梅澤さんは「北海道は美味しい食べ物がいっぱいあります」と追加。下地さんも「沖縄だって美味しいものいっぱいありますよ」と次々と言葉を投げかけます。最後の切り札に、梅澤さんは「私が生まれました」とコメント。会場から笑いが飛び交いました。
二つ目のプログラム「Panic! at the Game!」は、主宰とゲストがゲームをして、一番高得点を獲得した人が報酬『四万』をゲットできるというもの。昼の部のカルタ対決は、“フェス”にかけて“フェイス”、出題者は顔だけでカルタに書かれたお題を表現し、正解の札を数多くとった人が優勝となります。
「優勝者は四万を本当に獲得できます」と話す青木さんに、原さんは「(この番組の)どこにそんなお金があったんだ」と疑心暗鬼に。そんな原さんに青木さんは「(グッズやコミックを)買ってくれたんだよ、みんなが」とコソコソと伝えると、原さんは「ありがとう。みんなの四万円が私の懐の中に」と感謝しました。ルール説明を担当する青木さんによると、顔を使ったゲームとなるため、見せられない顔があったとき配信ではカットされる可能性があるとのこと。青木さんは「その時は察してください」と会場から笑いを取ります。青木さんが「会場に来た人は見放題でーす」と言い、会場から歓声が湧き上がります。
ゲーム本編では、「森の中で見つけたお菓子の家が虫だらけだったときの顔」や「夜寝る前に宇宙のことを考えていたらなんか不安になってきた時の顔」などヘンテコなお題が披露され、原さんに「これは映像では引きかも…」と言わせた変顔をした出題者も現れるなど、会場が大きな笑いに包まれたゲームとなりました。景品の四万を手に入れた優勝者は…?ぜひオンエアをチェックしてみてください!
デレパの館からの脱出が描かれる「Home Sweet Home」で会場がヒートアップ
ライブパートの幕開けは、原さんと青木さんによる『デレパ』10周年記念新テーマソング「でれぱ 拾年の宴」。歌の途中に、じゃんけん大会が行われるといった、ユーモアのある催しも。ラストは二人がステージを去ったと思いきや、ステージ横から真剣な表情をひょっこり覗かせる、10周年イベント「CINDERELLA REAL PARTY! 10 拾年の宴~舟民の舞ww」でも披露された演出となっており、会場を盛り上げました。
ここからのステージは「Singing Park」として、ゲストチームより、おひとりずつ『デレマス』の楽曲が披露。梅澤さんはご自身が役を務める辻野あかりの「トキメキは赤くて甘い」を、下地さんは中野有香の「ヒカリ→シンコキュウ→ミライ」を、歌い上げます。ゲストチームによるフィナーレの曲は、『デレマス』のユニット“ファタ・モルガーナ”が歌うクールなナンバー「Morgana」。キュートな二人とのギャップに、イントロが始まった瞬間、会場から驚きの声が湧き上がります。ひとりが歌っている間、ひとりは振り付けをこなし、完璧に「Morgana」を歌い上げる下地さんと梅澤さん。曲の終盤に差し迫ると、お二人が向かい合って歌う一幕も。
ライブを終えた梅澤さんは、観客との距離の近さについて「初めての体験ができて、とっても楽しかったです」とコメント。下地さんは、「ヒカリ→シンコキュウ→ミライ」を2019年ぶりに披露したとのことで、「6年前………(笑)」と笑みを浮かべると、まだ『シンデレラガールズ』に加入していなかったという梅澤さんと当時を振り返りました。「Morgana」については、下地さんが「(梅澤さんと)一緒に歌えたことが嬉しかったし、向き合って歌えたこともすごく良かった」とコメント。それを聞いた梅澤さんもニコニコと嬉しそうに、仲睦まじい様子を見せてくれました。
さて、ここからはメインのイベント「My Amusement Romance」へ。下地さんが「次の曲は私たちと主宰の二人と………デレパの公録といえば? ねっ皆さんおわかりですね?」と前フリし、流れた楽曲は「Home Sweet Home」。予想外のイントロに戸惑いの声があがるも、「デレパが 呼んでる」の替え歌に会場は大きな笑い声からスタート。
