
「誠一郎は仕事が自分の“生きる意味”になっているんですよね」——『異世界の沙汰は社畜次第』「先⾏上映イベント 〜今⽇は定時退社の社畜たち〜」イベントレポート! 伊東健人さん、前野智昭さん、山口智広さんが登壇
2026年1月6日(火)より、八月八先生による小説を原作としたTVアニメ『異世界の沙汰は社畜次第』が放送開始します。アニメの放送に先駆けて、2025年12月11日(木)に「先⾏上映イベント 〜今⽇は定時退社の社畜たち〜」がグランドシネマサンシャイン池袋にて実施されました。
アニメ第1話~第3話の上映後には、近藤誠一郎役:伊東健人さん、第三騎士団団長・アレシュ役:前野智昭さん、ロマーニ王国の王子・ユーリウス役:山口智広さんが登壇し、キャストトークショーが行われました。
キャラクターの魅力やストーリーの見どころの紹介に加え、アフレコ現場の様子も明かされた本イベントの模様をお届けします。
「誠一郎は仕事が自分の“生きる意味”になっているんですよね」
アニメ第1話~第3話の上映後、伊東健人さん、前野智昭さん、山口智広さんが舞台に登壇。それぞれ自己紹介を終えると、いよいよキャストトークショーが開幕しました。
まずはMCも務める伊東さんから、あらすじ紹介に加え、登壇キャストが演じるキャラクターについての紹介が行われました。
伊東さんが演じるのは、三十路手前のサラリーマン・近藤誠一郎。聖女召喚に巻き込まれた誠一郎は異世界に転移してしまいますが、賓客として迎えられた王宮でも仕事を求めるという社畜気質な人物です。
そんな誠一郎と実は共通点があることを明かした伊東さん。「誠一郎は仕事が自分の“生きる意味”になっているんですよね」と話し、自身も声優の仕事に生きがいを感じていることを挙げると、前野さんや山口さんも同意を示しました。
続いて前野さんが演じるアレシュの話題へ。アレシュは有能かつクールで“氷の貴公子”と呼ばれている人物ですが、前野さんは「(誠一郎と関わることで)ここからもっともっと“お母さん具合”が増していきます」と、物語を通してキャラクターが変化していくことを強調。
山口さんが演じるユーリウスはロマーニ王国の王子。キャラクタービジュアルの穏やかな表情とは裏腹に、第1話で誠一郎に対しては冷たい態度を取っていたユーリウスですが、キャスト陣によると「一番人間味を感じるキャラクター」だそう。物語が進むにつれてキャラクターの見え方が変わっていくことに触れ、山口さんは「後半にかけて楽しみにしていただければと思います」と話しました。
キャラクター紹介後には、キャスト陣それぞれのお気に入りのキャラクターについてトークが繰り広げられました。伊東さんが「(イケメンすぎて)ずるい!」と褒める医局長・シーロ(CV:森崎ウィン)や、存在感が桁違いの宰相・カミル(CV:東地宏樹)、本来主人公ポジションだったはずの聖女・白石優愛(CV:鎌倉有那)など、注目のキャラクターたちがユーモアたっぷりに紹介されました。
「良い男と迎える朝は最高に決まっていますよ、なのに誠一郎は…」
続いては、本イベントで初上映された第1話~第3話の振り返りパートへ。伊東さんはアフレコ現場の雰囲気について「温かかった」、前野さんは第1話のアフレコ時点で映像がほぼ完成していたことに触れるとともに「アフレコがしやすかった」と、それぞれの口から収録の裏話が明かされました。
第2話では、異世界の栄養剤によって中毒症状を起こした誠一郎を救うため、アレシュと誠一郎が一夜を共にすることに。伊東さんが「良い男と迎える朝は最高に決まっていますよ、なのに誠一郎は…」と、アレシュと夜を過ごした後の誠一郎の素っ気ない様子についてユーモアを交えて話すと、客席から大きな拍手と笑いが上がりました。
第3話では、誠一郎が王宮の経理課で職務に奮闘する姿が描かれます。魔法などが登場する異世界を“経理”という側面から描いた本作について、「めちゃくちゃ新しい視点ですよね」と話す前野さん。山口さんも丁寧な描写に驚いたそう。
また、聖女として異世界に召喚された白石優愛(CV:鎌倉有那)が登場し、彼女のミーハーな部分も垣間見えてくる第3話。山口さんは「異世界に来て賓客扱いされて、しかもイケメンだらけで、私は聖女ってなったらね……これはもう仕方ないですよ」と優愛に共感を示し、笑いを誘いました。
各話を振り返ったところで、イベントも終盤に。ここでは伊東さんよりアニメの放送情報や原作・コミックス情報を改めてアナウンス。また、WEBラジオ「サロン de いせしゃち」第3回の配信がクリスマスイブの12月24日に決まり、ファンからも喜びの声が上がったところで、イベントも終了の時刻。
最後に、イベントに集まった観客に向けてキャスト一人ひとりからメッセージが送られました。
山口さんは改めて会場のファンに感謝を伝え、「ユーリウスは第1話から第3話までに出番が多くありませんでしたが、第4話からも引き続き登場します! 彼がどのように物語や人物たちと関わっていくのか、皆さんに見ていただけますとすごく嬉しいです」と言葉を結びました。
前野さんは「今発表されているキャストやキャラクター以外にも、これからも続々と色んなキャラクターが登場します。僕も誠心誠意込めてアレシュ・インドラークを演じましたので、ぜひオンエアを通して我々のキャラクターのことも楽しんでいただければと思います」と深く一礼。
伊東さんは「今日見ていただいた通り、本作は皆さんの愛が溢れる作品です。不穏な瞬間もありますが、最終的にはすごく心が温かくなる作品なので、安心しながら毎週の放送を楽しみにしていただきたいと思います。来年からいよいよ本放送が始まるので、ぜひ楽しみにしていてください!」と笑顔でイベントを締めくくりました。
[取材・文:柴山夕日 撮影:MoA]
作品情報
あらすじ
昼夜を問わず働き続け社畜根性が染みついていた誠一郎は、異世界でも仕事を要求し、王宮の経理課で働くことに。
経理課の立て直しを進める忙しい日々のなか、誠一郎が手に入れたのは『疲れが吹っ飛ぶ栄養剤』。
栄養剤のおかげで、元からあった体調不良も疲労もなくなり感激するが、異世界の魔素耐性のない誠一郎は副作用のせいで命の危機に!
助かるためには、魔力のある人に「魔力を馴染ませてもらう」必要があり、誠一郎は『氷の貴公子』と呼ばれる第三騎士団団長アレシュに身をゆだねることになるが――
キャスト
(C)2026 八月八・大橋キッカ/KADOKAWA/「異世界の沙汰は社畜次第」製作委員会









































