音楽

Sir Vanity 2nd AL「cinéma」桑原聖＆中島ヨシキインタビュー

2025-12-29 12:00

桑原聖さん＆中島ヨシキさんがアルバムの魅力や6年を迎えるグループについて語り尽くす！　ロックバンドプロジェクト「Sir Vanity」2ndアルバム「cinéma」インタビュー

グループ結成から約6年、二人が語る今後のSir Vanityの活動について

──本アルバムの封入特典には「Sir Vanity×斉藤壮馬 2man Liveチケット優先販売申込券」がありますが、こちらのライブについて、ファンの皆様に期待してほしいポイントを教えてください。

中島：多めに見てほしいですね、全部をね。

桑原：（笑）。僕は単純に楽しみです。対バンは今までやったことがないので、僕ら自身も見たい。

中島：横浜BUNTAIでやる今年の年末だけ行けないんですけど、壮馬のライブは今まで全通していて。

世界観がしっかりとあるし、基本的には自分で作詞・作曲をしているアーティストなので、自分の世界観がちゃんと出来上がっている。やりたいことや、やれることが明確にリリースされていて、それがSir Vanityとは全然違うので、この2つの音楽が並んで聴いていただいた時にどうなるかも楽しみです。

あとは、単純にバンドが上手い！

桑原：プロなんだよねぇ。

中島：プロの中でも、だと思うんですよね。ギターのSakuさんをはじめ、壮馬の才能が好きで集まったミュージシャンたちが1つのチームとして成熟しているので、受け取れるものがいっぱいあるかなと思うし、逆に刺激になってくれたら良いなとも思います。シンプルに楽しみが大きいです。

今までSir Vanityを全く聞いたことがない人も来るだろうし、逆もあると思います。斉藤壮馬の曲を知らない人とSir Vanityを知らない人が一堂に会する場だと思うので、どちらも好きになってもらいたいです。

──グループ結成から約6年が経ちますが、改めてお二人から見た「Sir Vanity」とはどのようなグループでしょうか。

桑原：前から割と何でも話せる関係ではありましたが、この1〜2年でより、関係性を実感しました。プライベートの話もしますし、何でも相談できるし、何でも話せます。

あくまで趣味の活動だからという前提もあるのですが、その分活動のスタンスは難しくて。どんなふうに活動していくかを話し合った時に「もうちょっとこういうことに挑戦したい」という話や「これはやりたくない」という話をする機会がすごく多かったんです。だからこそ、お互いのことを深く理解できたと思います。

この1〜2年で本当にホームみたいな感じがより芽生えたなと感じました。「もう6年か！」という気持ちもありますけれど……。

中島：もう6年か……。公私ともに一緒にいる時間が本当に長いんですよね。今年は特に別のコンテンツで一緒にライブもやっていましたし、リハーサルもとにかく多くて。バンドは本業じゃないから練習しないと追いつかないので、ライブ前は週の半分くらい一緒にいます。下半期にもライブがあって、年末にかけて別のコンテンツで大きいライブを一緒に作っていたりもしたので、とにかく一緒にいる時間が長かったです。

一緒にいる時間が長ければ長いほど、嫌な人とは一緒にいられないですよね。バイオリズムも価値観もそうですけど、そういうものが同じじゃなくても一緒にいられる間柄、友達にどんどんなっているのかな。変に気を使わなくなっているのかなと感じて、それが楽ちんで良いですね。

男同士だから変に突っ込まないし、引きもしないし、良いところでドライだけどドライすぎない距離感が、一緒にやっていくメンバーとしてはいいのかなと思います。相談事もあるし、それがバンドのことじゃなくプライベートなことでもみんなに話せる。逆にどこで何してても気にならない、そのドライさと距離感の程良さが、居心地の良さに繋がっている気がします。

──それでは最後に今後の活動の展望と、アルバムを楽しみにしている皆様へのメッセージをお願いします。

中島：来年もすごいんじゃないですか？

桑原：（頷いて）2026年は駆け抜けます！

中島：いやぁ、大変だぁ（笑）。

桑原：頑張りたいなと思っているので、一緒に楽しんでほしいなと思います。それと同時にアルバムも出ますが、きっとどこかで曲も作ると思います。2026年は本当に盛りだくさんの1年になるはずです。

