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『地獄楽』第二期 画眉丸役・小林千晃さん、山田浅ェ門佐切役・花守ゆみりさんインタビュー

『地獄楽』小林千晃さん×花守ゆみりさんインタビュー|画眉丸と山田浅ェ門佐切、「対になる存在」を通して自己を知る物語――第二期への意気込みを語る

 

第一期で最も印象的だったシーンは?

──第一期の中で、印象的だったシーンやセリフをお聞きしたいです。

小林:物語の途中からは、いろんなキャラクターにスポットが当たっていきますからね、難しいな……。

花守:そうですね、個性的なキャラクターたちがどんどん動いていく。

今回挙げるとしたら、木人さんとメイちゃんの関係性が大好きですね。あのふたりも、親と子のような対になる関係性を持っている2人だと思っています。

前半の時点では、明らかに異形の姿をした木人さんという人物が、唯一佐切たちに親切に接してくれる、最も人間らしい存在として描かれていました。

そんな中に、あの美しく小さなメイちゃんがいて。あの関係にあるのは愛情だと思うんです。木人さんは、その愛情が本物なのかどうかで葛藤していますけど。見た目は人の形をしていないふたりなんですけど、愛を一番感じる関係性なんですよね。

だから、二期ではこのふたりを見守っていてほしいなと思っています。

 

 

──確かに『地獄楽』って、1対1の関係性がすごく多彩ですよね。親子、師弟など、いろんなバリエーションがあって面白いです。

花守:そうですね。兄弟とかもありますし。

小林:僕は巌鉄斎が好きなんですよね。一期のときからずっと。

二期に入る直前――13話くらいまででもそうなんですけど、後半になるにつれてどんどんシリアスな展開になっていく中で、彼がいることで少し緩和されるというか。

みんなが真剣に作戦会議している中で、「もう難しいことは分からん!行こう!」みたいな感じで(笑)。

──「(戦いは)やるから、終わったらお願いします」みたいな(笑)。

小林:そうそう。『地獄楽』って、文字や設定をすべて理解しながら観ようとすると結構大変な部分もあると思うんです。専門用語も多いですし。

でも、そういう中で「難しいことは分からないけど、関係性とか戦闘が派手だから好き」っていう視聴者の代弁者みたいな存在でもあって。

花守:「しゃらくせぇ!」って言いながら、とりあえず敵をなぎ倒してくれる(笑)。

小林:(笑)。「よく分からんけど、斬りゃいいんだろ!」っていうタイプ。その気持ちもすごく分かるんですよね。だからこそ、こういうキャラがいてくれてよかったなと思います。『地獄楽』という作品の深みを一段増してくれる存在だと思います。

花守:うん。ある意味で、士遠と巌鉄斎って、仲間たちを精神的に支えてくれている柱みたいな存在なんですよね。

士遠はすごく整然としていて、時々ちょっとしたギャグを言っても誰も突っ込まない、みたいなお茶目なところもあるけれど、ちゃんとみんなを守る先生として行動してくれる人。

そして巌鉄斎は、何かが停滞しそうになった時に、「もう行こうぜ!」って強引に風穴を開けてくれるような存在。

この2人がいたからこそ、物語が前に進んでいったと思っています。本当に支柱のようなキャラクターだなと感じました。

 

物語とリンクしたアフレコ現場

──第一期のアフレコについてもお聞きしたいです。当時は分散収録だったと伺いました。おふたりはどんな形で収録されていたんですか?

花守:そうですね。私たちは比較的ちゃんとペアで録れていました。

小林:結構物語の中の関係とリンクしているんじゃないかって思っていて。一緒にいないキャラとは、ほんとに一緒に録らないっていう(笑)。

花守:神仙郷の別の場所にいるグループとは、本当に会わないんですよね。

──「あいつらもどこかで戦ってるんだろうな」みたいな。

花守:そうそう(笑)。

小林:当時、士遠やヌルガイ、亜左兄弟とは一度も生で掛け合いをしたことがないんですよ。

終盤の巌鉄斎と付知、メイちゃんや木人さんとは一緒に録れていたと思います。そのあたりの収録では、僕らがやりやすいように調整してくださっていた感じがしましたね。分散収録ではあったけれど、すごく丁寧に組んでいただいていたと思います。

花守:私も、仙汰や杠と一緒に録ることが多かったですね。だから本当に漫画そのままのペアリングだったというか、現場でもよく「〇〇組」って呼んでいました(笑)。

──おふたりで収録する中で、お互いに「すごいな」「さすがだな」と思った部分を教えてください。

花守:いやもう、ずっと作品の柱ですよ。画眉丸と小林さんは。士遠殿と巌鉄斎が皆を引っ張ってくれてるって話をしましたけど、なんだかんだ、みんながどうしようかと迷っている時に「いや、もうやるしかないだろ」って言葉をくれるのは、画眉丸なんですよね。

そのセリフを言ってくれる小林さんの演技に背中を押されて、みんなが「前に進むしかない」と思える。やっぱり、そういう意味でもうちの柱だなと思います。

あと、奥さんの話をしている時がずるい(笑)。あんなに淡々として、強く「行くぞ!」って感じだった画眉丸が、妻の話になると急に優しい声色になるんです。

 

 

──それはやっぱり意識されて?

小林:まあ、そうですね(笑)。画眉丸にとって妻は特別な存在なので、そこは自然とトーンが変わるというか。

花守:突然愛妻家の一面を見せられた時は、後ろの女性陣がみんな腕を組んでうなずいてました(笑)。

──本番中に?

花守:はい(笑)。画眉丸の妻を演じる能登麻美子さんが一緒に入られてる時とかもあって、2人の会話を聞いて「これか……!」って(笑)。

──(笑)。

花守:小原(好美)さんと「いいなあ……」って言ってましたね。

──では逆に、小林さんから見た花守さん、佐切はいかがですか?

小林:やっぱり、画眉丸にとって佐切は最初から今に至るまで、ずっと信頼できる相手なんですよね。

彼女がいることで安心感がある。二期ではペア行動というよりも、団体行動や、これまでとは違うキャラクターとの組み合わせが多くなっていくんですが、やっぱり佐切と話している時が一番安定するというか、心が落ち着く感覚がありますね。

花守:やっぱり2人での掛け合いが多かったですからね。でも、二期になって人が一気に増えた瞬間、「あれ? そういえば最近あんまり話してないな」って(笑)。

みんなで話す機会がすごく増えたというか。

小林:ほんとに作品とリンクしてる感じでした。物語が進んで登場人物が増えるにつれて、アフレコ現場もどんどん人が多くなっていったんです。

花守:そうそう。なんだったら今は、みんなで一緒に録れているので、本当に賑やか。現場もすごく明るい雰囲気ですね。

 

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