今回披露された「Home Sweet Home ~Derepa Autumn Fes. Collection~」では、デレパの館に迷い込んだAKARI(梅澤さん)と、YUKA(下地さん)の架空の脱出劇が描かれます。そのお二人の後ろには、今回急遽出演を見合わせることになった佐倉薫さんの代役として、番組の作家スタッフ小林さんが小日向美穂のお面をつけて登場。MIHO(CV. 津田美波さん)の「主宰のおふたり、ゲストがいらっしゃいました」というセリフにあわせて、MIO(原さん)、RIINA(青木さん)がステージに揃います。
本楽曲の見どころのひとつは、ユニークな演出。帰りたいと嘆くAKARIとYUKAを目の前にしたMIOは「え? ゲストだよね? ゲストだよね?」と追撃。また、段ボールで作られた番組のキャラクター・でれぱクんを連れてきたRIINAの場面では、青木さんがデレパくんに抱きつくと、AKARIは「あのでれぱクんさん 泣いているみたい」と言い、会場から笑いが巻き起こりました。泣いているでれぱクんに心を痛めたAKARIが「祓ってあげませんか?」と言い、YUKAの空手の力で呪いを浄化することに。お祓いに成功し、愛するでれぱクんが居なくなってしまったRIINAは怒り心頭。代わりに彼女たちを『デレパ』に誘おうと追いかける途中で、観客に「お前たちもだぞー!」といったセリフで会場を盛り上げます。
その後、MIHOが歌うパートでは「単行本出したけど あんまり売れず 詰んだ」と番組が今年発売したコミック本について切なく歌い上げる。おかしな設定に、会場は笑い声が聞こえます。呪いを祓えば元に戻れると考えた、AKARIとYUKAは、MIOを救うことに。YUKAの空手の力で呪いを祓うことに成功し、MIHOはMIOと一緒にネタ出しすることを約束。これで世界平和が訪れる……。
かと、思いきやYUKAに置いてけぼりにされた、AKARI。そっと肩に手をかけるようにMIHOから「呪いなんてもともとありませんよ」と真実が語られます。戸惑うAKARIに、MIHOは「まだ気付いておられないのですか? 主宰の二人はもともとああいう人たちです」と告げ、最後は梅澤さんが「助けて!」と迫真の演技を披露。会場では、終始笑い声が広がっていました。
イベントの閉幕の時間が近づき、それぞれ最後の挨拶へ。番組の通常放送回にも出演してきた梅澤さんは「これが最後にならないことを祈っています」とリアルイベントが楽しかった様子。下地さんは、『デレパ』の過去のパンフレットを見るとゲストがみんな大喜利をやっていたため、自身も挑戦したものの「めっちゃ時間をかけて大喜利したのに、みんな大喜利してなくて…(笑)」と笑いを誘うと「私の気合として受け取って」とコメント。会場から拍手が送られました。
そして青木さんが、急遽代役を務めることになった作家・小林さん(スタッフ)がレッスンに参加した際の舞台裏エピソードを明かすと、原さんも「裏でずっと一人で練習してた」と報告し、会場から拍手が送られます。原さんは急遽の変更について「なんとか形にすることで、きっとかおるん(佐倉薫さん)も、津田ちゃんも報われるかもしれない…という謎の使命感があったけど怒られるかもしれない」とコメント。そして「今回初めて、何も知らずにゲストを見たくて来たよって方も、良ければだいたいこんな感じでやっていますので、本放送も見ていただければと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします」と番組をPRしました。
最後に『デレパ』に関する新情報が発表。リアルイベント「CINDERELLA REAL PARTY! 12」が2026年5月24日に開催決定。青木さんは「今ココにいる人たちは太客の皆さんだと思って今お知らせを先にしておきますので」と言い、「ぜひとも、会員のままでいてください」と本音をあらわにし、会場が笑いに包まれました。ラストは、本番組の曲「デレぱにぱにック」でライブパートを終了。大盛りあがりの中、昼の部は閉会しました。


























