中島：本当は2026年のような活動をずっとやりたいと思いながら5〜6年やってきて、ようやくみんなのスケジュール感の足並みが揃ってきた感じです。

桑原：そうですね。多大なご尽力をいただいています。

2026年は今まで以上にバンドらしい活動ができそうな気がしています。僕ら自身も楽しみたいですし、見に来てくれた、聴いてくれた方が楽しいなと思えるような1年にしたいので、一緒に駆け抜けられたら、と思っています。2027年は何も考えていません。燃え尽きて1年逃亡するかもしれません（笑）。

中島：ふはは！

斉藤くんを皮切りに、たくさんのアーティストの方とも何かできたらいいと思っています。この5年間は家にこもった音楽活動だったと思うので、広がりが出たらいいなと思いますね。それで変わったなと思われてもいいし、変わっていった方がいいとも思う。5年もやっていたら、メンバー全員5歳年を取るわけで、ワークスタイルやライフスタイルも変わってきますから。そんな中で、より等身大の無理のない範囲で、良い意味で適当な活動ができればいいと思います。

それが聴いている人に何かしらヒットすれば良いなというだけの話で、今までもやってきてはいませんがお客さんの形に合わせてどこか凹ませたり尖らせたりはしなくていいのかなと。とはいえ、色々な人に聴いてもらいたいし、色々な人と一緒にやりたいので、そこは柔軟に、スケジュールも柔軟にやっていきたいですね。

今回はたまたま声優アーティストさん（斉藤さん）ですが、いずれバンドさんとも何かできたらいいなと思います。

桑原：ね。縁のあるバンドがいれば良いんだけどね。

中島：どうしても職業柄同じジャンルの人になりがちなのですが、それで活動されているすごい人たちもいっぱいいるのでもっと吸収したいですね。

桑原：たくさん刺激をもらって、次に自分たちももっとこうしたい、ああしたいが出てくるとより楽しそうだしね。

中島：そこに期待していただきたいです。CDも出たしアルバムも出て、ライブもいっぱいできて、今までに比べたら2025年も色々やれた年だったと思いますが、それ以上に「Sir Vanity」を目にする耳にする機会が増やせたらいいなと思っています。

【取材・文：笹本千尋　編集：西澤駿太郎】

Release Information

Sir Vanity 2nd Album「cinéma」

2025.12.24 Release

【音楽】Sir Vanity/Sir Vanity 2nd Album「cinema」

■詳細はこちら

収録楽曲

M01「cinéma」
作詞：渡辺大聖　作曲：桑原聖　編曲：Sir Vanity

M02「プレタポルテ」
作詞：中島ヨシキ　作曲：桑原聖　編曲：Sir Vanity

M03「虚飾」
作詞：梅原裕一郎　作曲：桑原聖　編曲：Sir Vanity

M04「透明なわたし」
作詞：渡辺大聖　作曲：桑原聖　編曲：Sir Vanity

M05「home」
作詞：渡辺大聖　作曲：桑原聖　編曲：Sir Vanity

M06「桜、猫、電車」
作詞：梅原裕一郎　作曲：梅原裕一郎　編曲：Sir Vanity

M07「明日ハレるかな」
作詞：中島ヨシキ　作曲：桑原聖　編曲：Sir Vanity

M08「Dawn」
作詞：中島ヨシキ　作曲：桑原聖　編曲：Sir Vanity

M09「御免あそばせ」
作詞：梅原裕一郎　作曲：桑原聖　編曲：Sir Vanity

M10「とっぴんぱらりのぷう」
作詞：梅原裕一郎　作曲：桑原聖　編曲：Sir Vanity

M11「MUSIC」
作詞：中島ヨシキ　作曲：桑原聖　編曲：Sir Vanity

Sir Vanity presents “Mixtape#1” feat.Soma Saito

Sir Vanity presents
"Mixtape#1" feat.Soma Saito

チケット詳細&開場開演時間を公開！
🔗https://t.co/VCE0R000lX

2026.03.07+03.08
📍TACHIKAWA STAGE GARDEN

12/24発売の2nd Album "cinéma"に
チケット優先販売申込券が封入されます🎫https://t.co/eRoEFtZACD
※初回生産分のみ#SirVanity pic.twitter.com/pNUzVtD8OP
— Sir Vanity (@SirVanity) December 17, 2025